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初めての気付き⑩


山岸との約束…そして再び

二人の情事を観賞する事に興奮する私、二人の情事後に、妻を抱く事にもまた興奮を覚えた…
私は自分自身が変になり壊れてしまった…と感じていた。

数日が過ぎていった、ある日の事『誰かにいつも後を着けられている気がするの…子供の迎えや買い物の時も…』
私は『気を付けて、もし何かあれば行けないから俺も携帯を持つよ…嫌な予感がするし…』
久美子は仕事柄、携帯を持つようになっていたが、私は持っていなかった…

嫌な予感は直ぐにやってきた…

妻が留守の時、家の電話が鳴った
『はい。〇〇です…』
『……』
『もしもし…』
『茜の旦那か…!?』
『はい??どちら様ですか!?』直ぐにあの社長だと気付いた。
『茜は居るか??』
『茜…ですか?そんな名前は知りませんが…』
『久美子だよ! お前、旦那だな…お前の女房は俺の女だ!!』
『何馬鹿な事を…!!』
『知ってるか!?淫乱で、直ぐに股を開くって事を!!』
『茜が帰ったら、写真を返せと伝えろ!!』
『何の写真ですか!?』あの時の写真だと直ぐに気付いた…
『そのうち解るさ!』と言い放し電話が切れた。

久美子へ電話をかけた…
『今、社長だと思うが電話が来たよ…写真を返せと…』
『山岸君が、写真を取り返してくれて、今から会うの…帰ったら報告するつもりだったの…』
『そうか、判った…』
私は想像をした…又山岸と??
『子供の迎えは、俺が行くから…気を付けて』

2時間程経った頃、玄関のチャイムが鳴ったしかも連続で…そしてドアを叩く音…ドアの外で怒鳴る声…
『茜!!居るんだろ!?出てこい!』と…
ドアを開けると、初老の男が立っていた。
『何ですか!!迷惑ですが…』直ぐに例の社長だと気付いた。
『お前が旦那か…?』
子供がいるのでと、駐車場に連れていった…
『妻は帰ってませんが、いったい何ですか?』
『茜に会わせろ、お前には関係ない…』
『そうですか…警察を呼びますよ』と携帯を取り出し電話をかける素振りをみせると
『又、来るからと茜に伝えろ!』そう言って立ち去った…

久美子が帰宅した…
社長が怒鳴り込んで来たことを伝えた…
山岸が社長のバッグから写真を抜き取り返してくれた事を報告された…

写真は全部で8枚…あの行為強姦まがいの輪姦未遂の写真だった…

ブラウスをはだき、ブラをずらし乳を舐める男、
後ろから抑え、スカートを捲くられ股に手や顔をつける男…破ったパンストからパンティをずらして脚を広げられ写された秘部…
下半身を出しペニスを咥えさそうと顔を抑える姿などが写っていた…
私はそれらを預かった…もしもの時の証拠になると思ったから…

山岸にお礼を言うため、山岸と待ち合わせた…
『今回はありがとう。写真を取り返してくれて…何かお礼がしたい…』
『いえ、この前、茜さん…奥さんを抱けたのでそれで良いです…それにあんな事さえなければ、僕が止められていれば…』
『もしかして山岸君は、久美子の事が好きなんじゃ??』
『…はい。』
『久美子はどうなの?』
『私は山岸君の事、好きよ…でも子供もいるし、カズの事も好きだから…それでも良いなら…』
私は二人をセフレとして付き合うことを許した。
勿論、全てを報告する事と避妊をする事を条件に…



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