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『「静かな人」の戦略書』

本書の表紙にサブタイトルがこう明記されてます。

騒がしすぎるこの世界で
内向型が静かな力を発揮する法

このサブタイトルにぐっと気持ちを惹かれて、本書を手に取りました。

そして、読み終えて思ったことは、
「小学生の頃にこの本が発売されていて、読むことができていたら、もしかしたらもう少し生きやすかったかもしれない。」ということでした。

子供の頃、外向型の人はなぜたやすく人の輪に入れて、仲良くなることができるのだろうと思っていました。
緊張しやすく、最悪のケースを頭の中で想像(妄想?)してしまい、自分のことよりも相手のことを慮ることが多かった記憶があります。

本書の作者の方と同じく「外向型の人のほうが強い」という価値観を持っていたので、無理をしてでも外向型にならないとこの世界ではやっていけないのかもしれない、と漠然とした不安を感じていました。

けれど、内向型には内向型の強みがあり、それを特徴として捉え、自分自身をよく理解し、自分ならではの方法を見つけることができると、作者の方は教えてくれています。

それは、外向型についても同じことであり、両者はただの特徴、違いに過ぎず、どちらかが良い悪いということはなく、お互いの強みや特徴を活かすことにより、協力しあえるということでした。

そして、「内向型」「外向型」とひと括りにして決めつけるのではなく、傾向としてとらえ、自分の性質を受け入れてからの「戦略的思考」。

率直に言って、しびれました。

本書は「仕事」にフォーカスされているようで、人生にも有益だと感じました。


最後に、下記が本書にありますが、作者の方の本書に関する出版社による特別インタビューで、
「自分が何をしたらエネルギーレベルが下がるのか、反対に何をしたらエネルギーチャージができるのかを知り、考え抜くことが、仕事や職場で燃え尽きてしまわないために重要」と語っていて、本当にそれ!と強く思いました。

内向型にとって、エネルギーはもっとも重要な資産だ。



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