見出し画像

なぜWEBサイトのリニューアルをしようと思ったのか?動機10個

はじめに

貴社がWEBサイトのリニューアル検討している、またはすでに取り組んでいるとして、そのはじまりのきっかけがあると思います。

リニューアルの検討にあたって、その目的や目標を設計する、あるいは委託業者からのヒヤリングを受けるといった段階に入っているかと思います。

ここでは、それ以前に、なぜリニューアルしたいと、自分は、貴社は思ったのか、目的以前の「動機」を振り返ってみましょう。

1. 効果がまったくないと思ったから

アクセス数や問い合わせ数など、具体的な成果が売上向上やビジネスの成功につながっていないと感じている動機です。効果のなかった理由はもちろんあると思いますが、なぜ効果がないと思ったのか、それはWEBサイトだけの問題なのか、など全般に振り返ってみると良いと思います。

2. 人に言われたから

委託業者やコンサルタントなど、周囲からリニューアルを勧められたというケースです。具体的な課題が明確でない場合もありますが、お任せする方がうまく回るケースもあり、信頼感によると思います。いずれにしてもご意見や提案に真摯に耳を傾けるのがよいと思います。

3. 公開後、長期間経過しているから

自治体等は、ホームページを公開して3年たつと評価検証を行い業者を継続するか変更かを検討することが多いです。

また現代では、5年以上経過すると、デザインや技術面が時代と比較して古くなり、ユーザーにとって使いにくいサイトになっている可能性があります。例えばSNSの仕様変更だったり、スマートフォン表示の対応などです。このことを実感していることは立派な動機です。

4. 作ったときに満足していなかったから。いつか変えたいと思っていた

当初のデザインや機能に満足していなかったが、コスト面や納期設定もあり、とりあえず公開してそのまま運用していた場合です。委託業者に満足できていなかった記憶印象もあると思います。

5. 新しく事業・サービスをはじめるから

新しいビジネスや・業態変革などにより、WEBサイトもリニューアルしたいというケースです。ビジネスWEBサイトとしては最も明確で必要な動機となり、既存のWEBサイトでは合わなくなってくる可能性があります。

6. 補助金

ものづくりや新規ビジネスなどの申請により、国や自治体の補助金制度を活用している場合、その販促広告費としてWEBサイトをリニューアルしたいという動機です。通常の支払に対しコストを抑えられる事が考えられますが、申請には事業計画が必要です。補助金ありきでのWEBリニューアルは目標が不明瞭になる可能性もあります。

7. トップダウン

経営者からの指示でリニューアルすることになったというケースです。担当に任命された者は、突然の指令にとまどうことがあるかもしれませんが、これは企業の方向性を正しく理解する必要があります。経営者はビジョンを掲げて毎日課題に直面している立場であり、この動機を理解し関係者に共有することが、WEBリニューアルを正しく導くことにつながります。

8. 仕様制限

契約会社が閉鎖してしまったり、古いシステムを使用していたり、利用サービスが変更したりする動機です。事業課題とは離れてしまいますが、こうしたリスクを将来的に予測して運用することが大切です。例えば無料版のWEBサービスが突然有料になったり、利用制限が追加されることはよくあります。

9. コスト

WEBサイトのランニングコストが掛かりすぎていて、経費を抑えるために簡易な仕組みを取り入れたり、自分たちで更新できるサービスを導入したいといった動機です。経費の抑制はリニューアルの一つの課題解決ですが、同時に内部でかかる人的コストを考慮しないと、却ってコストのかかる可能性があります。たとえばCMSを導入したが社内で運用できる人がおらず、更新ができない、結果的にサポート費用が高くなってしまう、などです。

10. その他

上記以外にも、競合他社がリニューアルした、事業承継で社長交代した、移転した、合併したなど、があります。しかしこれらはあくまできっかけであって、リニューアルに際しては、どのような情報発信を設計するのかといった検討が大切です。

最後に

行動にはきっかけが重要なので、どのような理由であれWEBサイトリニューアルをしたいと思うことは企業の良い前進につながると思います。

よく、WEBサイトには目的が大事だといわれますが、そもそもつくりたいと思ったとき、最初どのような気持ちであったのか、そしてそのときはどのようにしたいと考えたのかを記録しておくとよいと思います。いわゆるビジョン策定の第一歩です。

イラスト生成:Canva



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?