『恋愛リアリティショー』 なんでそんなに人気なの?徹底解明!
日本の女子中高生の3人に1人が視聴したと言われる「オオカミくんには騙されない(abemaTV)」など、
男女の恋愛模様、カップルになる様子を見届ける番組『恋愛リアリティショー』。
なぜ今、これほどまでに人気なのか。
そのヒミツと不自然な点、キニナル疑問について書きました。
♦️人気のヒミツ 6 ♦️
①やはり胸キュン要素が詰まっている
遊園地を貸し切ったり、水族館、夜景、BBQ、海辺、工房体験など、鉄板のしかしながら女子の憧れのデートスポットが舞台になっています。絵としても綺麗。
そのロケーションの中、手繋ぎ、ハグ、告白など、男子から女子への胸キュン指令が遂行されるのです。
場所については、出演者に行きたい場所を聞き、彼女たちの年代のリアルな目線を取り入れたり、SNSなどで話題になりそうなスポットを選んでいるんだそうです。
②ドラマとバラエティの中間
こんな恋がしたい!と憧れられるのがコンセプトの番組もあれば、親近感に重きを置いた、出演者やMCの人選、撮り方をする番組もあります。
いずれにしても、ドラマよりも気軽に見ることができ、バラエティよりも胸キュン、感情移入できる異色のジャンルといえるでしょう。
③すでに事務所に所属しているモデルやタレント、ミスコン出場者が出演
基本的に美男美女であるため、憧れや更なる胸キュンができます。
出演者は、番組内で「恋をしたくて来た」とは言うものの、やはり番組を経て、ファンや新たな仕事に繋がるケースが多いようです。
④多彩なキャラクター
1人1人にキャッチコピーをつけて紹介されることが多く、自分の好きなキャラが見つかりやすいことがあげられます。
例えば出演者に対して、「年下」などの1つのテーマがあっても、その中で色々なキャラクターが選ばれています。
⑤作り出される恋愛感情
数が男女同じではないのがほとんどのため、1人を取り合う、そして誰にも選ばれない人がいるという状況が必然的に作り出されます。
こうして、切ない,悲しい,ピュアといった、楽しいだけではない恋愛の感情を生み出すのです。
視聴者はその感覚に、自身の恋愛と共感させて観ざるをえないでしょう。
⑥視聴者参加型
視聴者によって、本気で恋していないと予想されたメンバーが途中で番組から外されるというルール設定や、番組のポーズを作ることで視聴者がマネしてSNS投稿するという流れが作られています。
また、出演者には頻繁にSNS投稿(ファンとのやり取り)をしている人が多く、テレビの向こう側にいる芸能人と、視聴者側のちょうど間にいる“身近な憧れ”の存在として、支持を得ているのかもしれません。
🔹不自然な点🔹
①美男美女すぎる or 庶民派
美男美女は自分を投影しにくく、感情移入しにくいですよね。(ドラマでは美人が冴えない女子を演じる場合も多いが、恋リアは等身大のためそれよりはましだろう)
かといって、庶民派だと胸キュン度が低い..
②恋の展開が早すぎる
これが一番の問題でしょう。
番組内でカップルになっても、実際には付き合っていなかったり、後々別れる例も少なくありません。旅行や数日間の撮影を通した、疑似恋愛をしていた可能性は容易に想像できます。
また、出演者どうしが付き合うことに怒ったり、無理やりくっつけたがるファンもいます。
出演者それぞれの恋愛模様に、かなり感情移入して観ている人が多いことがわかります。
🔸疑問🔸
Q.実際のところ、どこまで台本なの?
A.基本的には台本はありません。決まっているのは、事前に出演者にヒアリングして決めた「行く場所」と、“1度誰かに電話する”とか“気になる異性を呼び出して話をする”等の「基本的なルール」くらい。視聴者と同じように「この子とこの子がカップルになったらいいのにね」と予想を立てながら展開を見守っています。と書かれていました。
→ただ例外として、運で決まるようなペア決めなどの一部は、展開を上手く運ぶために台本があると筆者は考えています。(番組としてはなんら当然ですが)
ただ、疑似恋愛とはいえ、出演者がその瞬間に気になる異性であることは確か。
様々な恋愛模様を一緒に見守っていきましょう。
さいごに
テレビ離れが叫ばれる今、新ジャンルである恋愛リアリティショーの流行りは見逃せないものです。
また、ネット依存の現代において現実との区別がつきにくくなっている若者にとって、"恋愛"を巡る感情に訴えかけ共感させる恋リアは大いにマッチしているといえるでしょう。
今よりさらに、リアルで女子たちが憧れる"番組=恋愛"が求められていくでしょう。
【参照】
「AbemaTV」番組Pに聞く!
恋愛リアリティーショー人気のしかけ
|features
https://www.cyberagent.co.jp/way/features/list/detail/id=21268
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