51.告白、お付き合い

彼は2度目の食事に行った時に、私のことを『興味がある』と話してくれました。

海遊館に行ってからは毎週土曜日に野球を観に行ったり、大阪難波を歩いたり、お付き合いをしていないのに『デート』をして、手も繋ぎました。

7月11日金曜日、私は彼と3度目の食事に行き、『好き』と告白されます。

私はとても嬉しかったですし目の前の彼は私にとって常に新鮮な存在でした。

私も彼が好きだと思います。

優しいし、でもあのA兄弟のように恋愛経験の無い私を弄ぶのではなく純粋に私に接してくれているのは一緒にいて雰囲気でわかるし信用できる。

そして思ったことはいいことも悪いこともはっきり言える人。

私は彼に『付き合ってほしい。』と言われました。

私は会話しながら考えました、
今日だけでなく彼と毎週末一緒に過ごすようになってからずっと考えていました。

私は彼に対して恋愛感情を持っていて付き合いたいと思っている。

けれど彼は私の正体を、私がまだエホバの証人2世であることを知らないのです。

私は彼を騙したくはないから私の正体を打ち明けたいし交際の申し込みを受ける前に話すのが筋だとわかっていましたが、
彼が今まで私の前を通り過ぎて行った人たちのように真実を知って私から離れて行ってしまったらと思うととても怖かったのです。

恐怖が勝ってしまいその日私は真実を告げずに彼のお付き合いの申し込みを受け入れます。

私はあの日彼を騙したことを今でも申し訳ないと思っています。

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