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ハイブリッド型イベントに顧客が感じる価値とは

近年、リモート会議やオンラインシステムが進化し、ハイブリッド形式のイベントが盛んに開催されています。ハイブリッド形式とは、現地会場での開催と同時に、オンライン配信も行う方法です。しかし、単にオンラインと現地会場のイベントを組み合わせただけでは、顧客にメリットが感じられないかもしれません。

参加方法が選択できること

ハイブリッド型イベントのメリットは、参加方法が自由な点にあります。となれば、時間や場所の制約を受けずに、自分に合った方法でいつでもその方法を切り替えられることが重要です。

サービスの事前情報収集になること

サービス内容に興味はあるが、十分に理解していない顧客にとって、現地会場で担当者と商談するのはためらう可能性があります。オンライン参加は聴講のハードルが低く、気軽に参加できるメリットがあります。

直接商談ができること

サービスの内容を理解し、すでに価値を感じている顧客にとって、現地会場での参加は、担当者との直接の商談や、他の顧客との交流を通して、より深い理解を得られるメリットがあります。

それぞれの参加形式に独自の体験を

単に同じ情報を現地会場とオンライン配信するだけでは顧客体験に差があるし、飽きられてしまいます。ふたつ有ることの価値を感じてもらうために、それぞれの参加方法に合わせた体験メニューを準備するスタッフが必要です。

現地会場

  • デモンストレーションやワークショップ

  • 担当者との個別相談

  • 顧客同士の交流イベント

オンライン

  • リアルタイムのQ&Aやチャット

  • 録画配信による見逃し視聴

  • オンライン限定コンテンツ(お試しアカウントやクーポン等)

開催後のコミュニケーション

どちらの参加方法であっても、アンケートなどで分析を行い、参加者に御礼のご連絡を差し上げるようにします。一過性のものでないサービスを提供しつづけるためには、提案・情報発信のサイクルが大切です。

まとめ

ハイブリッド型イベントは、顧客にとって参加の自由度と選択肢に応じた顧客体験を提供することが可能です。そのためには、単に集客拡大と代替手段を目的としたハイブリッドにするのではなく、顧客のニーズにを想定し参加スタイルの特徴を活かした企画と運営を目指しましょう。

イラスト生成:Canva


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