UiPathの人事が考えるこれからの働き方#5
はじめにお礼を言わせてください
みなさん、こんにちは。UiPath 人事の村上です(@eriko_hr)。
※ここに書いてある内容はあくまでも個人の感想や意見です
前回の記事で、コロナ禍を経た働き方の変化や、1.5日のオフサイトミーティングに参加した感想を投稿しました。何と50以上のスキ♡を頂戴し、発信した内容が、皆さんに届いていることを実感しました。ありがとうございました!ちょっとでも気づきに繋がるポイントがあったのであれば、尚更嬉しいです。”UiPathの人事が考えるこれからの働き方”シリーズは、今後も視点を変えながら続けていきますので、よろしくお願いします!
ビジネス主体のオフサイトミーティングで人事のワークショップ?!
前回のブログでご紹介したオフサイトミーティングは、UiPathのビジネス目標を達成するために、何をすべきか、どう変革していくか、というビジネス戦略の話が主目的でした。そのなかで、2日目の午後に人事の枠をいただき、”UiPathらしさ”って何だろう?というお題で採用担当と一緒にワークショップを開催しました。企画担当者からチームビルディングのワークショップをしてほしい、と依頼された経緯もありますが、ぶっ通しでビジネスに関する議論を交わしてお疲れ気味の参加者にとって、後半に向けたアイスブレイク的な役割も担っていた気がします。
ワークショップの仕立て
組織開発の観点では様々なやり方がありますが、悩んだ挙句とてもシンプルな構成になりました。
①まずは何を目的にし、どのような効果を狙っているかの共有。オフサイトミーティングには多様な職種の人が参加していましたが、全員に共通するのは”UiPathの社員”であること。自分たちが働く会社について、立ち止まって考えてもらうこと、他の人の意見から気づきを得ること、出てきた意見をまとめてUiPathの競争力として認識すること、の3点をワークショップの冒頭に話しました。
②次は個人ワーク。5分時間をとり、思いつくだけ”UiPathらしさ”について書き出してもらいました。
③そして意見交換。それぞれ書きとめた内容を各テーブルで共有し、発表に向けてインプットをある程度まとめるところまでお願いしました。ここでの狙いは、相互に気づきを得ることです。普段あまり仕事で顔を合わせない人が同じテーブルにいるからこそ、他の人の考えを聞くことで自分との価値観の違いを感じ取ったり、逆に親近感を感じたり。参加者同士が会社について語り合う光景を見て、ついつい聞き耳を立ててしまいましたが(笑)、良い点も悪い点も率直に話している印象を持ちました。
ワークショップのアウトプットから見えてきた”UiPathらしさ”
各テーブルでまとめてくれたインプットは、会社のブランディングにとって宝物とも言える内容が満載でした。フォーマットを自由にしてしまったので、取りまとめの作業に時間を要したのは反省点でしたが、後日 人事チーム内で全部目を通して会社全般や組織、人、制度、製品にカテゴライズしたり、テキストマイニングを活用して分析しました。
会社については、外資系でありながらローカル企業のような面もあるハイブリッドさ、風通しの良い社風、リモートでも仕事ができ働きやすい、という声が目立った一方で、スタートアップからIPOを経て変革を遂げている現段階ならではの組織的な課題も含め、”らしさ”として表現されていました。
”人”に関する意見は、多様なバックグラウンドをもち、サポーティブ、人がいい等。良い意味でも悪い意味でも・・・という二面性のあるもの以外、否定的なコメントが一つも無かったことは、特筆すべき点だと思います。
もちろん、経営陣や組織体制、人事制度なども大きく影響しますが、”UiPathらしさ”の源泉は社員一人ひとりから生み出され、カルチャーとして育まれてきたのでしょう。
ちなみに、上の図で割と大きく示されている単語"humble"とは、UiPathを定義する価値観の一つです。聞き慣れない言葉かも知れませんが、具体的には①オープンマインドを維持 ②優しさを養う ③チームプレーヤーになる ④自分のエゴをチェックする という行動や態度のことです。
リモートワークに関して補足すると、UiPathはグローバルで最低週2日の出社を推奨していますので、ハイブリッドな形で運用していることをお伝えしておきます。いずれにしても、今の時代、場所に縛られない働き方が可能かどうか、という点は、人が働くうえで重要な要素になっていると感じました。
製品愛と愛社精神
実は、”自社製品が好きな人が多い”、という意見もワークショップで頻出していました。自分自身が製品のファンであれば、お客様やパートナー様に製品の魅力を知ってほしい!と強く思いますし、仕事へのモチベーションも高まり、それがビジネスへの貢献、そして社会の働き方の変革に繋がるでしょう。
私は、製品愛と同様に大事なのが、ちょっと古いですが愛社精神だと思います。「UiPathってこんな会社だから好き!」と直接的に表現できればそれも良いのですが、”らしさ”としてポジティブに感じる要素を言語化して、社員同士でで共有することで、自分では意識していなかった魅力を認識できることもあるはず。現場では製品や仕事に関わる話に終始するでしょうし、居酒屋のようなお酒の入った場ではなく、ちょっと普段の環境から離れたオフサイトミーティングの機会は、会社についての意見を交わす場として適していたのです。
ワークショップ実施後のアンケートを読んだところ、とても嬉しいフィードバックを頂戴したので、いくつか共有します。
普段意識的には考えないことを考えさせられ、UiPathの良さを再発見できたいい機会になった。
会社のカルチャーについて他のメンバーの意見を聞けたのは有意義だった。
「らしさ」を言語化することは重要ですね。
会社や人の魅力も、競争力になる
私は普段 HRビジネスパートナーとして、ビジネスリーダーや部下をもつマネージャーの皆さんに対して人事の観点からアドバイスをしながら、人と組織の課題に取り組んでいます。
それに加えて、UiPathという会社に魅力を感じてくださる方を一人でも多く増やすことが、リーダーの一人として重要なミッションだと思っています。製品のユーザーコミュニティ”UiPath Friends”の皆さんとの交流や、このブログとSNS投稿などを通して多くの人にUiPathを知ってもらうことを、これからも続けていきます。
そして、人事の私や一部の社員だけでなく、誰もがUiPathについて自ら語り、ファンを増やしていく布教活動?!に積極的に貢献してほしい。製品が売れればビジネスにはなりますが、UiPathという企業や、そこで働く社員にも愛着を感じていただくことができれば、中長期的な競争力に繋がり、より大きなインパクトを社会にもたらすことができると信じています。
今後の発信も、どうぞ楽しみにしていてください。
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