シノヘ歴⑦(NSC 10月~1月)


今回はさっくりと振り返る予定。
そんなこと言いながらも3か月もあると色々あると思う。

⑦‐1.11月

もうこの辺りともなると慣れたもんで、自分が芸人になることに向かって進んでいることが、社会では当たり前なんだよみたいな顔で街を歩けるようになる。

この月から、おーい!久馬先生の選抜授業にも選んでいただいて、ようやく2選抜になった。(MAX選抜は、ハイクラウン・ねぐせ若葉・ナックラーあたりが4~5選抜抱えていたので、2選抜は弱チェリーくらいの扱い)

となるとともに、環境に慣れて頭も冴えなくなってきていたのがこの時期。

ちょうど10月末、夏前に知り合って付き合っていた彼女が、並行しておセフが数人&援助交際バク回しワンダフルガールだったことが発覚し失恋。たった数か月ながら当時はダメージが大きかった。

人生経験としてはこんなに面白いことはないのだが、実際にそんな人がいるなんて初めて見てショックだったし、お金って怖いなぁと思った。

何より損したなと思うのが、浮気とかならエピソードトークにするのに、援助交際は闇が深すぎて笑えない。もう今はそんなことはなかったよみたいな顔をして就職して働いているんだと思う。人間てそんなもんだ恐ろしい。

この時期に書いたネタを見返しても面白いネタが1くだりすらない。
唯一これかなと思ったネタで戦った現役生ライブは、トップバッター気合十分で挑んで、下から数番目の激ヤバ順位だった。

これを機に、勝つまで禁酒禁煙ルールで自分を縛ってネタを書く1か月。
ストイック鬼、ストイック龍、ストイック天皇などと呼ばれたかった僕は、同期と家で鍋パをしたときもこれを破らなかった。

⑦‐2.12月

縛りに縛って自分を律して挑んだ12月。
マクドでMのホットコーヒーを頼んだばっかりに、飲み干すのに時間がかかって授業に遅刻。せっかく入った久馬選抜から落とされるなんてアクシデントはあったものの、気合だけで言ったら浜口(父)くらい十分だった。

いざ挑んだ現役生ライブ。この月は心機一転、ボケツッコミを入れ替えた。
涼太郎の自称ツッコミ音痴も、調子のいい時の仲居くんくらいは音程が取れていた。

さぁウケろ!これでどうだ!!!


12位くらい


やるせねぇ。。

バトル主義の僕が、「お笑いを順位で測るなんてナンセンスだわ。」みたいなことをボソッと言ったりしていた。困ったもんだ。

ちなみに、恋多きことに定評のあるシノヘはこの時また新しい彼女ができる。

なんてハイペース。偏差値 40ちょっとの私立女子高のいじめっこ女レベル。
妊娠して高1の夏休みでいなくなり、2年生の秋ごろに子供を連れて学校に遊びに来るあいつだ。

しかし、幸いにもこの恋は偏差値57の国立大学 経済学部くらいのレベルで続いてる。どんどん育んで恋愛公務員に育て上げたい。

そんなこんなでもう年末。
長期連休は怖い。
実家に帰らずにバイトをしていることにより、毎回家族に芸人していることがバレちゃうんじゃないかとヒヤヒヤする。

一応顔は見せないとバレかねないので、ふと帰ったタイミングで「あんたいつまで連休なん?」と聞かれたのに対して、『えぇ~、1/6くらい?』と社会人ならあり得ない解答をして、母親の頭上に大きなハテナを見た。

そういうこと聞くなら、先に会話したいことリストみたいなのを送っといてほしい。そしたらそれらしい答えをたくさん準備して親を安心させれるのに。

⑦-3.1月

この辺はもう霞がかった記憶

僕が彼女に入り浸り、涼太郎が雀荘に入り浸り、2人とものコンディションが1番良くなかった時期。
涼太郎が穏やかだから喧嘩はしないけど、ずっとぼんやり雰囲気が良くなかった。

ただ、時間は進むし、翌月にはNSC大ライブが控えている。
なんとかせねばと口だけ動かして、寒いから家から出ない日々。
終わりまくっていた。

そんな中でも真面目な授業態度だけでライブには出していただいていた。

もうこの頃には普通に何でもない出番だった。
トップでもなく、ブロックトリでもなく、ただ出る人の順番。
こういうのでも少し凹むセンシティブボーイ。
ツイッターがもう少し気をつかえたら、お笑いナタリーなんかはセンシティブ扱いされていただろう。

この月は特に僕が納得いくネタがなく、自分でこのネタがいいと選べなくなっていた。
涼太郎がこれが良いと言ってくれたネタで初めて挑む。
同様に12位くらい。 皆がどんどん面白くなるのに停滞してるなぁって感じていた。

曖昧な記憶が正しければ、今もライブやラジオでお世話になる里村先生の大ライブ前の特別ネタ見せもこの時期に実施されていた。

僕らは「子供をヤンキーにしたい」と「ポジティブ変換」とありネタと新ネタを1本づつ見ていただいた。

ちゃんと酷評いただいたが、良いとこは褒めてくれるので、ちょっと嬉しい気持ちで帰った記憶。これだから勝てないんだ、変なとこポジティブ!!

結論から言うと、大ライブはこの2本どちらでもないネタで挑もうと二人で決めた。

次回、NSC卒業まで!!! 丁寧に書くのをやめた男の仕事は早い!

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