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SPECIAL LIVE 『 Scramble 』 レポート

こんにちは!井出さんのファンの一人、エリ〜です。
5月5日(日)に渋谷のWOMBで開催された okano_skywalker・RYO TAKIZAWA・T-iDの対バン、SPECIAL LIVE『 Scramble 』のライブに行ってきました!とても遅くなってしまいましが、LIVEのレポートを書き上げました!
長くなってしまったので、サクッと当日の様子を見たい方は、下記の目次からLIVE開始の部分へ飛んでくださいね〜!

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『 Scramble 』 のはじまり

思えば昨年の9月に井出さんのEP『Whistle』がリリースされて、岡野くんが井出さんに感想を伝えてくれたところから既に始まっていたのかもしれません。
それから4ヶ月後、今年の1月20日に開催された岡野くんのbirthdayワンマンライブ 『Many faces 23』に井出さんからのスペシャルメッセージがあったと聞きました。
「いつか一緒に曲とかね!」というお話にとても期待していました!

いやスピード感早いな??20日しか経ってないぞ!?
滝澤くんも写っているし!?そして更にその13日後。

早い!!こんなに早く企画って決まるものなんですね!?嬉しいけど!
この3人の対バン決定に、とてもテンションが上がりました!
ワクワクで岡野くん・滝澤くんの曲を履修する私。
ただ、3人のファンが一気に箱に詰めかけるじゃないですか。3人が共演した作品のファンも来る可能性が高いし。
人気なのはとても喜ばしいですが、箱……大丈夫なのか。
井出さんのバーイベで5月5日必ず行きます!と伝えたけれど、果たしてチケットは取れるのでしょうか。

胃が痛い!人気すぎて取れないチケット

その不安は正しく、チケットは超・激戦でした!!!
先行販売の当落日のTLは落選報告の方が多く、「チケット取れている人はいるのか……?」と疑ってしまったくらい。
一般販売も10秒で売り切れたそうで、私も挑戦しましたが負けました。
かなりショックでしたが、神すぎる友人が戻りチケットを勝ち取ってくれて、なんとか参加することができました!
今回のチケット戦争で人への感謝の心と、最後まで諦めないことの大切さが身に沁みました。

MV 『CONTINUE (feat. T-iD , RYO TAKIZAWA)』 が公開

そして4月30日、今回のLIVEのテーマ曲である『CONTINUE (feat. T-iD , RYO TAKIZAWA)』がYouTubeに公開されました。
動画のコメントにも書かれていますが、この曲やLIVEに救われた人はたくさんいると思います。リリックの隅々から3人が共演した舞台のことや、それぞれが歩んできた過去とこれから進む未来が感じられ、自分にとっても特別な曲になりました。

役では平身低頭 花道走るぜ 全力
中身はストリート歩いて媚とか遠慮は売らない永劫

『CONTINUE』リリックより

どこのリリックも好きですが、この部分で井出さんの独歩が全力で走って一二三を助けに駆けつけるところが今でも思い浮かびます……。

My job blackなお仕事
脱獄 サンプリング大強盗
賽を投げず才で掴むマイクロフォン 最高峰

『CONTINUE』リリックより

あとこの部分ね!3人が演じたキャラクターの要素である社畜・強盗・ギャンブラーをツーエイトでまとめるなんて、、あなた一体何者なんですか!?

この記事を書いている5月末時点で再生回数は4万超え。『Whistle』のリリース時にも思いましたが、心を込めて作られたものは、大衆の心も大きく動かす力を持つと思います。そして感動した記憶は、いつまでも残るものです。

ライブ当日

今回も井出さんへのファンレターがギリギリになり、午前3時頃就寝になってしまいました。そろそろ学習したい。
超満員が予想されるので動きやすく軽装にして、お昼すぎに渋谷へと向かいます。
会場近辺にはライブ会場がたくさんあり、どこも賑わっていました。渋谷は音楽の街なのですね〜。

それにしても会場に近づけば近づくほど見覚えのある通りだな……と不思議に思っていると、会場の建物を見てビックリ。去年の10月に井出さんが出場していたMCバトル、Dis4Uの会場でした!ここならステージも高いし後ろでも見えるかな!?

会場受け取りのアクスタも無事にゲット!物販とてもスムーズでした💡

さて、会場に着いてグッズを受け取るとXに通知が。

おお!!?リング!?ボイス付き!?
予想もしていなかった方向の告知に驚き、開演前にご挨拶したフォロワーさん達と話すときに決まって「指輪、見ました!?」という話題になったの、オモロかったです。

指輪のデザイン(トラと波形)も素敵ですが、専用サイトの写真もオシャレですね〜!仕草もだし、ペールピンクのシャツもよく似合います。
あまりこういった色合いの服装の姿を見たことがなかったので新鮮でした。

こちらのブランドの企画や写真の撮影は、天てれやヒプステで共演したバーンズ勇気くんが撮影していたんですね。

しっかし、デザインが魚の骨じゃなくてよかった〜!
後日の配信で、バーンズくんのスタッフさんの「魚の骨なんてどうですか?」という提案に斎藤さんが「井出っち魚座だからいいじゃん!」と言っていたお話がやばすぎてツボでした。

友人たちとも合流し、開場時間に整理番号を呼ばれるのを待ちます。そのときに斎藤さんの姿がちらっと見えました!
井出さんの現場といったら斎藤さん。いつも本当にありがとうございます…!
私のチケットは一般だったのでBから始まる番号でした。なので実際の順番は正確に分からなかったのですが、多分400番以上ですかね。フロアに入る頃には時間が結構ギリギリでした。

さて、ここからいよいよLIVE本番のレポートです!

ライブ開始

3人の実力が交差する『CONTINUE』

最初にかかった曲はもちろん、4月30日に公開された『CONTINUE』。
イントロの部分では、まだドリンクを受け取れておりません!ピンチ!
超混雑しているなか、必死でカウンターのお兄さんから水を受け取り、急いでステージの見える位置を探しました。

かなり慌ただしい状況でしたが、ヒプステでお馴染みのRYOさんが作曲したビートに早速血が沸騰し、ついにこのときがきたんだ……!とこみ上げるものがありました。
後ろの観客たちも腕を力いっぱい振っており、この日を待ち望んできた人がどれだけ多かったかということが改めて思い起こされます。

岡野くんの「いつかまた音の上で再開を果たして 俺達はContinue」というリリックを現地で聴いたことで、その再開の中には出演者だけでなく、観客も含まれているんだなと胸が熱くなりました。
シブヤのKingを演じた滝澤くんが今回のLIVEタイトルである「Scramble」をリリックに入れているのもエモいです。
井出さんのリリックもホントかっこよくて好きなのですが、生で16分音符を刻む迫力はやはり凄まじい。

改めて振り返ると大分後方の位置で、序盤は特に表情やパフォーマンスが見えづらかったため詳細なレポが書けず申し訳ないのですが……とにかくこのときは、できる限りのものをちゃんと受け取ろうと必死にステージに集中して腕を上げていました。

今回のLIVEのセンター okano_skywalker

3人の曲が終わり、トップバッターはokano_skywalker。2名のダンサーと一緒に登場です。
最初の曲は『Flashbomb』。岡野くんの曲を履修し始めた初期に聴いた曲で、特に好きな曲です。「死にそうな状況でも火に油」や「俺の実力は神隠し」など、ユニークかつ尖ったリリックを音にハメていくのがクセになります。
2番で曲調に変化が加わるのが、少し宇多田ヒカルっぽいなと思って(個人の感想です!)いい懐かしさがあるんですよね。

2曲目の『COLOR』は『絵掻きうた』という作品のエンディングにもなった曲。
自分というキャンパスと向き合い色を載せていく、直向きなリリックとメロディ。
現状への焦りや不安と未来への希望のバランスが絶妙で、隣で寄り添ってくれるような優しさがありました。

続いての曲は『I LIKE』。フォロワーさんも言っていましたが、「ノンアルコールでいい そんな僕と呑んでる Drink また正気な時に話しがしたい」や「Sunsetで2人が見えなくなるまで」など、井出さんを推していると考えられないようなリリックに「HIPHOPって、こういうラブソングもいいんですね!?」とビックリしました(普段バチバチの曲ばかり聴いているせいだよ!)。
やはりこういう曲も必要ですね。井出さんの分も斎藤さんに頑張ってもらわないといけない。

そんなエモい曲から一転、『Obsession』では和風でエッジの効いた曲をかましてくださいました!この曲は事前に予習をしていなくて、LIVEで初めて聴いて凄く気になっていました。
後で知りましたが、岡野くんとRYOさんが共に作曲している曲なんですね。なんか聞き覚えがあるんだよな……と思ったら、これ、RYOさんが去年の7月9日に出場した『KING OF FLIP 2023』の決勝戦で使用していたトラックですね。動画で見ました(Xで大会名とRYOさんで検索すると動画が色々出てきます)。和の要素とHIPHOPを組み合わせる作品が好きなので、どストライクでした!

師弟がステージ上で魅せる『Monster』

ゲストにKEN THE 390さんがくるなら絶対やるだろうと思っていた『Monster』。やはりやってくださいました!
岡野くんの呼びかけでステージに出てきたケンザさん。私はヒプステから岡野くんを知ったのでフリースタイルティーチャーは知らないのですが、ケンザさんが岡野くんを指導していたのですね。
岡野くん以外の俳優についてもですが、ケンザさんが関わっている舞台作品のラップは劇中でも聞き取りやすく、言葉がしっかりと伝わってきます。
ラップには色々なスタイルがあると思いますが、私は発音や単語一つひとつのニュアンスが明瞭に伝わってくるスタイルが好きなので、ケンザさんの系譜がこうして繋がっていくことは素敵なことだなと思いました。

実際に生で聴いた感想ですが、めちゃくちゃハードでかっこよかったです!!
『Monster』は音を細かく区切ったり早くまくし立てたりという緩急が多いですが、LIVEだとそこに身振り手振りも入るので、そのキレのあるパフォーマンスも印象的でした。

バチバチのセトリで盛り上がった KEN THE 390 のステージ

バトンはそのままケンザさんへ。「(歓声が)目を閉じたらZeppくらいあるね!」と言われるほど会場は温まっていました。そう!Zeppでいいんですよ!次はZeppでやりましょう!
エモい曲もあるけど今回はバチバチのセトリを用意したとのことで、この日に披露した6曲中5曲が数多のラッパーとコラボした火力高めの曲たちという攻めた曲が続きました。

私がケンザさんのLIVEに行くのは2回目です。前回はDis4UのクリスマスLIVEにT-iDがゲスト出演したときで、そのときに初めて聴いた曲が今回も歌われていました。
私が今回のLIVE参加やレポを書くにあたり、出演者全員のYouTubeに上がっているMVはなるべくチェックしたのですが、ケンザさんのMVをきっかけに様々なラッパーのスタイルに触れることができて面白かったです。
HIPHOPにハマって興味深いなと思ったことなのですが、コラボ相手が不在でもコラボ曲をかけて、自分のパートのみを披露するケースがあることです。
LIVEの後に曲を聴いてみた人がコラボ相手のラップも聴くようになるかもしれないし、どんどんHIPHOPの輪が広がっていくきっかけになりそうでよいですね。

バチバチな曲の中で『Clap』が入ることによってステージがとても華やかになった気がします。
前向きでキラキラしたトラックに合わせて全員で手を叩くのがとても楽しかったですし、明るい気持ちになりました!

圧倒的なダンスパフォーマンスのRYO TAKIZAWA

滝澤くんも2名のダンサーと共に登場。滝澤くんのLIVEではペンライトを使うようで、ペンライトを振っているファンの方がたくさんいて綺麗でした。
1曲目は『Deep inside』。アルバムを履修しているときも、独特のリズムに乗ったラップとサビ前の特徴的なサウンドがクセになり、頭から離れない曲でした。
このときは、まだステージがあまり見える位置ではなかったので残念ながらダンスをしっかりと観ることができなかったのですが、YouTubeでダンス動画を観たときにキレがよすぎてビックリしました!あんなに激しく動きながら音程やリズムがブレていないのは凄いことだと思います。
次の『Get 2gether』も凄く盛り上がる曲ですね。ダンスを踊るのが楽しくなる曲という感じ。

この後のMCで滝澤くんが前に詰めるよう声を掛けてくれたおかげで、ステージが見える位置に移動することができました!ありがとう滝澤くん!
思ったよりスペースに余裕があったので、もしかしたら見やすさと安全性の面から、最大キャパよりも少ないチケットの枚数だったのかもしれません。
滝澤くんはダンスが激しいからか汗をたくさんかいており、一度はけたときにキッチンペーパーで汗を拭いていたそうです(後でちゃんと物販のタオルも宣伝していました)。

アップテンポの曲が続くと思いきや、3曲目の『うその音』は切なくも優しいナンバー。滝澤くんの柔らかくも芯のある歌声とサウンドがよくあっていて、世界観に引き込まれました。
4曲目の『MY TRACE』も滝澤くんの直向きな想いが伝わってくるリリックで、滝澤くんのファンの方々はより感じるものがあるのだろうなぁと思いながら聴いていました。

次の『W2LUV』はスケールの大きい曲で華やかでした!
ダンスについての理解が乏しいのですが、滝澤くんのダンスには表情があって、舞い散る桜の儚さや、かけがえのない相手に向けた愛が伝わってきて素敵です。
(いつも井出さんの「皆殺しだ!!」とか「当然無敵!!」な楽曲ばかり聴いてるから圧倒的な光に浄化されそう)

続いて披露された『Sunset Queen』は配信にない曲でした。客席から声が上がっていたので、特別な曲なのかな?
確かこの曲で「オオ♪ オオ♪」と首を左右に振る振り付けがあって、みんなで練習して一緒にやりました!一緒にできる振りがあると楽しいですね。
滝澤くんの7月14日のLIVEで再び聴ける可能性があるかもしれません。新曲のリリースも楽しみです。

最後の曲はロックサウンドの光るLights Camera Action』。今まで披露してきた曲とはまた違うテイストで、ダンスパフォーマンスも激しくカッコよかったです!
アルバム『MY TRACE』では1曲目だったこの曲が最後にくることで、熱いLIVEがまだまだ続いていくことが歌詞と共に伝わってきました。

グッズ紹介コーナー!

スタンバイの関係も兼ねて、滝澤くんと岡野くんのグッズ紹介の時間が設けられていました。
今回のハイタッチ券のついたロンTのデザインは後藤大くんが担当していたのですね!背中部分に3人のイラストが大きく描かれていました。
意外にも岡野くんはアクスタを出すのは今回が初とのこと。色々と面白いポーズをしていたそうですが、ボツになってしまったようです。
滝澤くんはアクスタを出しすぎてポーズのネタがなくなってきたり、サッカーチームが作れるほどの数になっているとか。Scrambleのポーズをしているのはさすがだな〜と思いました!

対バンでも得意のステージ構成を見せつけたT-iD

ゲストも含め超豪華なメンバーの中で、トリを飾ったのはT-iD
アルバム『Thursday Night』最初のインスト曲で、2月のワンマンライブ『Now or Never』のOPでも流れた『intro』に期待が膨らみます。
そしてすぐ曲に入ると思われた瞬間に訪れた"無音"――。
0番に立つT-iDにピンスポが当たり、ラップが紡がれます。
静寂のなか、彼の発する一言一言がハッキリと鼓膜に届きました。
このLIVEの実現に至るまで、出演者が今まで歩いてきたであろう道のり。それらが音の上で再開を果たすこと。まだまだ上を目指すT-iDの決意。私は様々な想いを抱きながら、息をするのも忘れてステージ上の彼の姿を見続けていました。

そして最後のヴァースが終わると同時に鳴り響く『Now or Never』のイントロ!会場は熱気を帯びた大歓声に包まれました!
「聞けよ いいから今聞け!」という有無を言わさぬ主張から始まるこの曲。自身のLIVEはもちろん、対バンでも観客の心を鷲掴みにする力強さを持っていますね。

ハードな曲調が終わるとすぐに『Easy Now』の明るく軽やかなメロディが始まりました。
1年365日あると落ち込んでくよくよしてしまう日もあるかと思いますが、『Easy Now』を聴くと「ま、何とかなるか!」とノリノリになれます。さり気なく手を取って一緒に踊ってくれるような曲。
もはや定番となった「ウー!!ハー!!」のコーレスは、この日もみんな元気よくハッピーでした。

その次の曲は『Lucky Day』。自分が参戦したLIVEでは最初か最後にかかることが多かったので少し意外でしたが、『Easy Now』の盛り上がりを引き継いだままジャンプしまくるの、とても楽しかったです!
特に序盤の曲に関しては、1曲まるっと披露するのではなく1番に留めることで、その分たくさんの曲を聴くことができました。
曲の繋ぎを担当するのはもちろん、DJ HIDe。ヒデさんはT-iDのLIVEにかかせない方ですね!

私の位置からは見えなかったのですが、T-iDのターンが始まる準備で既にMPCが設置されていたそうです。
RYOさんがゲストということで『IKEMEN』のパフォーマンスを期待していたのですが、まさか『リアルアマチュア現場アクター』でもMPCを叩いてくれるとは!
T-iDのラップ・ヒデさんのDJ・RYOさんのMPCというバチバチの即興を対バンでも見ることができて凄く嬉しかったです。
『IKEMEN』で音がシンバル意外ふっと消えて、パフォーマンスの動きもタメを作るところがあるじゃないですか。あれがとても好きなんですよね〜!
RYOさんとT-iDが熱く拳を交わしたところもめちゃよかったです!

このタイミングのMCだったかは忘れてしまいましたが、始まってすぐ「あ〜!こんなところに可愛い指輪〜!」と右手を記者会見のポーズでみんなに見せていたのが面白かったです。流石の販促力。
そして秋の6都市ツアーも発表され、そのFC先行が始まるということで!待ちに待ったツアーの発表にとても嬉しくなりました。思えば去年の今頃もレペライとツアー発表でお祭りだったな〜。

続いて更にキーボードの川口ケイさんを迎え、ワンマンでも演奏された『快晴』が披露されました。
『快晴』はT-iDの曲の中でも大好きな曲です。尖った楽曲も大好きだけど、こうやって一人ひとりの存在を受け入れてくれるような優しさを持っているところも井出さんの素敵なところですね。
ツアー全てにこのフォーメーションを適用することは難しいかもしれませんが、今後またゲストでセッションが聴けることを楽しみにしています。

T-iDのターンもいよいよ終盤。『Kaerou』の温かみのあるアコースティックギターの音色と共にリリックが紡がれていきます。
この曲は去年のBoPの公演期間にリリースされたEP『Whistle』に収録されていたので、もしかしたら岡野くんや滝澤くんのファンの方の中にも知っている方がいるかもしれません。
この曲がリリースされた当時、卒業により行き場のない感情を抱えていた自分が、EPのお陰で辛うじて前を向いていられました。
リリース前のインライで井出さんが、共演者がEPを聴いてくれるかどうかの話であまり自信がなさそうに見えたので、後日岡野くんが聴いて話しかけてくれたというポストを見て安心したのを覚えています(共演者の方々、たくさん聴いていましたよね!)。
時が経ち、岡野くんや滝澤くんといった仲間たちと対バンをしている今を思うと感慨深いです。

感傷に浸る時間も束の間。恒例の『T-iDがライブしにやってきた』コーレスのお時間です!今回は渋谷編。
T-iDの煽りに観客が全力で「渋谷にやってきた!!」と叫びます。
何度も何度も煽られボルテージは最高潮。そのまま通常通り『この先』に繋がるのかと思っていましたが、今回は『Analog intelligence』でした。
T-iDの自信に満ち溢れたリリックとパフォーマンスが炸裂!「Hot!」という合いの手もワンマンよりハッキリ聞こえた気がします。
この曲が序盤にかかるのもブチ上がりますが、こうした終盤でかかるのも空気が一段と引き締まり、激アツでした!!

最後の曲は『Damn Tune』です。私は井出さんのファンになって2年も経っていないし彼を深く理解できるわけではありませんが、それでも彼の書く真っ直ぐなリリックから、多くのことを感じ取ることができました。
決して順風満帆とはいかず苦労や回り道の多いなか、自分の言葉に嘘をつかず常に上を目指していく姿勢。それを貫くことがどれだけ難しいことか、日々生活していると非常に考えさせられます。
これから秋のツアーを経て1000キャパ以上の箱に挑戦していくT-iDにとって、まさに決意表明といえる1曲でした。

出演者が勢揃いのMC。そして一夜限りのスペシャルステージも!?

4人のステージが終わりMCの時間になりました。まずは今回のメイン3人である、井出さん・岡野くん・滝澤くんがステージ上に。
3人とも和気あいあいでキャッキャしており、見ていてとても微笑ましかったです。

井出さんの漫談は対バンでも健在でした。
「みんなそれぞれ、キャー!!って歓声の色が違うよね〜。岡野くんは蛍光イエロー。諒くんはまっ黄色!」と黄色い歓声の違いを話していました。
「俺は黄土色!ちょっとウォオオオ!!みたいなのが混じってる!」という表現が的確すぎてお腹痛かったですw
あとよく覚えていないのですが、オタクたちがランダムブロマイドを交換していることもバレていましたね。あまり深淵を覗きすぎないでくれ……ッ!!そしてできればランブロはやめてくれ〜!全種かわいくてかっこよかったけども〜!

他にも井出さんが滝澤くんのダンス(「オオ♪ オオ♪」って首を左右に振るやつ)のキレがよすぎると真似をしていて笑ってしまいました。
「諒くんの後にダンスは絶対出来ないわ〜」という井出さんに「俺もKENさんの後にラップしたくないですよ!」と返す滝澤くん。
その流れでケンザさんのお話になったのですが、ケンザさんがステージを終えて袖で待機してる井出さんに「楽しみにしてるね✋😁」と煽ったという話も面白かったです。
そしてステージにケンザさんが登場。御本人が「そんなつもりはなかった」と話していましたが、確かに凄いパフォーマンスを見せられた後に楽しみにしてると言われると、プレッシャーかもしれませんね。

このMCで終演かと思っていましたが、なにやら井出さんがおもむろに「せっかくKENさんもきたんですから、最後にみんなで1曲、ねえ」みたいなことを話し出して「えっ……!?」と驚きました。
そしてケンザさんの『真っ向勝負』という楽曲で4人のマイクリレーが始まったのです!
そ、そんな本家ヒプノシスマイクの SUMMIT OF DIVISIONS みたいなことやってくれるんですか〜〜〜!!

このときほど、自分の記憶能力のなさ・聴力の乏しさを憎く思ったことはない……(いや、書いてるとしょっ中思うかも)。全部を正確に記憶したかった……詳しく覚えている方がいましたら、是非教えてください(涙)。
とにかく客席から腕を目一杯振っていたことと、ステージ上の出演者たちが眩しい笑顔で楽しんでいたことは覚えています。
あと、辛うじて聞き取れたのですがT-iDからケンザさんに向けて「IMPACT」や「曲やりましょう」的なこと言ってましたよね。これは6月1日のIMPACTでのコラボ、期待しちゃっていいってことですよね!?あと2日で5月が終わるけど、期待しちゃっていいですよねーーーーー!?
本当に本当に、この日にしか聴けないとてもスペシャルなコラボでした。売らないか?関係者用の定点カメラ記録映像を。

アンコールで再び『CONTINUE』 SNS拡散OKの撮影も

アンコールを受け再び3人がステージに登場しました。
今回のLIVEは素晴らしい対バンでしたが、前述したようにチケットが本当に激戦でした。行きたくても行けなかった方々はとても多かったと思います。
そして、その声はちゃんと運営や出演者にも届いていたんですね。
最後に再び披露された『CONTINUE』は、そういった方々にも届くように動画撮影とSNSへのアップが許可されていました。
私のいる位置が遠くてよい動画を載せることができないのですが、Xで「#CONTINUE #Scramble」と検索すると動画がたくさんアップされているので、未視聴の方は是非検索してみてください。

アンコールでは3人が合いの手を入れたり、滝澤くんの「それがTR」を岡野くんが言うなど、凄くよかったです。
岡野くんには落ち着いたクレヴァーな印象を持っていたのですが、最後のヴァースを一気に捲し立てるところが凄くかっこよかったですね!
滝澤くんのラストの盛り上げ方も熱かったです。
私の位置からは遠くても奇跡的に真ん中の視界が開けていたので、「パパラパアクター三刀流」からギアを上げていくところをしっかり見ることができて感動しました。ど真ん中に照準が合っていた瞬間があった気がします。

他にも、お互いに目線を合わせた掛け合いや、肩を組んだり、ラップしていないときにリズムに乗っている仕草など、見どころがたくさんありました。

曲を終えて3人がはけてもまだ鳴り止まない拍手とアンコールの嵐。
再度3人がステージに登場したときに井出さんが「1曲しかないの2回もやったんだから、わかろうよ!」みたいなツッコミをしていました。
岡野くんは普通に着替えていて、スタッフさんに「みんな行って!!」と急かされてステージに向かったそうです。スタッフさんのマネをする井出さんも面白かったです。
「CONTINUE」ということで、この先も第2弾がくるかもしれない…?と仄めかす皆さん。もう、どんどん続いてほしいですし、次はLIQUIDROOMやZeppのような大きい会場でやってほしいですね!

ライブを終えて

俳優・アーティスト活動並行して行う3人の才能が交差したSPECIAL LIVE『 Scramble 』は大盛況のうちに幕を閉じました。
他のファンの方々も話しているように、3人は素晴らしいアーティスト達なので、もっと大きな会場でいけたと思いますが、対バンの企画という慣れない試みで会場を選ぶことは大変だったと思います。まず、この企画を立ち上げ、実現してくださったことが一ファンとしてとても有り難いです。
今回のLIVEの2階では、出演者にゆかりのある人物がたくさんいらっしゃったそうです。もちろん、3人と共にヒプステに出演していた方々も。
どこの場面で話していたか記憶が不確かですが、井出さんが関係者席に向かって「みんな巻き込むから!」と宣言していて、凄く嬉しかったですし、今後の展開が楽しみになりました。
このLIVEを終えて、それぞれがそれぞれの道をまた走っていくのだと思います。その道のりを歩んだ先、それぞれの道が再び交差し、音の上で再開を果たすことをいつまでも願っています。

終演後に友人たちと撮った写真!また現場で再開しましょう!
素敵なイラストもいただきました🙏3人にそっくり!

Set List

◆ okano_skywalker / RYO TAKIZAWA / T-iD
1. CONTINUE
◆okano_skywalker
2. Flashbomb
3. COLOR
4. I LIKE
5. Obsession
6. Monster (feat.KEN THE 390)
◆ KEN THE 390
7. Turn Up
8. Nobody Else
9. Clap
10. インファイト
11. 衝突
◆ RYO TAKIZAWA
12. Deep inside
13. Get 2gether
14. うその音
15. MY TRACE
16. W2LUV
17. Sunset Queen
18.Lights Camera Action
◆ T-iD
19. Now or Never
20. Easy Now
21. Lucky Day
22. リアルアマチュア現場アクター
23. IKEMEN
24. 快晴
25. Kaerou
26. Analog intelligence
27. Damn Tune
◆ okano_skywalker / RYO TAKIZAWA / T-iD / KEN THE 390
28. 真っ向勝負
〜アンコール〜
◆ okano_skywalker / RYO TAKIZAWA / T-iD
29. CONTINUE

↓フォロワーさん作成のプレイリスト(Sunset Queenは未配信)

『 Scramble 』 概要

■タイトル:SPECIAL LIVE 『 Scramble 』
■日時:2024年5月5日(日) 16:00開場 / 16:30開演
■会場:WOMB
■出演:okano_skywalker / RYO TAKIZAWA / T-iD / KEN THE 390(ゲスト)

公式の投稿まとめ


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