安心。

『君は初めに安心を知ることだなぁ。』

ずいぶん前に再会した
師匠のこれまた師匠に
言われたこと。

『安心』　

不安に思ってることも
特にないけどなぁ。と
なんとなく、そうなんだ。
くらいに受け止めていたこの言葉。

この頃の理解だと、
住める家があって
健康な身体があって
生活する仕事があって…
と物理的な安心のことくらいだった。

それからずっと『安心』って
どういうことなんだろう。
と想い続けてきたけれど、
今になってようやく
全身全霊で感じれるように
なったように思う。

半年前、
もうひとつの仕事をやめ
とくに何にも縛られずに
自分のペースで生活を
するようになってから

『自分を許容する』

ということが
テーマであって、
とにかくどんな自分でも
許容することに集中した。

何時に起きても
何をしててもしてなくても
何を想っても感じても
何かに期待したり絶望しても

いい。

自分の全てに許可する。

をとことんやったら

『どんな私でもいい。』
と肚に落ちた。

肚に落ちると
私が私に安心してくる。

そのことを知らせてくれるような
できごとも沢山起きるようになる。

さらに安心で装飾されていく。

かつては自ら装飾をして
安心を得ようとしていた。

誰かに認められることで
誰かに愛されることで

自分に安心を与えようとしていた。

でも得られなかった。

得られないばかりか
より虚無感は強くなるばっかり。

いつも私が欲しい何かは
私の外にあると。

そのこと知り理解し
受け入れ変えていくのには
たくさんの時間が必要だった。

私は私を愛していないどころか
他人からの愛も疑っていた。
愛されるということも許可してなかった。

その代わりに
誰も私を愛していない。
ということだけは強く信じていた。

まずはその誤った信念を知り
それが真実ではないと理解し
愛されているという事実を確認して
それを受け入れていくことを許可する。

そして次に
愛を受け取るということを受け入れる。

そして
愛するということを許可する。

このプロセスに至るまでは
愛される。ということに
嫌悪すら感じていた。
私のこと愛してくれるとか
気持ちが悪いって。
どういうことなんだか。笑

そしてここまでは
私の外の世界へのアプローチ。

そこからさらに
自分を愛することを
知り受け入れ許可する。

その中でようやく
どんな自分でもいい。

にたどり着く。

長い時間がかかったけれど
これらひとつひとつの
どれかひとつでも欠けてたら
真の意味での
自分を許容する。
ということには
たどり着けなかったんではないかと思う。

自分の真ん中に安心があるって
めちゃめちゃリラックスしてる感じ。

何かを過剰に求めたり
焦燥感にかられたり
ずっと1人でいても
孤独感に襲われたりしない。

もしそんな感情が
襲ってきても、
そっかそっかそうだよね。
ってどっしりと受け止めてあげられる。

自分の最強の味方を
手に入れた感じ。

安心がないから
自分を守るために
防衛本能が働いて
破壊的な行動に出ちゃうんだよね。

もう何もジャッジせず
このままでありのままで
オールオッケー。

だからみんなも
オールオッケー。

『まず初めに安心を追い求めること。』

生きる根幹になると思います。