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☆子供たちからの無償の愛〜最終週のできごと☆

2019年12月22日(日)の冬至の日をもって、
sadoベリースクールStarsは3年間の開校に
一区切りつけることにしました。

sadoベリースクールStarsの活動に興味を持ってくれた方、
近くから遠くから支え、応援してくれた方、
大切なお子さんを預けてくださった親御さん、
この学校を選び登校してきてくれた子供たち、

そして何より
最高の環境を提供してくれたゲストハウス、
サードプレイスのオーナー家族さん、

ほんとうにありがとうございました!!


最終週、たんたんと流れていった
sadoベリースクールStarsの様子を
紹介したいと思います。


閉校じゃなくて、休校。

いつかまた“何らかの”かたちで復活したいと思ってるので、
♪また逢う 日まで〜 逢える時まで〜♪
by 尾崎紀世彦

注)佐渡には変わらずステイしてるので、佐渡の人はいつでも逢えます。うふ。

1.焼き芋、洋梨ゼリー、りんごケーキ

毎週水曜日に登校してきてくれていた
6歳の男の子たち。
(来年4月からは小学生!)

普段から自然の中で思う存分遊んでいる子たちは、
sadoベリースクールStarsでの遊びも慣れたもの。

7時間の開校時間をフル稼動で
自ら遊びをみつけ、つくり、楽しんでいる
ちっちゃな天才たち。

わたしの方が教えてもらうことが圧倒的に多い。

どうかそのまま突き抜けていってほしいと心から願う。


この日もいつもと変わらず元気に登校してきてくれて、
お弁当もおやつも、もりもり食べて、
外で中で全力投球で遊んでいってくれた。


この6歳児ボーイズたちのお母さん方が
毎回持たせてくれるおやつがまた
ほんとうにあったかくて美味しい!


季節の果物
自然派のお菓子(添加物なし)
朝ついたきな粉餅
ポン菓子
手作りパン

などなど。

えりこの密かな楽しみでもあったりした。


おやつ命の彼らとのおやつタイムは争奪戦。
瞬殺でなくなるから、手を動かし続けて食べないと
あっという間に消えてしまう。

「えりちゃんはいいよ」
なんて大人な発言は一切せず、
毎回輪に加わっては手を動かし続けて食べていた。笑

この日のおやつはスペシャルで、

・お家で焼いた焼き芋
・手作りのル レクチェ(洋梨)のゼリー
・手作りのりんごのケーキ


お母さんから聞いたところによると、

“あしたはsadoベリースクールStarsがさいごだから”

「おかあさん、ケーキ焼いて」
「おかあさん、ゼリーつくって」
「おやつは、えりちゃんのだいすきな やきいもにしよ」

と、それぞれのジェントル6歳児たちが
前日の夜にリクエストしてくれたそうな。


ありがたい。
ありがとう。


6歳児なりに“さいご”を受け止めてくれて、
そこに“華”を添えてくれる。

その気持ちが、その感覚が、その優しさが
嬉しくてたまらない。


最後の水曜日も
おやつは一瞬にしてなくなり、
(焼き芋は写真におさめられず)

お母さんに自分がリクエストしたことなんて
一切告げずに食べきる彼ら。


そこがまたいい。


ありがたい。
ありがとう。
ごちそうさまでした!

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2.手作りプログラム

ほんとうの最終日となった22日(日)。
この日は3人の女の子が登校してきてくれた。

いつもと変わらず、
いつもと同じように、
終われたらいいな。

と思っていたのだけれど、
いつもと同じように接してくれながらも
いつもとは“違う”感覚で登校してきてくれた子が
持って来たのはミニホワイトボード。

そこには、
“今日のプログラム”が書かれていた。

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ここでもまた、
この日に向けて準備をしてくれてた
ということを知る。

プログラム最後の方にある
“プレゼント”と“メッセージ”の文字。


その項目を用意してくれたことに対する感謝と
その項目をできればずっと受け取りたくない寂しい気持ち。

相反する気持ちを抱えたまま、
プログラムは自由に、気ままに、
多少の変更、改良を重ねながら
時間とともに進んでいった。


・香り袋
・お手紙
・手作りマフラー
・手作りブレスレット
・手作りマグネット


1年でいちばん日が短くなる日、
外はもう真っ暗になったところで
たくさんのプレゼントを受け取った。


ありがとう。
ありがとう。
ほんとうにありがとう。



3.無償の愛

小学校の先生をしていた頃、
子供たちからたくさんの手紙やプレゼントをもらった。

自由帳の切れ端に絵を描いてくれる子もいれば、
便箋に手紙を書いてくれる子もいたり、
通学路でちぎってきた野の花の子もいた。

それはそれは、学年や性別によって
多種多様なプレゼントをいただいた。


子供たちは与えることが大好き。
(食べ物の場合は時と条件によって異なる)

ただただ喜ばせたくて、
絵を描いたり、手紙を書いて持ってくる。

年齢が低いほど、
突発的な思いつきで
ちゃちゃっと最短ルートで届けてくれたりする。
(描く→持ってくる、書く→持ってくる)


そこにお返しをもらおうとか
見返りを期待するということはほぼない。


いわば、無償の愛なのだ。

よく、母親の我が子への愛情は無償の愛だ
と言われるけれど、
それはほんとうにその通りだと思うけれど、

子供たちの中にも
無償の愛は存在する。


そんな瞬間に触れるたびに、
もらってばかりのえりこは心が洗われるのでした。


本来は、勝手にsadoベリースクールStarsを
やめてしまう私の方こそ
たくさんのありがとうを届けるべきなのにね。

今回もまた
無償の愛に包まれまくったわたしです。


4.子育て&教育お茶会開催のお知らせ

このかたち、このスタイルでの
sadoベリースクールStarsは
いったん一区切りになりますが、

子供たちにずっと関わっていきたいという想いは
消えるどころか強まるばかり。


詳しくはこちらにまとめてみました
【教育に対する危機感&ほんとうの教育とは?】


子供たちや親御さんが必要とする
新しいsadoベリースクールStarsかたちを
模索していきたいと思います。

ただ、どんなことに悩み、困り、
どういった場があるといいのか、

知らないことには始まらない。


ということで、2020年1月に
子育て&教育お茶会を開催したいと思います。

日程はまだ未定ですが、
お茶代300円くらいで、
ざっくばらんに何でも言える場にできたらなと。
(場所は佐渡のどこか)


興味ある方、連絡ください^^


5.ニイルの言葉

最後に、フリースクールの元祖といわれるニイルの言葉を拝借。

=========================

すべての子供は、自分自身の中に神を持っている。
自我が満たされた自由な子供はその神を発揮する。

善悪や正邪の価値観を与え、子供を型にはめようとすると、
その内にある神を悪魔に変えてしまう。

つまり、法律や規則でしばり、道徳で抑え込もうとするから、
罪を作り、反逆者を作り出すのだ。

ニイル

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ニイル大先生がおっしゃるような、
子供たちを型にはめない、
法律や規則や道徳でしばったり抑え込まない
自由な場を作りたかった。


…いや、まだ道半ば…。
いつかたどり着きます、ニイル大先生。


と、密かに誓いを立てて、
いったん一区切りとしたいと思います。

これまで“いいね”やフォローいただいた方、
読んでいただいた方、
ほんとうにありがとうございました!


とはいえこちらのnote、
sadoベリースクールStarsのマガジンはそのまま。

また、お茶会の様子などもシェアできたらと思っています。


それでは!

♪また逢う 日まで〜 逢える時まで〜♪
by 尾崎紀世彦

注)佐渡には変わらずステイしてるので、佐渡の人はいつでも逢えます。うふ。


===================

6.おまけ情報(今後のご縁&繋がりの場)

①sadoベリースクールStarsのLINE@

こちらのLINE@は継続します。
これまでは開校日や学校での子供たちの様子を発信してきましたが、
これからは教育に関する情報を不定期で配信していく予定です。

登録無料
https://lin.ee/d9EyprG

②viva☆ふとうこう@佐渡 LINE@

また、佐渡で仲間と「viva☆ふとうこう@佐渡」
という活動もしています。
(略して、”ビバふ“)

不登校のイメージを明るくポジティブにしたい、
子供たちや親御さんの居場所を作りたいとの想いで
月1回『びばふ☆cafe』を開催中。

こちらの案内は”ビバふ“のLINE@から配信しているので、
興味のある方は登録してみてください^^

登録無料
https://line.me/R/ti/p/%40qbc7126i

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