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『自分を大切にする』が出来るようになるまで ~夫婦学を学んだ4ヶ月~ ⑦

閲覧いただきありがとうございます。夫婦学認定講師の絵里香です。

前回の続き、そして最後です。

そんな感じで、自分に徹底的に集中した4ヶ月が終わりました。
最後の宿題も『これからも絵里香を幸せにすることを最優先にする。』というどこまでも自分と向き合うものでした。
でも、これってきっと死ぬまで終わらない宿題なんですよね。
私たちは『自分』という乗り物に魂を乗せて『何かを成すため』に生きているから。
決して『ほかの何か』になるために生まれてきたんじゃないんです。

今回、夫婦学で学んだことをまとめるに当たって、当時からのセッション内容と出された宿題、そして自分に向き合ったノートを読み返してみました。
セッション開始の時から、実は何度も何度も同じ事を教えていただいているんですよね。
ですが、卒業間近になるまで、受け取れなかった、理解出来なかったんです。
それだけ、いらない思い込みのブロックがあったということなんだろうなーと思います。

実は、夫婦学を卒業した頃は、夫婦仲はさほど改善していませんでした。
元々、そこまで夫婦仲が悪くなかったので、劇的な改善というものを実感出来にくかったっていうのもあると思うのですが、
夫自身も、私が夫婦学を学び始めた頃から別のプロジェクトに参加して同じような課題に取り組み、成果が出るのに時間が掛かってしまったからというのもあると思います。
こう書くと、夫の問題のように見えますが、実は私も夫に成功されたら困ると無意識で思っていたんです。
何しろそのプロジェクトで成功されてしまうと現職を失う可能性があり、かといってそれが夫のやりたいことではないのでそのまま自営になるわけでもない、安定を失うのが怖かったんですね。

そして、夫の成果が出る直前が一番大変で、夫婦仲が悪くなりました😂
悪くなったというか、夫が自分のことに専念するあまりに家庭に目を向ける余裕がなくなってしまい、夫婦の会話はもちろん、子供たちとふれあう時間もなくなってしまっていました。
また以前のように夫が孤立した状況になったんです。

ちょうどその頃は、私も年度末に退職して、次女が小学校に入学して・・・とバタバタしていました。
夫婦学認定講師講座が始まったのもあって、『効果があまり出ていない私が教える側に参加していても良いのだろうか。』と悩みました。

ある日、どうしても辛くなって、優子さんに相談しました。
『自分の今ここに集中していこう。』とのアドバイスを頂き、『専業主婦になったし、家のことはちゃんと私がしなきゃ!』と、頑張る方向を間違え、学ぶ前の状態に引き戻されていることに気付きました。
そう言えば、ノートでの自分の内観もあまりしていない!
以前に『ノートの時間がないってことは、自分にかける時間がないって自分で自分をないがしろにしていることだよ。』と優子さんに言われたことが頭をよぎりました。

そこから、またノートにモヤモヤすることを書き出していき、見えてきたのは、『夫の弱さを受け入れられていない』ことと『人を信じられていない』ということでした。

私、結婚当初からケンカの度に『私のことを必要とされている気がしない!』と夫に怒っていたんですよね。
これを見ていくと『常に私を頼って欲しい』という気持ちがありました。
『必要とされている私になれば、見捨てられないだろう』と思っていたんです。

心のどこかで、『私は人に嫌われてしまう人。いつか、彼にも見捨てられるんじゃないか』と思っていました。
だから、いつも人に気を遣い、ボロを出さないように気を付け、人の迷惑になりそうなことは極力避け、人との関係に深入りしないように気を付けていて、それを夫にもしていました。いつ、見捨てられても傷つかないように。
なので、夫が悩んでウジウジしている姿を見ていると、『どうにかしないと!』って私が『勝手に』役に立とうとしていたんですね。
でもそれはただのお節介で、本当は『彼にも弱いところがある。悩んだりウジウジするのは彼の問題。私は、彼を手助けするんじゃなくて、そういう彼を受け入れることも必要。そして、彼は大丈夫だと信頼すること。』が、私に出来ることだったんです。

そして、そんな『人に嫌われることを極端に怖がっていた私』を救ってくれたのは、
『夫は付き合った時から1度も私に『離婚』と言わずに傍にいてくれている。』という『事実』でした。
文章にすると簡単に見えるんですが、その『事実』は『彼は私を必要としていて、愛していて、裏切らないし、見捨てない。』という大きな『証拠』だと気付いたんです。
これに気付いた時に、一所懸命ボロを出さないように取り繕っていたことを『もう、いいよ。今までお疲れ様。』と手放す事が出来ました。

それ以降、一見ダメダメに見える私が誕生しました😂
つい一昨日も上着のポケットに入れた鍵を見つけては失くすというのを2回繰り返し、夫に失笑されました。笑笑
本当は全然しっかりしてなんかいない私、それを必死に隠していたんです。
でも、もう隠さなくてもいいと思えるようになりました。
そして、『必要とされたい』が故に夫だけではなく、娘たちにも過干渉・過保護・お節介だったので(自覚あり)、それをしなくても大丈夫、と『信頼』出来るようになりました。
それと同時に、夫のプロジェクトもちょうど良く満足いく結果を出すことが出来て終了し、とてもスッキリした様子になりました。

それに伴って、夫婦仲も自然と無事に良くなりました。
『素の私を出しても受け入れてもらえている。』という安心感があり、変に気を遣わなくても良いと思えて、とても楽に過ごせています。

これは2021/05/10現在までの出来事で、ここまで至ったのも、つい最近の事です。
これからもずっと夫婦仲良く居られる補償はどこにもありません。
ですが、今回、色々手放したことで、自分の心の奥深くにあるものを見つけられたような感覚でいます。
なので、きっと何か起きても戻ってこられるだろう。そう自分を信じられるような気がしています。

私は、夫婦学を学ぶ前から、私と同じような苦しみを抱えている人が居るなら、心の仕組みをお伝えして楽になるお手伝いがしたいと思っていました。

そして、我が子たちが大人になるころには、もっと自分の人生を、自由に自分の足で生きられるような世の中になっていて欲しい、そのお手伝いが出来たら・・・と思っていました。
この度、お世話になった青木優子さんが、まさに私と同じような志をもって夫婦学を広めようとなさっていて、タイミング良く夫婦学認定講師の講座のお話があり、受講させていただいています。

『夫婦』は生まれたばかりの子供が最初に出会う小さな社会の最小単位、そしていずれ大人になった際には自分が築いていく立場になります。
自分が選ぶパートナーとは様々な不思議な『縁』が働いていて、自分にとって必要な気付きを与え続けてくれます。
そんな夫婦の間で起きる問題を通して『自分』を見つめる機会を生かしてください。
それは、大切な我が子への最大のプレゼントになると心から思っています。

全7回くらいにしたいと思い、最後に詰め込んだ感が否めません💦
書きながら、文章にして伝えることの難しさも痛感しました。
きっと理解に苦しむ点など多々あったことでしょう。
それでも、ここまで読んでくださった方がいらっしゃるのなら、本当に嬉しい限りです。
ありがとうございます。
夫婦学を通して『自分』を見つめてくださる方が増え、微力ながら私にそのお手伝いが出来たら幸いです。

今後ともよろしくお願いします。


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