takeしたくなる理由を、自分の中に見つけたら、生きやすい次の世界が待っていた
give & takeの罠にハマっていた話の続編です。
表のノウハウ的には、素直にgive &take、「未来のお客様にまず自分から与えること」を実践していたつもりだったけど、実際は目の前に現れた人からtakeしたくてしたくて仕方なかった私。もちろん、takeする気持ちが100%ではなかったけれど…4〜5割はあったと思う。
そんな私の未熟さも受け入れて、一緒にきものを着こなす未来を見て信じてご契約くださったお客様がいます。それが、今も一緒にいてくれる生徒さんたちで…彼女たちの懐の深さにはもう感謝しかない。
その一方で、私のtakeの感情や思考に違和感を感じて、ご縁が続かなかった方もたくさんいる。
そうだよね。そりゃそうだよね。私もtakeを感じたら全力で逃げてきたもの笑
give が最初だとはわかる。ちゃんとgive &takeをしているつもり。だけど 実際にはtake の気持ちが前に出てしまう。そのほんとのほんとの気持ちは、目の前の人に伝わってしまう。一生懸命、give しようgiveしようと思っても… 本当に自分が思っていることは人に伝わってしまう。
これが私が体験したgive & take の罠でした。
では。
では!?
なぜ、この give & take の罠にハマってしまうのでしょうか?
give しようとしても takeしたくなる。
これってどういうこと??
バケツの水で例えてみると。
蛇口を開いてバケツに水を入れようとしたとき、バケツにすでに水がいっぱい入っていれば、水はあふれていきます。あふれた水は周りの草花に広がって giveされていき、周りを潤し緑豊かにしていきます。ですが、バケツに水が入っていなければ、まずバケツの中に水がたまります。バケツに水がいっぱいになって、周りの草花に水が溢れ出すまでには時間がかかります。さらに言えば、もしバケツの底に穴が空いていたら…?? バケツを例に考えると、底の穴からまた周りに染み出す、という可能性もありますが、上からあふれてgiveできる日は…穴が空いている限り訪れません。
人間の心も同じ。
自分には何かが足りない、足りない足りない…と思っている状態では、最初に自分を埋めようとします。だから目の前の人から、takeしようと、契約を取ろうと、お金が欲しいと渇望し、目の前の人をその方向へコントロールしようとしてしまう。
人をコントロールしちゃいけない、無理に契約を取ろうとしてはいけないと、どんなに自分の理性を働かせようとしても、自分のバケツが空っぽだと無理なのです。
自分が満たされていなければ、ほんとうのgiveはできないのです。
水が高いところから低いところに流れるように、自然の摂理なのだと身に染みました。
ということは。
自分のバケツを自分で最初から満たし、take しなくて良い状態をつくれば良いのです。つまり、自分はすでに与えられ満たされていると気づくこと。
これを気づけるかがgive & takeの罠から脱して
幸せにビジネスができるようになるための、必須条件でした。
私自身も、売上や成果を上げる前に、多くのものをもうすでに与えられていました。たくさんの人たちにも囲まれています。好きな人はもちろん、嫌な人も実は自分にとって大切なことを教えてくれる必要な人でした。
名前も知らない電車の運転手さんが自分を安全に運んでくれる。
私が小麦から育てたら100円の菓子パンはつくれないけれど、作って売ってくれる人。
空気があって、息が吸える。息が吸える身体がある。
太陽があり、雨が降り、心地よい風がふく。
唯一無二の、自分がある。
あるんだ。
「感謝が大事」「おかげさまの心が大事」とか言いますけど、ほんっっっっとおお〜〜〜に自分に与えられているものを感じて、感謝を腹の底から思えて言えるかです。
不足している自分から、すでに満たされている自分へ。
私はこの転換が結構、大変でした。
身に染みて体感できるよう、たくさんの「事件」が起こりました。あぁ、バケツに水はたまっていた、穴なんて開いてなかったんだ、と気づくまで、散々泣いて泣いて、苦しくて苦しくて…という時期がありました。
だいぶだいぶ乗り越えて、ほんっと楽になりました^^
「自分には何かが不足している」という意識は、特別なことではありません。その理由の一つは、今の社会がそういうメッセージで溢れていて、私たちは小さなことから刷り込まれてきたからです。
資本主義経済は、消費を増やし、お金が流通する量で規模を測ります。今の日本のように人口減の中で、経済成長するために一番大きいインパクトは、国内消費です。つまり、一人一人が使うお金の量を増やすこと。個人が使うお金の量を増やしたかったら、「自分は満たされている」と思わせてはいけない。「自分はまだまだ不十分だ」「何か手にできたら幸せになれる」と思っていると、ずっと何かを求め、買い続けてくれる。資本主義にはそういう人の方が都合が良い。
そのために、こうしたら幸せが掴めますよ、手に入りますよ、というマーケティングメッセージが世に溢れます。「いつか、レクサス」なんてキャッチコピーはまさにこれですね。カッコよく見えるんだなーこういうの^^;
満ち満ちた自分であると気づくこと。
こっちの方ががぜん、いきやすかったし、ビジネスもうまくいきます^^
give & takeと思ってがんばっているのにうまくいかない…と感じている方は、ぜひ自分の心の奥に問いかけて見てあげてください。
give & takeのその先を学び続ける場を、私のコーチをしてくださっている織恵さんがつくってくれています。よかったらぜひご一緒に^^
https://www.reservestock.jp/events/486452/NDg1MDI2NjI3ZmE2MGYxYTAwM/NDlkOGJjMzU5ODVjNjQzMTlhY
続きはまた気の向くままに。
2020.10.8 上杉惠理子
はじめてサポートいただいたとき、本当に本当に嬉しかった。準備したセミナーや有料記事を購入いただくのとは全く違う喜びでした。本当に励みになります^^