シノヘ歴⑬(芸歴2年目・7月)

早いもので2023年も折り返し。M-1予選を前に漫才師が気合を入れなおす7月。

地球温暖化の影響で、僕がアイスクリームだったら溶けてしまうような毎日が続いているが大丈夫。 僕はアイスクリームではない。しかも毎日躊躇もせずにクーラー三昧の日々。クーラーをかけたところでアイスクリームなら溶けてしまうが大丈夫、僕はアイスクリームではないので。


⑬-1.2023年 7月1週目

もちろん僕は大量のバイトをして過ごす。
5コールセンター、1ファミマ
そしてこの週は新ユニットの初舞台。

バイトに忙殺されつつも、6月末からユニットでネタ合わせを進めていた。

ユニットのパートナー(いやLGBTの恋人の言い方か)は、同期のりゅ~ちゃん(伸ばし棒ふにゃっとすな、夏やからとろけてフニャンとしとんのか?)

りゅ~ちゃん(いややっぱり ”ー” より ”~” のほうが可愛くてええなぁ!)は、元リトルカメレオン(ジャンボカメレオンを知らん!)というコンビ(コンビーフの略称じゃないんやから)を組んでいた。

正直もともとお互いあまり喋る間柄では無かったのだが、10ケ月一緒に饒舌をしている内に自然と仲が良くなっていた。一緒に遊んだりはしないけども!(いや、しないんかい! 仲良いのハードル低いな)

沢山ツっこんだところで本題に戻すが、この日のライブの感覚がすごくよかった。ウケとかはあまり関係がないのだが、舞台上での立ち振る舞いと掛け合いが楽しくしっくりきた。ちょっとだけ7月初旬に右肩が上がった。

⑬-2.2023年 7月2週目

この週はピンになって2度目のオーディションライブ
もちろんピンで劇場に所属しようなんて考えていない僕は、ネタを考えるもボツという流れを3週間前から続けて、前日に思いついて台本を仕上げたネタで挑むことになった。

タイトルは「手術室に来た野球選手」
よく見るコントの設定で、手紙をもらってきてみたものの二重手術のプチ整形だったというピンコント。これまたありがちな設定。

とにかく現場から離れないという低い目標で出たライブは、開始30秒のバラシを終えたところで完全にネタを飛ばした。
舞台上でオドオドするも出てこず、なおかつ時間いっぱいで作っていたネタだったためネタが飛んだ瞬間にオチまでいくことも不可能となっていた。

愚かすぎる。

ネタをぶっ飛ばした愚か者の僕は急遽、「小学校から社会人まで13年野球を続けた根っからのベースボールマンあるあるBEST3」を大声で叫び続けて舞台から降りた。とち狂っている、とち狂いきっている。

よく我が子を謙遜して「愚息」などと呼ぶが、あの瞬間を親が見ていたら死ぬまで「真・愚息」と呼ばれ続けていただろう。

将来は子供に引き継がれて「愚親」、孫には「愚祖父」なんて呼ばれたに違いない。

この日を境に、ピン芸という存在を恨み憎むモンスターと化し、早くコンビを組むことを心に強く誓った。

またずっと行きたかった「ぢねん」というお寿司屋さんに行って豪遊した。
おいしすぎた、回転寿司吐くまで食べるチャレンジに3回行けるお会計だったがまた行きたい。

⑬-3.2023年 7月3週目

10ヵ月続けた饒舌を終わらせた。
理由は伸びる人は伸びたこと、発足時はネタをやる場所がないけどやらなきゃ仕方ないという気持ちで皆で作っていたけどそうではなくなったから

またシンプルにピン芸人になってから、僕のやる気メーターがほぼ0になってしまい、代わりに卑屈メーターが針を振り切ってしまったためである。

そんな最終回は共同主催3組(1組欠席)に1番ゲスト出演回数が多かった組の計4組で実施した。

毎月8組が新ネタを3本必ず下ろす場所として作ったライブの最終回は、4組が新ネタ2本を卸して80分くらい好きにトークや大喜利をするライブになっていた。なんじゃこりゃ。ストイックはどこ行った!!!!

でも共同主催のメンバーがいつか全組劇場に入ったら、公式で復活させたいライブだと思っている。そのためにも皆で勝たないとね。


⑬-4.2023年 7月4週目

大ニュース、先月始めたファミマの夜勤バイトをやめた。
薄すぎる毎日を送っているせいで、夜勤をやめただけでトピックになる人生。やばいな、フリーター日記だ。

この件はとにかくオーナーがキショい。
簡潔に申し上げると、22時からファミマ勤務当日の19時に四戸が38.6℃の不意の発熱を起こした。
勤務開始3時間半前とぎりぎりではあるがオーナーに連絡を入れる。

10分程度で既読が付くもスルー。
夜勤前に寝ているはずの僕を起こさないようにと思って連絡控えているのかと思って様子見るも連絡来ず、仕方なく出勤。

出勤後、10分ほどしてから携帯に通知

オーナー「よろしくおねがい~😅」

なんじゃこいつ。
なんじゃこいつだ
なんじゃこいつである。
なんじゃこいつと言わざるをえないのである。

実は先月も高熱を出して、店舗に電話をしてお休みをいただいたことがある。
すると数日後に電話がかかってきて、オーナーに電話をするようにとのこと。
もちろん罪悪感もあったので至急連絡すると、
オーナー「入社して間もない信頼のない状態で高熱を出すな。ただでさえ信頼がないのだから高熱が出ても出勤するべきではないか?」

きしょい。
きしょきしょなのだ。
キショリンピック奇跡の2億連覇、チャンピオンの座を8億年守り抜いた!!

絶対に1回目で気づけた違和感を飲み込んだ僕は日本人すぎる。
己を恥じて、今後はハズレのバイト先を引かないように気を付けようと思う。

ただ夜勤で何度も被った宮崎さんだけは優しくて助けられた、幸せになってほしい。


7月はざっくりとまとめるとお笑いの調子と気持ちを取り戻した月で、バイト運は下の下の下まで落ち込んだ月であった。

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