自分を殺す正義を信じない
自分の心が死んでしまわないように心を殺して生きてる。
矛盾しているようだけど、実際そうやって生き永らえている人って多いと思う。
人に殺されるのと自分で殺すのって痛みの感じ方が全然違うんだよな。
だから、人に傷つけられる前に、自分で無くしてしまおうとするのだろう。
でも、それは一時的な話で、後々、自分で殺してしまった心がもう取り戻せないものだって知ると、絶望的に苦しくなってしまうものだ。
自分の心を守るために感情を抑制したり、殺したりしてしまったけれど、もっと息がしやすいところで生かしてあげる選択肢だってあったはずだと思う。
だから、自分で手をかけてしまう前に、「ここでは私の心が死んでしまうから、逃げるが勝ち!!!」と正々堂々思える強さがあればいい。
って、そんなの簡単に手に入ればいいけれど、それがまあ難しい。
でも、
『「逃げてはいけない」なんて道理を聞かなくてもいいよ。そんなのは人を殺す正義だ』
って私の大好きな本の登場人物が言っていた。
その言葉を胸にするだけでも、少しは息がしやすくなるんじゃないかなとおもう。
実際、私はこの言葉に救われる部分があったし、そう言う価値観を持っていいんだと思えた。
「逃げたいけれど、逃げられない」って思っている人のほとんどって、きっと責任感が強くて、まじめで優しい人なんだと思う。
そんな人たちが、自分の心を殺して、絶望してしまう前に
「自分を守るための正義を信じてもいいかな」
なんて少しでも思えたらいい。
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