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『自分を大切にする』が出来るようになるまで ~夫婦学を学んだ4ヶ月~ ④

閲覧いただきありがとうございます。夫婦学認定講師の絵里香です。

前回の続きです。

夫婦学継続コースでの学びを始めてから、私に出される課題は、
『自分に集中する』『自分を知る』『自分を大好きになる』など、
ひたすら『自分』に関わることでした。

12月に学びを開始して、ちょうど年末年始にまとめて連休を頂くことが出来たので、大掃除もそこそこに、毎年手作りしていたおせちも作らず、子供のお世話も最低限にして、毎日のようにノートを書いていました。

これが自分ではあり得ないことで、今までの私なら、まずは家のことが最優先。
大掃除もお正月料理も妻ならやって当たり前、子供をほったらかすなんて出来ない。(って言っても、8歳と6歳の姉妹。勝手に遊んでくれるのですが、付き合わないといけないって思い込んでいたんですが😂)
そんな私だったので初めての試みでしたが、なんの問題もなくノートに没頭する年末年始を過ごしました。


・自分のこと(自分は自分のことをどう思っているのか)
・仕事に関すること(今の仕事を続けるのか、どうするのか。どんな働き方がしたいのか。)
・夫とのこと(夫はどういう人でどういう考えを持っているのか)
・娘とのこと(娘たちの行動を、私はどう考えるのか)
など、色々なテーマから、自分はどんなことを思っているのか、どうしたいのかを掘り下げていきました。

そして、このノートに向き合う日々で、自分が握りしめていた思い込みにたくさん気付くことが出来ました。

その中でも大きかったのは、『お母さんへの想い』でした。

これは、以前の記事に記載しているので、そちらを参照してください。

この気付きを通して、
『頑張らなくても良いんだ。ダメな私も愛されていたんだ。』
と思えるようになりました。

そして、自分の母の愛を受け入れられない私が、元は赤の他人の夫の愛を受け入れられるハズがないんですよね。

夫は以前から「頑張らなくてもいいよ。」と言ってくれる人でした。
でも、それを受け入れられなかったのは私なんです。
「だってやらなきゃ誰がやるの」「だってお金がかかるでしょう」と。
そこで「お願い」と言えれば良かったんですけどね。それが出来なかったんです。

*

そして、もう1つ『お父さんへの想い』にも気付きました。

私は夫婦学を学ぶ前から受けていた心理カウンセリングを始めて、1年後ぐらいに父と大きな衝突をしました。

私が幼い頃の父は、仕事人間で、面倒見が良く機嫌の良いときは良いお父さんなんだけど、どこに怒りのスイッチがあるのかわからない。
ちょっとした拍子にすぐ怒る。「怒ってないって言ってるだろ!?」と怒る😂・・・そんな父でした。
母も姉も父を怒らせないようにと気を遣っていたのですが、それが出来ない私は良く父とケンカをしていました。


父は『嫁いだからには義理の実家を大切にしろ、実家に頻繁に帰ってくるな。』『幸せは金で買えるものがほとんどだ。』そんな価値観を持っていました。
そして父自身、『長男だから、親の期待に応えなければ。』そんなプレッシャーを抱え、かつ、とてもとても愛情深い人なのに、その愛を伝える術を知らず、伝わらないもどかしさから怒りを使って周囲をコントロールしようとする人でした。

そんな父と衝突するきっかけがあり、その結果、父はとても大きな変化を遂げ、とても優しく愛情深い人になり、急に怒りだすことも減りました。
でも、それから数年経っても私はどこかで父を『怖い』と思っていました。

どうして『怖い』と思っていたのか?
それは、『いつも批判めいた口調で話をするから。私のことをわかってもらえない、否定されている』と感じるからでした。

実際に、夫との結婚が決まって顔合わせをした時、
「何考えているのかいまいちわかんないヤツだな。真面目そうだしいい人そうだし、お前が選んだんだから大丈夫なんだろうけど、お父さんは、ああいうタイプ苦手だわ。」
と言われました。
「なんてこと言うんだ!」って当時は憤慨しましたが、本当は
『自分とは違うタイプでどう接したらいいのかわからない。大事な娘を託して良いのだろうか、仲良くやっていけるのだろうか。』
そんな『心配』が隠れていたんです。
不器用だからうまく伝えられないだけで、私を否定する気なんてちっともないんです。そんなの読み取れるか!って話ですけど。

私が『しっかり・ちゃんと・きちんと』しなきゃって思っていたのは、『しっかり・ちゃんと・きちんと』などの誠実さや真面目さなどの代名詞でもあった父に認めてもらいたいという気持ちがあったからなんだ、と気付きました。そんな父が、初めて表立って私を認めてくれたのは、私が看護師になったときでした。

なので、私は看護師を辞めるという選択に、どこか『本当に良いんだろうか?』と不安が拭いきれませんでした。

でも、本当にやりたいことではなく、親に認められるためにやっているからなのか、向上心というか今以上に看護師としてスキルアップしようと思う気持ちが湧かないままだったんです。
さらに私が当時務めていた保育所での看護師という立場は、ほとんど看護師としてというよりは保育補助がメインの仕事内容で、看護師としての存在意義や、やりがいみたいなものがわからなくなっていました。

そんな思いとほぼ同時期に、長女の学校・スクール児童館に行きたくない宣言と実母の病気発覚〜手術が一気にやってきて
『もう今みたいにフルタイムでは働けないし、働きたくない。今は自分と家族を優先するときなんだ。今しか出来ないことなんだ。』
と腹を括り、退職することを決めました。

次回に続きます。

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