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忘れたときの君へ

結局さ、最初から全部わかってるんだから。わかってないフリしなきゃいけないんだったこと、忘れてるでしょ。わかってない身体に合わせるのがここでのゲームなんだよ。わかってるって?それにしては、まじで上行きすぎ。下に下がってちゃんと地に足つけて。あなたは人間で地続きになった道しか歩けないんだから。身体があること忘れちゃダメだよ。忘れるとそうやっていつもの如く「思い出させるイベント」来ちゃうから。そのバランス取りましょうね〜ということなのよ。
わからなくなったら、一旦水の中で泳いでみる。遊んでみる。浮いてみる。それが一番手っ取り早い。自分の一番カッコいいと思うものを身につけて。
まず全力で進んでみる。そうすると、あなたはちょろいから「うぇ〜い、重力ほぼないとか俺最強じゃ〜ん!」みたいな気持ちになってくる。そういう調子の乗り方するタイプ。本当にバカだね。笑 そうやって最強になってると、いろんなことを思い出す。そうだ、前も後ろもないんだった。
遊んでみる。身体のまわりにある空間にも、実は質量があって触れるんだった。触って自分の動き方を確認する。重さを思い出す。(本当は上と下もないんだけど、ちょっとそれはここでは再現するの難しいからそこはご愛嬌。)
水の中で歩いてみる。浮力は、歩くときには邪魔なんだった。水の中で前に進むには、浮力を使って力の合成のようなことをしていくんだった。全部細かいことはよくわからんから、感覚でやっていく。感覚に沿っていけば、教えてくれるから。
とにかく、自分はほぼ両生類だから、陸上にいすぎるとダメになる。水の中が楽。もう仕方ない。ずっとそうだったんだから。だからここでちゃんと遊んで息をする。ああ、またここに帰れるんだ、と思い出して。それでまた地上の生活をやっていく。忘れると、す〜ぐ浮きたくなるからね。定期的に水に浮かばさせられることで、陸に上がったときのあの身体の重さ、ちゃんと思い出してください。ね。ここはそういうことなんだから。“ウキウキ〜🧜🏾‍♀️✨!”じゃねえよ。笑 ねえ、聞いてる?まじで、ほんとに、頼みますわ…。

どうも〜