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CIID Winter School Tokyo レポートService Design - Day2

前日のインタビュー結果の共有

今日は昨日のインタビューで得た結果をチームメンバーに共有するところから始まりました。共有はポストイットを使用して行いました。ポストイットに以下のような分類でインタビューの結果を記載していきます。

- インタビュイーが言ったことをそのまま書きます。誰が言ったかも書きます。(本名でなくてOK)
出来るだけ言った通りそのままの文章で書いていきます。1枚のポストイットあたり1つの文章だけ書きます。

- インタビュアーが感じたことを書きます。
五感で感じたこと(例:汗をかいていた、駅が臭かったなど)をつまらないと思えるようなことでも書いています。

- 上記のポストイットを元に、なぜそうなったのか・推論を書きます。
ここでは深く分析する必要はなく、直感的なもので構いません。

赤色のポストイットがやはり多くなります。オレンジのポストイットはなかなか書くのが難しかったです。観察があまりできていなかったことを痛感しました😭

エコシステムマッピング

ここでエコシステムマッピングの説明がありました。エコシステムマッピングではサービスに関わる人を可視化することがきます。

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実際にエコシステムマッピングを作成しました。

真ん中が高齢者で、その周りに家族や友達があり、またその周りを〜〜がいることが可視化できました。


リサーチの手法

次のステップに行く前に、リサーチの手法の紹介がありました。

IN-DEPTH INTERVIEWS
- より深く話を聞く、家などで行う場合も
- 1、2ページの質問リストを作る(あくまで自分たちのための聞きたいことリスト) 

CONTEXTUAL INQURY
- その人に馴染みに深い場所で行う
- 電話などでは気づけないことに気づく、観察する

SHADOWING
- その人について回って、行動や振る舞いを実際にみる

EMPATHY BUILDING ACTIVITIES
- 実際に自分が体験する

FLY-ON-THE WALL OBSERVATION
- 人の行動を声をかけずにずっと観察する
- 図書館の例:彼女に電話して調べてもらいながら本を探していた
- 検索用のPCはあったが、使われていなかった

INTERCEPT INTERVIEWS
- その後にインタビューするとより良い

EXPERT INTERVIEWS
- 専門家に話を聞く
- 専門家だけに話を聞くと基本的なことを見逃す可能性がある

CARD SORTING
- カードをソートしてもらう
- 可視化することでわかりやすくなる
- インタビューするときに使う
- 何が重要かなどがわかりやすい、そこからなぜを聞くことができる
- インタビュー受けてる人が何を考えてるかわかりやすい
- インデプスのインタビューの際に使うと良い
- いくつか事前に書いておいて、足りない場合はその場で書いてもらう
- 回答者が目をそらすことができる、緊張感を減らすことができる

DIARIES
- 長期的なPJに適している
- 記録をすることで、忘れていたことなどに気づける
- カメラを使うのも有効
- 話すのが苦手な回答者には話しやすくなって効果的かも

ROLEPLAYING
- 意思決定プロセスなどを見ることができる
- インタビュー以外のアプローチを使う方法

これの様々な手法は、対象によってどれがあっているのかを判断して利用していくことが大切とのことでした。

今回はインデプスインタビュー(IN-DEPTH INTERVIEWS)を行いました。事前にガイドを見直してから、インデプスインタビューに挑みます。インデプスインタビューの際には。幅広いトピックから自分たちの質問に絞っていくのが効果的です。

私のペアは、通訳の方と私の母(対面ではなく電話)に行いました。高齢者と関わる方の体験を聞くことができ、高齢者と周囲の方との関係を知ることができました。

その後、またチームでデプスインタビューの結果をポストイットを使い共有しました。この日の最初にやった手法と同じやり方で結果を書き出していきます。

THEMS&SYSTHESI

ここからは、今まで広げた思考を収縮させていきます。ダブルダイヤモンドの収縮のところです。

テーマごとにクラスター化します。
その際に、「スマホ」のようなテーマではなく、「安心感」のよう抽象度や曖昧さがあるテーマでクラスター化をしていきます。
まずは、もっとも面白い・興味深いと感じるポストイットを直感的に選びます。そこから似ているものを集めてクラスター化していきます。

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Insights

まとめたものを元に、インサイトを導きだします。この時、インサイトは単純に見たことを書くだけでは良いインサイトと言えません。
意味がある情報、文章にすることが大切です。

このプロセスは一貫したストーリーを作ることとなり、非常に強い説得力になります。しっかり時間をとって取り組みたい点です。

行動やモチベーションに関わるものであったり、興味深いと思うものが良いインサイトにつながります。なぜ興味深いと思うのか分析することで、導き出せることもあるでしょう。


まずは個人でインサイトを考えてチーム内で共有しました。2日目はここまでで終了となりました。3日目に続きます〜



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