60.それからの約15年

1999年、12歳の7月24日にエホバの証人になった私は、10年後の2009年9月20日にエホバの証人でなくなりました。

私は22歳でやっと自分という人間が産まれたと感じました。

それからも派遣切りに遭ったりして会社をいくつか転々とはしましたが、
商業高校で取得した資格をバネにゼネコン会社の出張所の事務に落ち着き、

24歳の4月に薬を飲まなくても大丈夫になりメンタルクリニックをあとにし、

交際3年の2012年7月11日に彼と私は入籍しました。

結婚式をしても現役の私の母は出席してくれないことを考慮してくれて、
付き合い始めの頃に彼が映画の待ち時間にいきなり『結婚式はハワイでしよう。』と言ってくれたとおり、

私たちは挙式と新婚旅行を兼ねてふたりでハワイ旅行をし、
その後親族顔合わせとして大阪のホテルで小さな披露宴をしました。

披露宴には私のあとに断絶を果たした妹とその旦那さんが出席してくれています。

数年後母も妹のあとに断絶届を出し、晴れて『エホバの証人神権家族』は『ごく普通の家族』となったのです。

結婚後は彼の実家に戻り、それから6年の歳月を経て2017年8月に長男、2018年11月に次男を出産し現在に至ります。

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