HSPが「さみしい」を感じる時

皆さん「さみしい」を感じるのはどんな時ですか?

・学校を卒業して友達と離れ離れになる時
・デートの帰り道、もうすぐ家に着きそうな時
・大切な人や親しい人とのお別れがあった時 
                    etc
様々な状況で「さみしい」という感情を感じると思いますが、「さみしい時ってどんな時?」と聞かれた時に、パッと思いつくのって、物理的・環境的に1人の時、あるいは1人になることを予感させる時なのかなと思います。

何年か前、女の子の後輩と雑談してた時に恋愛の話になり、後輩に「どんな人がタイプなん?」と聞いた時に、

後輩『私、ほっとかれるとダメなんです。さみしいのイヤなんで、ちゃんと構ってくれる人がいいです!』

と答えていました。

その時、私は後輩の言っていることが、分かるような分からないような不思議な気持ちになりました。


確かに、物理的に1人の時にさみしさを感じることもある。けど、私の場合、1人でいる時よりも、誰かと一緒にいる時の方が圧倒的に「さみしさ」を感じていたことが多かったです。


なぜか。


私が感じていること、考えていることが相手に理解されにくいから、というのが私が考えた答えです。


HSPの特性として、「物事深く考える」「刺激に敏感」という特性があります。

この特性が発揮されて、私の口から出てきた言葉は、相手にとっては腑に落ちないのか、反応が薄かったり、「私(僕)には、その感覚よく分からない」と言われることが多かったのですね汗
しかも、言葉にするまでにも時間がかかるので、焦ってしどろもどろ。。。余計に分かってもらえないなんてこともザラでした💦


まあ、共感力が高い分、相手の話を聴いて喜んでもらえることは多かったので、聞き役としてはとても良い特性なんですけどね。

相手発信のことはよく分かるのに、自分発信のことは理解してもらえない、というアンバランスさが、人間関係の中で続くと、「どうせ私の気持ちは受け止めてもらえない」「私が考えていることは理解してもらえないんだ」という先入観が育ち、次第に自分発信が減ってしまうんですね。


そうすると人との心理的・情緒的な繋がりが薄くなるので、人と一緒にいても「さみしい」と感じることが増えるのかな、と。


でも、そこでHSPさんには立ち止まってしまうのはもったいないなぁ〜も思います。


良い方向に使えば、人生豊かになる素敵な才能を発揮せず、自分の中に留めておくのはもったいない!

最初は安全な場所で少しずつ、自分の思っていることを話してみて。発信してみて。信頼できる友達に、カウンセラーさんに、HSPさんのコミュニティーでもいいと思う。受け止めてもらえるような人を選んで、自分から発信してみよう。
自分から発信することに自信をつけよう。


自信がついたら、少しずついろんな人に話をしてみて。


わかってもらえないこともあるかもしれないけれど、分かってくれる人も実はいるし、分からないことでも興味を持ってくれる人もいます。


自分発信が増えれば、それだけわかってくれる人、理解しようとしてくれる人に出会う確率は上がるし、人との繋がりも感じられるようになります。

まずは一歩踏み出してみて。
少しずつ進んでみて。
一気にやろうとすると傷が深くなるから、少しずつ。

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