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好きを呟く


少し前からTwitterで仕事用のそれとは別に、プライベート用のアカウントを使用している。

当初は好きな米津玄師さんのことを呟いていた。同じスタンス(もしくはそれ以上)で米津さんを愛する人たちが集まる端っこに加わり、小さな幸せを味わっていた。

しかし。

米津さんの活動には波がある。プロモーションをかけるときとそうでないときの差が激しく、そうでないときはほぼほぼ無音だ。

その間、ファンは自給自足・物々交換・創意工夫で励ましあいながら、少ない供給源で細々と日々を過ごす。

今春発売された楽曲『Pale blue』の一連の活動も下火になり、飢えに耐え忍ぶ日が来ようかとしていた頃、私にとって全く別のところから大きな波がやって来た。

NHK朝ドラ『おかえりモネ』だ。

大好きな脚本家・安達奈緒子さんと好きな俳優・清原果耶さんが「透明なゆりかご」以来再びタグを組まれるということで、普段朝ドラは観ない人間なのだが、楽しみに視聴を開始した。

『おかえりモネ』はいつもの朝ドラのような「元気溌剌・明朗快活・わかりやすく忙しい朝にも"ながら見"ができる」のが好きな方々からの評判は散々なのだが、私のように「むしろそういうの苦手」「人の心や表情、美しい風景をじっくり味わい、考えながら観たい」方々には絶賛されている。

(『おかえりモネ』についてはまた後日ゆっくり)

元々感想を語るのが大好きなので早速プライベートアカウントで呟き始めると、あっという間に「仲間」が増えていった。

同じような目線で楽しんでいる人々のハッとするような意見や目からウロコの見解に感嘆し、共感し、語り合う。

何のプロモーションもかけていないのに勝手にフォロワーさんが増えていく現象も面白い。(既に本家の数を越えてしまった😅)

「好き」の威力はこんなにも強い。

ここ数年、創作のエネルギーを削がれる出来事が多く辛い日々だったのだが、おかげで少しずつ力を取り戻している。

そういえば絵だけでなく、
文章を書くことも好きだった。

「描けない」ときは「書く」。

好きを呟き、表現し、循環させていく。

ここもまたそんな場所のひとつにしたい。