自分を理解し、応援してくれる人が欲しい
毎年春になると、ニューヨーク行きを決めたころのことが自然に浮かんできます。
春に話が持ち上がり、夏に決断、そして冬に渡米しました。
私がニューヨークに舞い降りたのは、街が宝石箱のように美しく煌めく12月。
誰もが心ときめく美しいホリデーシーズンですが、異国にやって来たばかりの私の心は沈んでいました。
右も左も分からないことに加え、異文化での生活は自分の思うようには進まず毎日神経をすり減らしていました。
情熱と共にニューヨークに旅立ったにも関わらず、その熱き思いは極寒の地でアッと言う間に冷えきっていました。
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