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「1日1コマ」の絵日記をはじめた話

こんにちは。インタビューライターの三谷恵里佳です。

昨年(2023年)末に「1日1コマ」の絵日記を描き始めました。

やり方はシンプル。
マンスリーカレンダーの1コマ(1マス)にイラストを描くだけです。
(私は100円ショップで買ったシンプルな手帳に下絵なしで描き込んでいます。)

最初は「3日坊主で終わりそうだなあ……」と思いましたが、今のところ3か月継続しています。

「何気ない日常」を記憶にとどめたい

「1日1コマ絵日記」を始めたのは、日々過ぎ去っていく「何気ない日常」を記録するため

2022年4月に出産してから、毎日写真や動画を大量に撮影して子どもの成長を記録してきました。

しかし、1歳を過ぎて歩き始めると……

  • 自由奔放に動き回る

  • カメラを向けると意識して動きが止まる

  • スマートフォンに興味津々で隙あらば触りたがる

など、撮影の難易度がUP。
記録したいけど撮影できない(=撮り逃す)場面が多くなりました。

日に日にできることや話せる言葉が増え、感情も豊かになっていく我が子。
あっという間に過ぎ去っていくけれど、「今しかない」かけがえのない日々を忘れたくない。

「記録」を残すことで、「記憶」にとどめよう
「記録」を振り返ることで、「記憶」を呼び起こそう

これが絵日記を始めた理由であり、継続の原動力になっています。

なぜ「絵日記」か? 

文章ではなく絵日記を選んだ理由は3つあります。

  1. 1日1コマなら短時間で描ける

  2. 視覚的かつ一覧で見ることができる

  3. 「1シーン」を記録するのに適している

文章ではさまざまな内容を盛り込めますが、1日1コマに枠が限られている場合は、自ずと1シーン・1エピソードしか描けなくなります。

そのぶん後から振り返りやすく、何より続けるハードルが低い。

これが1日1コマ絵日記の魅力かなと思います。

「1シーン」だからこそ描ける情景

絵日記を描く際に最も重要なのは、1シーンをどのように切り取るか

その点で私が参考にしているのは「保育園の連絡帳」です。
たとえば、ある日の日誌がこちら↓

“プール遊びをしました。顔にミストがかかっても全く気にせず、にこにこしています。ミストが他のお友達のところに行ってしまうと、私にもっとかけて!と言わんばかりに、両手を差し出して催促していました。”

この頃の娘はまだ言葉をほとんど話せなかったのですが、プール遊びを楽しむ様子が瑞々しく表現されています。

発語が進んでからは、保育士さんや友だちとのコミュニケーションがよりリアルに伝わる描写に↓

“公園で年上の友だちがフラフープを電車に見立てて遊んでいると、「かして」と声をかけていました。フラフープを持って、「一緒に乗ろう、行こう」とお話ししながら遊んでいました。”

はじめて保育園からの連絡帳を読んだとき、1シーンの秀逸な切り取りと描写に感嘆しました。

1シーンだからこそ、その情景が鮮やかに脳裏に浮かぶ
1つの突き抜けたエピソードやメッセージが持つ力を改めて感じました。

毎日の連絡帳を楽しみにすると同時に、大きな刺激を受けています。

絵日記を継続する秘訣

ありがたいことに年明けから3月上旬まで仕事に追われる毎日を過ごしていましたが、何とか絵日記を続けられています。

秘訣はたったひとつ。「こだわらないこと」です。

・「テーマ」にこだわらない
 (育児がメインだけど、それ以外もOK)
・「クオリティ」にこだわらない
 (単色&下手でOK。修正ペンも使うけど程々に)
・「毎日描く」にこだわらない
 (数日分まとめて描いてもOK)

これまで紙のノートやアプリで日記をつけたこともありますが、いつの間にか記録すること自体が目的になり、時間的にも精神的にも負担になっていました。

慌ただしく過ごす今の自分には、こだわらず短時間で描けるこの絵日記が一番合っているようです。

これからも気楽に、細く長く続けていこうと思います。
(1年以内に挫折したら、その旨をこのnoteに追記します。笑)

【おまけ】

この記事で紹介した保育園の連絡帳をもとに、ChatGPT(DELL-E3)で画像生成してみました。

プロンプト「このテキストは、ある1歳の女の子の1シーンを描写したものです。女の子は黒髪のボブヘア。横長サイズのイラストを生成して。テキスト: 」

エピソード1。概ねいい感じ。謎の物体がいろいろ浮いている
エピソード2。手前の車化人間も、後ろの子達の顔もヤバい

より丁寧に場面設定をすれば改善されると思いますが、それはまた別の機会に。


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