スペイン旅行2022 グラナダ編 〜憧れのアルハンブラ
「旅行するならどこに行きたい？」というのは何度となく聞かれる質問です。
私は中学生ごろからずっと「スペインのアルハンブラ宮殿へ行きたい」と答え続けていました。
世界史の授業で使う資料集に載っている写真を見て、なんて美しい場所だろうと感動したからです。その小さな写真はなぜか強く私を惹きつけ、それ以来ずっとアルハンブラは私の憧れでした。
グラナダへの行き方
マドリード・アトーチャー駅からはアル・ハンブラのある町グラナダまで高速鉄道が数種類走っており非常に快適です。
私が乗ったのはRenfeのAveという割安ラインで、3時間20分、片道60ユーロほど。omioというインターネットサイトで購入しました。
朝早くの電車でしたが、人が多く駅員さんが一人ずつ予約のQRコードや予約表を確認、さらに荷物チェックがあります。
ある程度時間にも正確で、新しいため車内は快適です。駅で買ったパンとサラダを車内で食べました。
グラナダ駅を降りると、メトロ、バス、タクシーで街の中心地へ出ることができます。
しかし、私が行った際にはかろうじてバスの標識があるものの時刻表がないためいつになればバスが来るのか分からず、タクシーも待機列が随分と長かったため、荷物を持ったままホテルまで約25分ほどGoogle mapsを頼りに歩きました。
天気も良く10月の中旬でも暑いくらいでしたが、知らない町を散歩するようで楽しめました。
アル・ハンブラ
ホテルやレストランなどのある旧市街エリアを中心とすると、西にグラナダ駅、東にアルハンブラ、北にアラブ人街といった形。街中は観光バスと徒歩で回れるサイズです。
旧市街の中心ヌエバ広場からアルハンブラのメインチケット窓口までは上り坂で20〜30分ほど歩く必要があります。施設内でもかなり歩き回ることを考えると、バスなどで行く方が良さそうです。
私は地図で見れば近いので歩いて行きましたが、メインの入り口と違うところから入場してしまい、位置関係など若干混乱しました。笑
いくつかのエリアに分かれていますが、ナスル朝宮殿の入場時間は事前予約に示された時間厳守となっています。他の時間にはおおらかなスペインですがここは本当に厳しく何人も断られていました。
また、ここで一つ絶対にお伝えしておきたかったのが、日本語オーディオガイドはクオリティが低いのでお金を払って借りる価値がない、ということです！
一昔前の自動翻訳をそのまま読み上げているようなもので、正直何を言っているかすら分かりません。有名な観光地なのにちょっとガッカリでした。
しっかり予習復習するとして、現地では目の前の光景に集中する方がいいでしょう。
とにかく美しい装飾、庭園に感激です。
10月の中旬でも日差しが強く素晴らしいお天気に恵まれました。嬉しい反面、階段や坂も多いため汗だくになりました。軽いトレッキング程度に考えて、しっかり水分や食事を摂ってのぞみましょう。笑
最後までイスラムの文化をヨーロッパに残し続け、入り混じる文化を堪能しました。
夜景
マドリードやバルセロナからグラナダへは日帰りでも行くことができますが、私はスペイン料理店の定員さんから夜景もおすすめされたこともあり、グラナダで一泊することにしました。
(グラナダは食べ物、ホテルも都会より安く美味しいのでオススメです)
メインの通りから小型バスが出ており、サン・ニコラス広場まで10分ほどで着くことができます。
アラブ風の店がひしめく街並みがクネクネと続く道は楽しいですが、かなりの上り坂ですので、徒歩で行く際は時間に余裕を持つといいと思います。
丘からは向かいに立つ小高い丘の上に立つアルハンブラを見ることができます。街の地形がよくわかりますね。
広場でお酒を飲んだり、簡単にフラメンコを踊っていたり、犬同士が遊んでいたりと、自由に過ごす様子は風情がありました。
帰りはイスラム教の雰囲気が残る街並みを降りながら歩いて帰りました。
夜間は治安に気をつけるよう色々なガイドブックに書いてありますが、正直拍子抜けするくらい安全に感じました。(夜間の独り歩きはどの国どの町でも十二分に気をつけるべきですね)
今回のスペイン旅行では一人旅のため、気を張っていたこともあるのか、スリなどにひやっとするようなこともありませんでした。
異国情緒豊かな散歩も楽しいものです。
アルハンブラを見て回るのにかなり時間がかかる上、お土産物屋を見る時間、休憩する時間も考えると、ぜひ宿泊をお勧めします。