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【コロナ禍での渡米】ロサンゼルス国際空港に着いてからが地獄だった。車で約20分の道のりを4時間30分かけて宿泊先に向かった。

2020年、12月27日。
ロサンゼルス国際空港に着いたのが、15時頃。

空港のwi-fiに接続して、宿泊先のオーナーさんにも「今着いたので、スーツケースを取ったら、すぐ向かうので、おそらく16時頃には着くと思います」なんてメールしました。

約20キロあるスーツケース2個を取って、TAXIと標識が出ている方へ歩いて行きました。

タクシー乗車場に着くと、看板があり、そこには電話番号が書いてあって「タクシーを利用したい人はここに電話して下さい」と。

歩いている間にタクシーっぽい車がいないとは思ってたけど…。

携帯はあるけど、電話会社は日本で解約していましたし、SIMカードも返却しました。そのため、電話番号がありません。

電話できません。

(※後々、ここで公衆電話を探せばよかったなと思った…)

Uberの乗車場(待機場所)もあるのですが、Uberも携帯番号が無いから使用できませんでした。(↓こちら:Uber待機場所)

そして、空港のインフォメーションセンターもコロナの影響で閉まっていて、困り果てました。。。

じっとしていてもしょうがないので、両替えの場所にいたお姉さんに事情を説明したら、「シャトルを使ったら?」と言われました。

ここで、Google Mapで行き方をしっかり調べて、maps.meというアプリでラスベガス周辺の地図をダウンロードしました。

 これ、インターネットに接続しなくても自分の居場所がわかるし、詳細な道路が見れるから便利なんです。

iphoneに元から入っているマップもインターネットに接続しなくても、自分の居場所がわかることが今回判明しました。

なので、順路を調べてそのまま閉じなければ、その順路を辿っているかわかるのです。

宿泊先までの順路

Google Mapで調べたところ
(空港)シャトル(10分)→電車(10分)→バス(45分)→徒歩(25分)

※乗り換え時間含まず

とりあえずシャトルを探す

多分、こちらがシャトルの乗り場。

空港も広いから、空港内だけでも何箇所かバス停があって、わけわかんなかった。

聞きまくるしかない!

“セキュリティー“と書いてあるキャップを被ったお兄さんがこの乗り場の近くにいたので、調べたルートを見せて

私「このバスはここで待っていていいの?」と尋ねたら

セキュリティーのお兄さん「わからん。いつも自分で運転してくるから」

おいーーーー!じゃぁ、なんでここに立ってるん???と、思いつつ…同じシャトルを待っているであろう若そうな男の人に再度尋ねてみると

「自分も、同じバス停に行くよ!」とのことだったので、その人と待っていたらシャトル到着。

どうやら無料らしい…(コロナの影響かな?)

結構人が乗っていて、私の大きなスーツケースが

まぁーーー邪魔!!

スーツケースをシャトルに乗せてくれたり、優しい人もいました。

シャトル乗車。

乗ったはいいけど、降りる駅がわからない…

さっき尋ねた若い男の人が隣に座っていたので、ちょこちょこ顔を見ると、無言で顔を横に振って「まだ降りるバス停では無い」と、教えてくれました。

降りる直前には「次だよ!」と言ってくれました。優しい!

次は電車に乗る

まず、切符の買い方がわからない。

切符の販売機は英語か、スペイン語しか選べません(当たり前だけど)

路線図をみると、1回1.75ドルでSuicaみたいなカードを買うので、初回はプラス2ドルかかるようです。

こちら、ホームです。

夕日が綺麗でした。が、もう確実に周りが暗くなるなと思って、不安でした。

3駅乗ったら、下車します。

バスに乗り換えるために、階段を登らないと行けませんでした。

エレベーターと階段がありました。

エレベータの上りボタンを押して、だいぶ経ってからエレベーターがきました。

ゆーーーーーーーくり扉が開く。

絶対古い。怪しい。乗っている時に停止したらどうしよう。携帯電話はまだ使えないし、閉じ込められたら終わり…

「よしッ!階段を登ろう!!」

約20キロのスーツケース2個、両手で持って(何の?)維持で登りました。

スーツケースを階段にガコンガコン当てながら登り続けました。

1つずつ持って行こうと思いましたが、運んでいない方のスーツケースを放っておいたら、その間に持っていかれたら(スリ)どうしよう…と、思って放っておけませんでした。

バスに乗る

一生懸命階段を登った後は、バスを待ちます…

が、どっちの方向のバスに乗っていいのか、わからない…

人通りが少ない道路で、唯一いたおじさん(黒人さん)に、「このバス停に行きたくて、このバスに乗りたいのですが…」と、言ったら

「ここで待ってたら、後少しでバスくるよ!」と明るく言われて

バス停の看板の前にあるベンチで座って待っていました。

さっきバスを教えてくれたおじさんが、ちょっと先の方でバスが来るのを一緒に待ってくれていました。しばらくの間。

15分ぐらい?してもバスが来なくて、気がついたらおじさんは居なくなってしまいました(何か、すみませんでした)

そして、松葉杖をついた別の黒人さんがやってきて、座っている私の前を通り過ぎました。

と、思ったら…

戻ってきて、私の目の前に立ちました。

そして、私と10秒ぐらい目を合わせて、再び去って行きました。

去り際に、松葉杖で私の座っているベンチをカンカン当ててきました。

差別的なことなのかな?私がアジア人だから?大きなスーツケースを2つも持っている旅行客っぽいから?

理由は分かりませんが、とても怖かったのを覚えています。

彼と目が合っている間、ここで拳銃出されたらどうしよう。

死ぬかもしれない…と、思いました。

多分10秒ぐらいだったと思いますけど、すごく長い時間に感じましたし、生きている感じがしませんでした。

周りも薄暗くて、怖さ倍増でした。

暗くなってからバスには絶対乗らない!と、心に誓いました。

バス下車してからも

ようやく反対車線側にあるバス停から、バスに乗車できました。

運転手さんには「このバス停まで行きたいです!」と、伝えてありました。

しばらく乗ると(40分程度)

運転手さん「ここだよ!」

と、言われたので急いで降りると…

ココハドコ?

本当にこのバス停でいいの?

調べて見ました。

このバス停は「228th」

私が降りたかったのは「238th」(3つ先のバス停)

運転手さーーーーん!間違えてますよーーーー(泣)

3つ先のバス停まで、重いスーツケースを引っ張っていくか、再度バスを待って、3つ先のバス停まで行くか悩みました。

しかし、その場が薄暗すぎてその場で待つのは怖すぎてじっとしてられませんでした。

歩く

バス停を降りてから、Google mapの情報では、徒歩25分のはずでした。

重いスーツケース2個を持っていても、プラス10分ぐらいかな?と思っていました。

その考えが甘かった…。

歩道の舗装が悪くて、スーツケースの車(タイヤ)が回らない、回らない…

歩道の舗装が途中で途切れて、芝生になってたり。

登り坂が長い!

スーツケースが重い。腕が痛い。

歩いても、歩いても地図上の自分の位置が動かない…

外はもう暗い。

長袖2枚着ているから、汗がすごい。

脱いだら荷物になるから脱げない。 

このまま辛抱して歩き続けるしかない…

やっと着いたーーー!と思ったら、もう19時半になっていました。

Airbnbで見つけたお宅です。

優しいオーナーさんでした。

「お腹すいたでしょ」って言って、カップラーメンを3つも頂きました。

でも、その日はすぐ汗だくだったのでシャワーを浴びて、すぐ寝ました…

次の日の朝食にカップラーメン頂きました♡

見知らぬ土地でこの長い道のりを無事にここまで辿りつけた事は、自分で自分を褒めてあげたいと思いました。

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