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ゆるベジライフを始めたきっかけ

それはTwitterで保護犬について情報収集していたとき、あるユーザーに「捨て犬について調べるなら畜産業界についても少しは知ってください」と言われたから。そっか、あまり考えたことなかった。でも同じ動物だし、ちょっと調べてみようと思い、畜産、とくに食用の鶏や豚、牛について調べてみることに。

そこには想像もしたことがないような現実があった。私たちが毎日スーパーやコンビニで目にする卵やお肉や牛乳やチーズは、ものすごい数の鶏、豚、牛たちの犠牲の上に成り立っていた。ほとんど身動きが取れないような場所に生まれ、食べさせられ、太らされ、産まされ、やがて殺され肉の塊となって人間に食べられる。本人(鶏、豚、牛)はそれが当たり前の世界で生まれて何も知らないまま死んでいくのだから、こんなのおかしい!とか、こんな人生はいやだ!とか、思うことはないのだろう。でも、一つだけ確かなのは、生まれてから死ぬまでほとんどの時間を辛い、苦しい、痛い、そうゆう感覚で生きていて、その感覚を味わわせているのは私たち人間、ということ。鶏、豚、牛にも人間や犬のように気持ちいいとか痛いとか、そうゆう感覚を持っていることは科学的にも証明されているんだとか。

しかも私たち人間は何千年も前からそんな苦痛を鶏、豚、牛、加えてやぎや羊や馬など、家畜と呼ばれるあらゆる動物たちに与えてきた。

ここまで聞いてどうだろう、それでもまだ肉を食べたいと思う人はたくさんいると思う。実際にこれが当たり前の世の中だし「やはり人間こそ生物界の頂点である」とちょっと優越感すら感じる人もいるかもしれない。

でも私は違った。鶏や豚や牛にこんな思いをさせるくらいなら、もういらん。そこは結構あっさり決まった。それくらい衝撃的だった。

でも、じゃ今日から完全にゼロにするってのは難しいから、とりあえず食べる量を減らそう。少しでも家畜を大切にする農家から卵やお肉を買おう。そうすると決まって値段も高くなる。それでもいい。卵一つにしてもどんな環境で生まれ育った鶏が産んでくれた卵なのか。卵を選ぶことは鶏の生活を選ぶこと。私には選択肢がある。だったら少しでも良識ある農家や業者をサポートしよう。そう決めた。

もともとそんなに大量のお肉を食べるタイプでもなかった。確かに良質なお肉を使った肉汁たっぷりのグルメバーガーやステーキは好き。でもご褒美的な位置づけで、安いのを毎日じゃなくて高いのをたまにでいい。冷静になってみると安くておいしくもないものが世の中溢れ過ぎではないか(マク○○○ドとか。好みの問題か)。お腹にもたれるし。あのお肉の独特の香りも、時々だからいいものの、毎日ってなると✖️。そんなにいらん。だから始めるのも自然なかんじでそこまで難しくなかった、私だけなら。

この「私だけなら」ってところがポイント。結婚してるから基本は2人で食べることが多い。でもうちの旦那はお肉大好きアメリカン。ホットドッグ片手にアメフト観ながらTVに向かって叫んでるようなタイプだから(もちろんマク○○○ド好き)急に私が「今日から動物性の食べ物をほとんど取り入れないことにしました」なんて宣言したらひっくり返るだろう。あと洋食好き(肉料理が多い)。あと私はヴィーガン料理とか作りたくない(めんどくさそう)。どうしよう。もう無理じゃない?

でも、このままじゃやだ。どうしよう。迷いに迷った挙げ句、とりあえず勇気を出して旦那に話してみることに。こんなきっかけでこんなことを知って、もう私はあまり動物性のものはいらなくなったんだ。そしたら彼は、意外とすんなりと受け入れてくれた。

ということで、現在のゆるベジはこんなかんじ:

自炊はペスコベジタリアン(魚介類・乳製品・卵はOK)。牛乳やチーズは基本、植物性のもの (単に私が豆乳好きなだけ。でも牛乳もよく知るととても悲しい飲み物😢)。卵は基本、平飼いのもの。
テイクアウトは私はベジタリアンやヴィーガン、彼は自由(私といっしょのものを食べてくれるときもある)
週一の外食は自由

とにかく「ミートレス(=肉なし)」の食事を増やすことにまずはフォーカス。大豆からできたお肉やチーズもある。あとは豆腐とか野菜とか。

でも基本ずぼらなので凝った料理とか作りたくない。今後毎日何を食べているかもちょっとずつあげていこうと思う。

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