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ぶっちゃけどうなの?保険適用

2022年4月から不妊治療にも保険が適用になりました

このことで今まで経済的に諦めていた方や若い方も不妊治療にチャレンジできる、というメリットがあります

私も合計5回の体外受精周期をやりましたが、1回は自費、残り4回は保険適用でおこないました

私は恩恵を受けた身ですが、やはりメリットばかりではない、というか…

隠された真実、というものもあります…

ということで、今回は結局保険適用になったけどぶっちゃけどうなの?という話をしていきます


私は2022年の3〜4月に自費で1度体外受精をしましたが授からず、5月も体外受精をしたので、ある意味保険適用になった最初のタイミングから経験しています

先生のお話だと、最初はまだ手探り感が強く、保険適用になるお薬が少なかったようです

一般的に治療に使われているお薬が概ね保険適用になったのは開始から半年後くらいの感じでした

だから4月〜9月くらいの間は、徐々に保険適用になるお薬が段階的に増えていったみたいです

その間は保険適用になるお薬の中からこの人の体に合うのはこれかな、というような試行錯誤をしていた状態だったと考えられます

少ない選択肢(かどうかは私にはわかりませんが)の中から、体に合う合わないを見極めるのは難しいでしょうね…試してみなければわかりませんから

以前使ってよさそうだぞ!となったものがすでに保険適用になっているならいいのですが

私はちょうどそのタイミングで体外受精を3回おこないましたがうまくいかなかったので、先生に聞いたのですよ

保険適用内のお薬だと私は難しいのでしょうか?と
(自費でしか使えないお薬を使う必要がありますか?ということです)

先生は、一般的に使われるお薬の多くは保険適用になったし(この時9月くらいです)、私の場合は検査結果などから保険適用内のお薬で十分治療できますよ、との回答

ただ、何かしら問題があって一般的なお薬では妊娠が難しい方や40歳を過ぎている方は自費(保険適用が認められない)のお薬がいいという方がいることは事実です、とのこと

つまり、自費でしか使えないお薬が体に合っていてそれを使いたい!という方にとっては、全額自己負担になってしまいますので…保険適用になったことは改悪です

むしろ保険適用になったからこそ自己負担額が増えてしまった、という方もいます

以前はどんなお薬を使おうが、誰にでも30万円の助成があったわけですから

実は私を担当してくださった先生は3月の時点でこの保険適用に対して怒っていらっしゃいました…

こんなものは改悪だ、と

どうやら4月になるまでどのお薬が保険適用になるかわからなかったみたいなんです(正確にはわかりませんよ、お話しぶりから察するに、という感じです)

始まるまでどのお薬が保険適用になるかわからないでスタートしてしまうって…!ちょっとびっくりじゃありません?

そりゃー全国の不妊治療をおこなっている病院・クリニック、対応が大変だったでしょうね…

保険適用になって確かに治療を受けやすくなった人はたくさんいます

でも保険適用にならない高度な?お薬を必要とする方々はその枠からこぼれ落ちてしまうんです

でも検査をして何か問題があったり、40歳を超えている方だって切実ですよね

そういった方こそお薬の力が必要で、治療のサポートを強く望む方こそせめて経済的負担を緩和してあげられたらいいのに、と思ってしまいます…

もちろん、誰を優先すべき!なんてことは言えないのですが…

不妊治療に使われるお薬が全部保険適用になってくれるといいのにな、と思います

それも難しいのでしょうかね…詳しい事情がわかりませんが…

【私の場合】
私の場合は、幸い保険適用内で治療できました
保険適用3割負担+限度額証明を出していたおかげでかなり助けられました
(限度額証明書、オススメです。保険適用分は高額医療費制度で払い戻しがありますが、結構な額を一旦立て替えなくてすむので、心穏やかです)

でも保険診療と併用して使える「先進医療」(これは自費)を使ったので、やっぱりおおお!という金額を払うことはありました

結婚式の準備の時も思いましたが、段々金銭感覚麻痺してくるんですよね…

「今日は3万かー安い方だなー」とか

3万って…安くないから!!!

というわけで、今回は保険適用についてでした

始まって1年以上経つし、今はまた違っているのかな?

あくまでも私が通っていたクリニックでのお話ですので、ぜひ担当の先生にいろいろ相談してみてくださいね!

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