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YouTubeの編集さん逃亡事件簿🔥vol.2

代行先の担当の編集さんが逃亡してしまい、その上司に当たるディレクターさんが対応してくれたものの、納期が大幅に遅れ、予定の期日に動画が出せなくて困っている。

そして、再度指定してきた納期の当日に、なんとディレクターさんが寝落ちしてしまい、また遅延。

すぐに確認できる様に、深夜遅くまでスタッフと2人で待ちぼうけをくらい、スタッフの代田くんが火にガソリンを放ったかの様に激昂。
鬼電するわ、感情そのままLINEにぶちまけ爆発していた。


翌朝、ディレクターさんから私に電話が来て

『ほんますんません!』と平謝り。

その代わり、次は早くやってくれると約束してくれたので、仕方ないねと笑って電話を切ったのだけど…

............




なんと、動画を確認したら、元々伝えている内容はおろか、修正でお願いした箇所が直っていない。

仕方ないので、ひとつひとつ間違い探しの様に洗い出し、すごく時間がかかった。

修正箇所は、ざっとだけど40箇所は超えてそうだ。





そして、ここぞとばかりに、沸点の低い代田は大激怒。


社会人として普通の日本語を使えとあれだけ言ったのに、またもやLINEに怒りの感情をストレートにぶちまけていた。

さらに電話もして、元々渡している編集のガイドラインは見たのかと詰め寄ったそうだ。

『見ました』
と、ディレクターさんが答えたらしく…

『なら、ウチのエンドのBGMは何ですか?』
『テロップの形式は?』

と出来ていなかった部分を聞いたら、案の定全く答えらないディレクター。
(すげえな代田…)


『大体なんでこの編集でウチに出せると思ったんですか!同じディレクターとして信じられない。
あなたは何を気をつけて、この動画をディレクションしたのか教えてください!』


と、さらに詰め寄ったらしい。



沈黙するディレクターに対して

『いいですよ、答えるまで待ってますから、答えてください。』


と、なんと5分以上待ったらしいが、答えがなかったそうだ。
(どっちもよく耐えられるな笑)




そして、次の修正までにいつまでかかるのか聞いたら、他のクライアントがいるので2日かかると言われたらしい。


当然、さすがにそれはない!と代田が激怒し
明日までに上がる事になったそうだが



しかし、これには、さすがの私も心中穏やかなハズもなく…


昨日の朝、寝落ちしたのを平謝りして
その代わりに早く取り掛かるって約束したんじゃなくて!?

2回も一方的に納期遅らせて、頼んだ修正も直ってなくて、他のクライアント!?

一応、私もクライアントで、こんなに待ってるんだけど…!!


と、ついに怒りが爆発。

『今日中に修正終わらせてください!』

と、LINEした。


すると…

『元々1日の予定だったので、ご確認ください』と翌朝の早朝に返信📩


おいおい、それを言うなら
元々の納期は先週の水曜日だよ!!




というか、何だその言い方は…!!




朝っぱらからすぐに電話して

『あのさ、ちょっとどういうこと?
昨日電話ですぐ取り掛かるって約束したよね?
他のクライアントがいるからって聞いたけど、ここまでウチの優先度が下がる理由を教えてよ』


『一回は仕方ないよ、別に怒ってなかったし、ヒューマンエラーは起きるから。
でも、寝ちゃダメだし、それで修正箇所も直ってないって、これ3回目みたいなもんだから、さすがに今回は最優先にしてほしいの!』


…と、初めてタメ口で語気を強めて怒ってしまった。



いつも、代田がごめんなさいね。と謝る事はあっても
こんな風に怒るのは初めてだったので
すごくビックリした様子のディレクター。


『思ったより時間が取れなくて…』

…と、弱々しい声で言い訳していた。


『それは、あなたが寝たからじゃないの?
寝ないで素材を送れば、ちゃんと昨日の朝には修正箇所も上がって時間取れたじゃない。

それに、修正が多いのだって、元々お願いしてるところが出来てないから増えてるんだし、今回はそちらの理由が大いにあるよ。

さすがに今回ばかりはウチを最優先にして!超特急!』


『き、今日までですか…』
と、まだディレクターが言うので


『最優先にしてやった結果、夜中になっちゃいましたとか、朝になりましたとかは仕方ないけど、とにかく今日目指して最優先にして!』

と、強めに伝えた。


『承知いたしました!
夜遅くなりますけど、上げます。』

と、言ってくれたけど、すごく心配だ…。



果たして動画はちゃんと上がるのだろうか…。



………


ディレクターの電話が終わると代田くんから電話📞

案の定、烈火の如くキレている。


パワハラはやめろと私に散々言われたからか
一応本人に電話する前に私にかけてきた様だが…

『いや、もう今私が電話したよ。
怒って、納期今日にしてもらった。』


と、伝えると


『なんだ、やるじゃん』

…と、なんとタメ口で言われた(おいこら)





その後も永遠に私に電話でキレてくるので、埒が開かず…

『あのね?人はね、能力に限界ってあるんだよ。


代田くんは、この人がいい加減な気持ちで仕事してると思うでしょ?

でもね、意外と違うの。
この人は本気で一生懸命やってるつもりなんだよ。

言ったことが出来ないとか
誰でもできる様な簡単なミスをするとか、それも含めて
これ以上できないくらい頑張っていても
結局これしかできないって人なんだよ。

昔レッスンで生徒を受け持った時に
私も頑張って欲しくて怒った事もあるけど
その時に、努力できる量も能力も人によって限界があるって分かったんだよね。

限界を超えさせても結局潰しちゃうだけだから
見極めて、合わせてあげないといけないじゃん。

だから、努力ができる事だって才能みたいなもんで
それが多少なりあった我々は変な意味じゃなくて
すごく恵まれてるんだよ。

逆にそういう人とは同じ目線で話すんじゃなくて
生まれた星が違うと思って接した方が良いよ。

犬のしつけくらいシンプルに
これはダメ!とか、こうして!くらいにして
具体的で簡単な理屈以外は、言わない方が良いと思う。

特に精神論とか一般論的な話は
いくら正しいこと言っていたとしても
恨み買うだけで全く伝わらないから。』

と、若干23歳の代田くんには伝わらない様な気がしたけど、持論を展開してみた。




当然伝わるはずもなく

『そんな訳ない!気合いが足りないんだー!』

みたいな感じでキレていた。
(学べよ代田…)




しかし、本当若いって体力あるよね😂

私は、もう電話で2分怒るのが限界だわw




あー今度こそ、ちゃんと動画が上がると良いな。

頼むから、ディレクターさんには腐らずに頑張って頂きたい。

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