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学びが多すぎるリアリティショー

一つ前の投稿では
私とNetflixの関係について書きましたが、
今日は私の大好きなNetflix番組を
ご紹介します!

実は過去にも見たことがありましたが、
再びNetflixを再契約してから
最新シーズンを見た後、
今はまた過去のシーズンを見返しています。

その番組は
”Queer Eye”
邦題:『クィア・アイ 外見も内面もステキに改造』

それぞれファッション・美容・料理・
インテリアデザイン・カルチャーの専門家である
ゲイとノンバイナリーの5人組の
Fab Fiveによって、
依頼人の外見と内面をステキに改造していく番組です。

初めて見たのは、
まだコーチングを始めるずっと前。

とにかく日々Netflixで
何か人気の番組をつけて、
家事をしていました。

当時は正直、
愉快なゲイの方々による
大規模なイメチェン番組としか
捉えていませんでした。

面白いと思いつつも、
何も刺さっていなかったと思います。

最近再び見たら、もうショッキングなぐらい
素晴らしい番組だなと気づきました!

①依頼人に投げかける質問
②伝えているメッセージ
③外見の変化と内面の変化の繋がり

コーチとしてめちゃくちゃ勉強になるんです。

そして、

私もFab Fiveみたいになりたい!
とまで思うように笑

私が感じた素晴らしさについて
もう少し詳しく書きますね。

① 依頼人に投げかかる質問

「おっと、これってコーチングと一緒じゃない?」
とまずビビビっと来たのは
質問の仕方でした。

例えば、ファッションや美容で
イメチェンをしたり、何か服を試したりしていると、必ず聞いているのは、

"How do you feel?"
(どう感じている?)

プロだからって、
これはあなたに絶対に合っていると
断言したり、押し付けたりするのではなく、
必ず相手がどう感じているのかを確認しています。

また"What do you think?"と違って
”How do you feel?"というのは、
頭でどう考えているのかではなく、
心でどう感じているのかについて
聞いています。

頭で考えたら、
絶対プロが提案するものが良いに
決まっていますが、
自分がそれについてどう感じるかは別。

"Do you feel that this is still you?"
(あなたらしいと感じる?)

これもよく聞いています。
めちゃくちゃ大事!

いくら素敵でも自分らしくなかったら
違和感が生じますよね。

あと、いい質問だなと思うのは、

"What does your ideal 〜 look like?"
(あなたの理想の○○はどのように見えてる?)

例えば、料理担当の方が
家族の食卓のイメージについて聞いたりします。

"Do you see yourself 〜?"
(自分が○○しているのを想像できる?)

例えば、ファッション担当の方が
着てみてもらった服で何かをしている
イメージがつくかなど聞きます。

イメージができるかどうか
どんなイメージをしているのか

とてもパワフルな質問です。

イメージできることは
叶えることができるので!

②伝えているメッセージ

Fab Fiveが依頼人に対して
直接伝えていること、
解説で話していること、
そして番組中の繋ぎ目に出てくる
色んな偉人などの名言

すべて素晴らしいです!

毎エピソードに違う依頼人が登場するので、
色んなメッセージがあって
一つ一つめちゃくちゃ共感できますが、

この番組で一番強く伝わってくるのは、

セルフラブの大切さ

についてです。

色んなメッセージと言っても
結局すべてはセルフラブの大切さに
繋がると感じています。

登場するほとんどの方は
他者を助けるために活動されていたり
ものすごくビジネスを頑張っていたりするけど、
自分のケアを全然できていません。

活動も素晴らしく、
他者思いの方ばかりですが、

自分ではなく他者やビジネスを常に優先
それをしないとダメだと思い込んでいる
自分に自信がない
引きずっていることがある

こんな特徴を持っています。

どんなに人を助けたいと思っていても、
まずは自分を整えてあげないと
十分に還元することはできない


つまり、

自分をケアし、自分に自信を持つことで
もっともっと他者に還元できる

このメッセージを私は
強く受け取りました。

そして思い出したのが、
もう一つ大好きなリアリティショー
"RuPaul's Drag Race"のRuPaulが
必ずショーの最後に言う一言。

"If you can't love yourself,
how in the hell you gonna love somebody else?"

(自分を愛せなかったら、
どうやって他の人を愛すの?)

これも主婦時代に見ていた時は
全然刺さらなかった一言ですが、
今となっては「なるほどー!!」
と納得しまくっています。

誰かを大事にしたいなら、
まずは自分を大事にすることが大事

なんです。

自分を大事にしていないと、
壊れてしまって、大事にしたい人も
大事にできなくなるから。

また、自分を大事にすれば、
より大きな愛で他人を大事にできるから。

素晴らしい活動をしているのに
自分を大事にできていない人たちに
このメッセージを伝えて、
助けているFab Fiveの活動が
本当に素敵で、感銘を受けました!


③外見の変化と内面の変化の繋がり

内面にフォーカスした専門家は
5人中1人だけで、
カルチャー担当とされていますが、
コーチ・カウンセラーのような方です。

それ以外は、ファッションと美容は
外見をメークオーバーし、
インテリアデザインも家や働いている場所自体を
デコレートし直します。
料理も体験しながら、レシピを学びます。

表面的な事柄のようですが、
しっかりと内面に響き、影響をもたらしている
ことが
とても伝わってきます。

ファッションや美容で変身すると、
すごく嬉しい表情をしていて、
内側から溢れてくる自信が違います。

自分をもっと好きになれていることがわかります。

私も小さい頃から癖毛とメガネがコンプレックスで
小6で初めて縮毛矯正をさせてもらえた時や、
中学でコンタクトになれた時の感動、
また自分の受け入れ方や自信が変わったのを覚えています。

住まいや働いている場所もアップデートされると
自分を大事にしているのを実感できたり、
日頃のストレス軽減になったり、
テンションが変わります。

それも私もマイホームに引っ越して
実感していることです。

料理も自分を大事にしたり、
食卓のコミュニケーションを彩るもの。

表面的なことって「うすい」とされがちだけど、
内面と繋がっているから、
軽視してはいけない。

どれぐらい、どのような方向性でやるのかは
人それぞれだけど、
自分の表面をケアすることは
セルフラブに繋がっています。

メークオーバーされた後の
あの喜びの表情を見ていると
ファッションや美容の仕事って素晴らしいなと
感じました!


さて、今までにないぐらい
長い文章を書きましたが、
最後までお読みいただいている方はいるのか…?

”Queer Eye"について論文が書けそうですw

それぐらい学びと感動がある番組です。

でもそれにはただボーッと毎日を過ごし、
テレビを見ていた頃は気づけませんでした。

ぜひ番組が伝えたいメッセージや
Fab Fiveがどんな言葉を発しているかに注目して
番組を見てみてください:)



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