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日本のトップオブ神様に挨拶に行った話。

2022年11月に人生初の1人旅をしてきました。(時間経ち過ぎ。)
行き先は三重県の伊勢神宮。
今回も気づきの多い参拝になったので記録として残しておきます。

そもそも出雲大社に行くつもりだった。

伊勢神宮はいつかは行きたいと思いつつも、なかなか『今だ!』というきっかけもなく、むしろ私は出雲大社に行きたいと常々思っていました。
伊勢神宮は失礼ながらあまり興味がなく、調べたこともなかったのです。

そろそろ出雲大社に行く日程を決めてしまおうと思った2022年夏頃のこと。ふと「本当に今行くべきは出雲大社なのか?それとも先に伊勢神宮にご挨拶に行くべきなのか?」と思い、ここはスピリチュアルリーディングで聞いてみようと思い立ったのです。

リーディングをするとある風景が浮かんできました。
青空のもとになぜか中東のモスクでよく見かける玉ねぎ型の何か。

 日本の神社のこと聞いてるのになんで?と思った玉ねぎ型のやつ。

答え合わせをしようと伊勢神宮のインスタグラムをフォローし、過去の投稿を遡ってみたんです。
すると、また1人で声を上げてしまうことが起きました。
私がリーディングで見たのはこれです。

構図このまんまだったんですよね。
毎度のことながら「えええええ!」って1人で言っちゃいました。
というわけで、もう伊勢神宮に行かざるを得なくなったのです。
(確かに玉ねぎ型。)

行くからにはやりたいこと。

伊勢神宮に行ったことがある友人に「特別参拝」というものを教えてもらいました。
特別参拝とは正式には『御垣内参拝』といわれるもので、ある一定以上の金額を初穂料として納めると、一般の参拝場所よりも内側(神様に近い場所)に入ることができるのです。ある一定以上の金額といっても最低2000円からなので、納めやすい金額です。

御垣内参拝についてはこのサイトがわかりやすかったので、
気になる方はぜひ読んでみてください。

御垣内参拝をするには厳しいドレスコードがあって、せっかく行ったのに入れないという人もいるとか。友人曰く、喪服着ていけば間違いないというので、実家から喪服を引っ張り出して挑んだのです。

お伊勢参りの順序の由来。

伊勢神宮は外宮(豊受大御神)、内宮(天照大御神)に別れていて、外宮から参拝するのが正式な順序になっています。
理由については諸説ありますが、内宮に祀られている天照大御神が『豊受大御神から先に祭事をするように』と指示したとか。豊受大御神は天照大御神の食事のお世話係なので、頭が上がらなかったのではないかという話もあります。(わからなくもないけどね。)


いよいよ、足を踏み入れる。

外宮の一の鳥居をくぐると、生い茂る木々。
参道は明治神宮に似ていて、歩いているだけで凛とした空気を感じました。
この時点で私は喪服にヒールの黒いパンプスを履いています。「このくらいの砂利ならいける!」と余裕ぶっこいてましたが、10分後にこれが序の口だったなんてこの時点では知る由もなかったのです。

外宮の一の鳥居。

まずは神楽殿で御垣内参拝をするために初穂料を納めます。
ここで『遷宮への寄付をしたいのですが』と伝えると、参宮章をもらうことができます。その際に『伊勢神宮では個人的なお願い事をせず、感謝の気持ちを伝えたり、全ての人が幸せになることを願うようにしてください』と念を押されました。笑

正宮に到着。そして御垣内参拝へ。

砂利道をヒールパンプスで歩き、正宮に着きました。
参宮章を持って正宮脇にある小さな小屋に向かい、そこで神職の方に参宮章を渡します。軽く服装を見られてOKとみなされたら、まずはお清めをしてもらいます。その後、一般の参拝場所から一つ内側へ案内してもらいました。

ここから玉砂利の大きさが握り拳くらいの大きさになり、ヒールの私は神職の方の後を追いつくのに必死。徐々に2人の距離が空いてしまう・・・(待ってー!)転びそうだったので足元しか見ていないし、周りを堪能する余裕もなし。

他の参拝者の人たちは、喪服を着た人が別の入り口に案内されている私を見て、何か特別待遇を受けているように思ったかもしれない。ちょっとざわ付いてました。何か高貴な方だと思われたらほんと恥ずかしいと思い、それが余計私を緊張させたのです。

大きな玉砂利を必死に歩いて移動し、神職の方から参拝をどうぞと言われます。周りにはギャラリー(他の参拝者から丸見えです。)が大勢いる中、作法を間違えないようにとか、色々と感謝の気持ちを言わねばとか考えていたら、緊張マックスになってこのへんの記憶がないです。笑

神様からの歓迎を受ける。

ど緊張の中でも覚えているのが、参拝が終わった途端ポツポツと雨が降り始めたことです。そして、次第に土砂降りになりました。
いわゆる神様からの歓迎の雨かなと思いました。こんな私でも歓迎してもらえたのかなと思ったら、思わずホッとしました。来てよかったなぁ、と。

とても惹かれたのが風宮。

その後、多賀宮、土宮、風宮の別宮を回りました。
私はなぜか風宮にすごく惹かれたんです。風宮は風雨を司る級長津彦命を祀っています。昔から『風』という存在に魅力を感じ、水の性質を持つ私とちょっとした繋がりを感じ、風宮の空気感が気持ち良かったんです。(ここからまた新たな繋がりができたことは後編で書きますね。)

初日を終えて。

そんなこんなで外宮は1時間くらいで回ることができました。
雨が降る伊勢神宮はそれはそれでしっとりと空気を感じることができたような気がします。
御垣内参拝は緊張し過ぎて本当に参拝したのか疑わしくなるくらい記憶がないですが、なかなか貴重な経験をしたなぁと思います。

内宮の近くでは美味しい牛丼を食べたり、おしゃれなカフェに行ったりもしましたよ。喪服で。笑

お昼ご飯を食べたのは豚捨さん。牛丼(上)をいただきました!
甘めの味付けでめちゃくちゃ美味しかったのと、赤だしのお味噌汁が最高でした。(赤だしのお味噌汁に憧れがある。)

牛丼(上) 1700円


参拝後には外宮近くにあるチョコレート専門のダンデライオン・チョコレートでブラウニーとカフェラテを食べつつ休憩。
レトロな建物がオシャレでビジュアルがすごくタイプでした。

平日だったので、空いていてゆっくり過ごせました。

お茶してる時に気づいたんですが、三重弁ってすっごくかわいい!って思ったんです。関西弁をもっと柔らかくした感じで、耳に入ってくる感じが心地よかったんですよね。これは新発見でした。

後編は内宮での出来事と、これから行きたい場所への伏線について書きますね。
長文、読んでいただきありがとうございます。

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