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北フィンランドの旅 その3 ケンペレ:コタとアルパカ


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空港にほど近い町、ケンペレ。まず向かったのは、フィンランディアホテル・エアポートオウル。ホテルに併設された北フィンランドの伝統的なテント小屋である、コタの中でランチをいただきました。三角形のコタの中央には囲炉裏があり、火を炊いてじっくりサーモンが炙られていました。少し薄暗い室内ですが、焚き火に照らされ幻想的な雰囲気で、どこか異空間にタイムトリップしてしまったような感覚になりました。ハイルオトのオーガニックビールと一緒に美味しくいただきました。

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このホテルは渡り鳥が多く訪れる湾があり、バードウォッチングを楽しめる他、羊の姿も見られます。柵には看板があり、「この門はよじ登ってよし」とユーモアを交えたお願いが。子供も大人もはりきって門を乗り越えていました。

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お腹も満たされて向かった先は、ケンペレ屋外歴史博物館。ケンペレの歴史や、昔の暮らしに触れることができる場所です。案内してくれたのは、歴史を学ぶとても博識な大学生。夏休みのアルバイトなのだそうですが、興味深い説明に始終感心してしまいました。部屋の中にライ麦パンが天井に吊るされていたのは驚きでした。農業に使う道具や織り機などが置かれた倉庫や、このエリアならではの建物も見所があります。


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博物館を後にし、アルパカファーム・リンヌンラダンティラへ。ラップランドでプロダクトデザインを学んだサンナさんは、兄がヘンプ栽培を始めたのをきっかけに、アルパカを飼い始めたのだそう。数年前に古い木造建築を購入し、一部をアルパカ用に改築しています。ヘンプからはアルパカの食用だけでなく、コスメや食料品に加工し、アルパカの毛は毛糸にしてもらっているのだそう。オーナーの情熱と行動力に圧倒され、大自然の中で営むサステイナブルな暮らしに憧れを抱いていしまいました。アルパカはとても社交的でキレイ好きな動物で、飼い始めるときは2頭一緒に飼わないといけないのだとか。アルパカに癒されながら、おいしいケーキを頂きました。

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夜はオウルの街中に戻り、築100年以上の美しい木造建築デ・ガムラスヘムホテルで宿泊。当時は裕福な女性たちが暮らす老人ホームだったそうです。美しい建築構造を見せるため、2階のホールは一部ガラス張りになっていました。オウルには歴史的な建築が多く残っていて、そういった建築をうまく現代風にリノベーションしているホテルやレストランが多くあり、建築巡りも楽しめる町です。


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