Essay|ゆっくり回復していこうじゃないか
そういう時はあるんである。
被災の様子を見てると情緒が不安定になって完全に寝不足で。そしたら反動で次の日は眠りすぎてしまうし、とりあえず食べてシンクにたまった洗い物を片付けねばと思うのだけれど放置してしまうこと。そういう時はあるんである。心は置いてきぼりなのに、生活だけがとにかく進んで、なんとなしにやり過ごしては、辛うじて人間の生活についていってるような時。
気づいたら雨が降っていて、出掛ける予定をしていたけれど、”あぁ面倒くさい”の頑ななやつが真ん中に居座っている。「雨