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2024.1.1. その時のわたしはというと

今回のnoteは、令和6年能登半島地震の当日のことについて書いています。私自身の被害は少ないのですが、起きた状況について書いています。
不安になったり、気分が悪くなったり、気が滅入ったりする可能性もあり、その危険、不安がある方はご覧になるのをお控えくださいますよう、よろしくお願いします。

令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表します。
被災されたすべての皆様に心よりお見舞いを申しあげます。
一日も早い救助、復旧復興と、被災者の皆様に穏やかな日々が戻りますことをお祈り申し上げます。

年明けから心を痛める出来事があり、なかなか日常生活に戻るのがゆっくりになっています。
先月、年明けしたら〇〇しようとか、色々考えていたことが
一旦ストップになっています。

今は無理に考えたり、動いたりできないので、しないようにしています。
できることから、徐々にしていこうとしています。


ここに書くかも迷ったのですが、どこかに出して、気持ちを整理したいと思い、1月1日に起こった能登半島地震について書いていきます。


その時、私は金沢市内の施設でパソコン作業していた。
最初に地震がきて、あっ、揺れているな、ちょっと大きめだなーと思っていて、特に何することもなく、パソコンに向かっており、
近くの青年たちは友人に地震きたよねって近寄って行ったり、話ししたりして、やや落ち着いてきたかなーと思ってそのまま座っていた。多分震度2か3程度?

次の瞬間、急に大きな揺れがきて、体験したこともない揺れで、目の前のパソコンを閉じつつその流れで、机にしがみついていたら、コップが倒れそうだったので、コップも押さえ、周りは既に机の下に身を隠していて、隠れないとと思ったけど、どんどん揺れが大きくて、体が揺れて、さっと机の下に隠れれない、あぁ、やばい、ちょっと遠くを見ると、ものが落ちそう、へたへたとすごく不恰好な感じで床にしゃがみ込みながら、机の下へ。

揺れがおさまったと思ったら、
火災警報がなり、火事です、火事です、〇〇から出火です。

えーーー。(心の中の声)
地震の影響のエラーか、本当に出火したかわからないが、
どちらにしてもここを逃げる。

周りの数名は荷物持たずに一目散に外へ退避。

本当はだめだけど、状況的に鞄持って逃げても大丈夫そう?
早々に荷物を鞄に入れ、戻ることはないと思い、こぼしたココアを手持ちのウェットティッシュで拭き(本当はそれもだめ)、車を停めていた立体駐車場へ向かおうと出口へ向かう。車で来ていた人たちも数名だが、バラバラと向かう。

(避難行動に関して、お手本と全く真逆の行動をとっていて、情けない)

駐車場までの廊下は天井から、天板や機材が落ちており、埃まみれで
思わず、その空気を吸って咳き込む。

駐車場に行くと、スプリンクラーが作動しており、水と泡消火の中、車の方へ。見ると、フロントガラスには天井のコンクリの粉々がある。
壊れていない、今のところパーキング内は混雑もしていないし、乗って屋外へ出た。

事故らないように、ゆっくりと注意しながら進むと、手荷物なしで逃げた人たちが戻ってくる姿がみえた。

一旦外に出て近くの野外駐車場に車を停め、状況確認するため、外に出る。みんな電話していたり、集まっていたり
余震があり、電柱も揺れ、また車の中へ。
そこでしばらく様子見るか、とりあえず帰るか考えていると、
友人から安否確認のLINEが数件あり、状況はどうもひどいらしーと感じ取り、
あと津波警報が出たので、
家に帰るにしても、高いところに避難するにしても、どのみち山側に行かなければいけないので、行こうと決め、車を動かす。
正月だったこともあり、市内の道は混んでいない。気持ちちょっと車の数多いな、くらい。特に混雑する様子もなく、流れている。走っている途中、リュックを持って、避難する人たち、外に出て様子見てる人たちが見られた。
建物の倒壊や道は大丈夫だと、脇目で見ながら、しばらく進むと、前の方で渋滞か、進むと信号機が消えおてり、停電?と思ったら、目の先を見ると崖が崩れ、完全に道を塞いていた。

がーーーーーん。
ちょっやそっとでよかせそうにない、先に行った車がUターンしている。
通れないとわかると、交差点を曲がり、迂回することになる。

数日前にgoogle Mapが気を効かして、案内してくれた道が車幅が狭くて、土木のトラックが多く通って、しょっちゅう止まったり、譲り合ったりしてた道だったので、もうそこは使いことないなと思っていた、あの集落沿いの山道をまさかここで使うとは!

正月だったため、トラックもなし、車も少ない、あぁ感謝。
ただ小さい山崩れ数カ所が起きており、私に当たりませんように、と思いながらすすむ。

富山県との県境を通っているので、基本、山。
どっかで土砂崩れで道塞がってる可能性も高いと考えたが、対向車線から車が来てるから大丈夫と思いながら走らせる。

トンネルを通るときも、ちょっと心配と思いながら、結局進む。

今回は雪もなく、天気も良い正月は珍しいので、これも感謝。

北陸地方は
大抵大晦日あたりで、どーんと雪が降ること多く、お正月は雪景色で迎える印象である。

家に着くと、家は大丈夫、家族も無事。倒れたり、壊れたものの片付けしているところだった。
家族や親戚の安否確認して、大丈夫だとわかると一安心。

そこから、余震の数が半端ないくらい多い。何回もなる携帯アラームをテレビから地震速報アラーム。

元々、震度2程度の地震はたまにあったが、すぐ収まり、負担には思ってなかった。ここまで大きいのは初めて。余震も多いのは初めて。

体験して、初めて感じることって多いんだなと当たり前のことを思う。

昼夜の余震は回数は減ってきたが、まだ夜でも何回か起きる。
たまに大きいのがくるんじゃないかと不安になる。
昨夜1/6朝方のちょっと大きかった時は、しばらく寝付けれなかった。
富山、金沢周辺でこの感覚なので、
被害が大きいところは、さぞかし心労が大変ひどいだろう。

また天候も悪くなる予報。
朝起きたら、うっすら雪が積もっており、寒い。

本当に一刻も心休まる日が送れるよう祈ります。



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