今井 愛理

東京在住28歳|技術開発マネジメント職|エネルギー・地球環境や産業分野への技術応用|京…

今井 愛理

東京在住28歳|技術開発マネジメント職|エネルギー・地球環境や産業分野への技術応用|京都出身|趣味は読書とたまに音楽、アート 日々感じたことやお仕事、趣味、好きなことについて更新していきます:)🌿

最近の記事

サスティナブル社会について④

こんにちは。今井愛理です。 今回は、再生可能エネルギーと並行で技術確立、社会実装の期待が高まっているカーボンリサイクル技術についてシェアします。 国内主力エネルギーとして利用されてきた石炭火力ですが、地球環境問題やエネルギー転換などの流れを受け、可能な限り石炭火力に依存しない「脱炭素化」へのモメンタムが高まっています。近年の技術革新による再生可能エネルギー(以下、再エネ)の発電コスト低下も追い風になっているようです。 一方で、脱炭素化を実現するには、再エネの主力電源化等

    • 【オススメ本】夏目漱石「草枕」

      こんにちは。今井愛理です。 今回は作家・夏目漱石の小説「草枕」の冒頭部分を以下に引用し、紹介します。何度読んでも「うむ、なるほど。」と非常に共感します。 山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角かどが立つ。情に棹させば流される。意地を通とおせば窮屈きゅうくつだ。とかくに人の世は住みにくい。住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣にちらちらす

      • サステイナブル社会について③

        こんにちは。今井愛理です。 今回は、引き続きサスティナブル社会の実現に向けて期待が高まる再生可能エネルギーの具体例をシェアします。 世界規模で注目が高まる再生可能エネルギーですが、その活用水準は国によってマチマチのようです。 以下の図は、2017年度の国別の電源構成における再生可能エネルギー比率を表しています。日本はカナダ、イタリア、ドイツなど諸外国と比較しても16.1%と低めの水準ですね。 (引用:経済産業省 資源エネルギー庁HP https://www.enech

        • サスティナブル社会について②

          こんにちは。今井愛理です。 前回に続き、サスティナブル社会の実現に向け、取組みが進んでいる再生可能エネルギーのそもそもの興りについてシェアします。 温室効果ガスの排出が少ないクリーンなエネルギーというイメージが強い再生可能エネルギーですが、日本における本格的な再生可能エネルギーの取り組みが始まったのは1974年からです。 前年、1973年に起こった第一次オイルショックにより、エネルギーを中東の石油に頼っていた日本では大変な混乱が起こったことは、まだ覚えのあることです。こ

        サスティナブル社会について④

          サスティナブル社会について①

          こんにちは。今井愛理です。 今回は、世界中で取り組みが進んでいるサスティナブル社会について再生可能エネルギーを交えてコラム的にシェアします。 ◉なぜ再生可能エネルギーが必要なのか再生可能エネルギーとは、温室効果ガスを出さずに生産できる低炭素な国産エネルギー源を指します。具体的には太陽光・風力・地熱・水力・バイオマスが挙げられます。 クリーンなエネルギー、地球環境に優しいというイメージも強いと思います。では、なぜ再生可能エネルギーにスポットライトがあたり、必要とされている

          サスティナブル社会について①

          【京都オススメカフェ】喫茶葦島

          こんにちは。今井愛理です。 今回は、京都にあるオススメの自家焙煎珈琲、チーズケーキの専門店を紹介します。 京都市役所前から徒歩5分ほどビルの5階に位置するカフェです。店内はクラシックBGMが流れ、木と和風の風合いを基調とした穏やかな空間です。カウンター席では店員さんが手ずからハンドドリップで珈琲を淹れてくださいます。 珈琲にもチーズケーキにも複数種類があり、特に面白くてオススメなのは朝宮煎茶のケーキです。抹茶ではなく煎茶というところが確かに面白いですね。うすい鶯色のチー

          【京都オススメカフェ】喫茶葦島

          挑戦し続けること。

          こんにちは。今井愛理です。 今回は、老舗和菓子屋「鶴屋吉信」さんから学ぶ「挑戦の大事さ」について所感をシェアします。 鶴屋吉信さんは1803年創業の老舗和菓子製造販売会社さんです。 私はここの和菓子が好きでよくいただくのですが、定番の饅頭や羊羹など様々な商品があります。特に、昨今は本当にいろんなアイデアの新菓を生み出されていらっしゃいます。 (引用:鶴屋吉信公式HP 新しい羊羹「果の彩」 https://www.tsuruyayoshinobu.jp/shop/g/g

          挑戦し続けること。

          季節のこと。継続すること。

          こんにちは。今井愛理です。 京都のお盆と言えば、五山の送り火が風物詩となっています。 2021年度は2020年度に引き続き規模を縮小して実施されました。盆に現世へ帰ってきた祖先の霊を送り火を焚いてお帰りいただくという習俗ですね。 古くは1480年代から送り火を思わせるような行事が実施されていた記録があるようで、毎年決まった時期に決まった場所で行う習わしだったようです。 こうした地域の住民に根付いた民族行事が脈々と受け継がれている様から思うところがあります。最初は何が発

          季節のこと。継続すること。

          意識の話

          こんにちは。今井愛理です。 今回は、意識について。例えば、喧騒にぎやかな街中など、よく大きな音が飛び交う中、友達の声など、ある特定の人の声や物の音だけを聞き分けることが出来ます。 本当は周りの音も景色も全て見聞きしており、それらの生活雑音がたくさんあるはずなのに、耳や目はある特定の音や映像など対象物だけを拾っています。よくよく考えてみると不思議なことですよね。 人間は、意識をどこか一点だけに集中し、焦点化しています。現象学の中では「人間の意識の志向性」と呼ぶそうです。

          描いたことは全部叶える

          こんにちは。今井愛理です。 今回は「夢」についてです。空想の夢ではなく、本当はなりたいもの、やりたいことを指す「夢」です。 子どもの頃、両親に「ドラえもんのタケコプターが欲しい」と言ったら、「そんなものあるわけない、現実をみなさい。」とたしなめられました。 子どもながらに私は、「そんなものない」と現実を突きつけられたことが悲しかったのではなくて、「今、現実に無いのは知ってる。無いならば、どうやったらつくれるかな?理想に近づけるかな?と考えれば良いのに。」と感じ、建設的に

          描いたことは全部叶える

          【オススメ本】芥川龍之介「藪の中」

          こんにちは。今井愛理です。 先日、有名な文学作品である芥川龍之介の短編小説「藪の中」を読了したので考えをシェアします。 ストーリーは、平安時代に藪の中へ入った夫婦が殺人・暴行にあい、これの目撃者4名と当事者3名の証言が食い違い、最後まで何が真実なのか分からないという流れです。 研究者の間では、作品中の証言者の証言内容や典拠をつきあわせ細部を検証し、事件の真相を明らかにしようと試みられたこともあったようですが、 個人的には、何が事実か、ということよりも、起こった事実は一

          【オススメ本】芥川龍之介「藪の中」

          持たない暮らしが良い理由

          こんにちは。今井愛理です。 よく人からミニマリストと言われますが、何をどういう基準で持つ持たないの選択をしているかお話します。 ミニマリストとは最小限のものしか持たない暮らしをする人という意味で使われているようですね。確かに、必ず日常生活で使うものしか持っていません。 ◉1週間保持して使わなかったら捨てる私がモノを持つときの基準にしていることです。 多くの社会人は1週間サイクルで生活されていると思います。すべてがそうではないとも思いますが、だいたいのものは1週間使用し

          持たない暮らしが良い理由

          【オススメ】京都のコーヒー屋さん

          こんにちは。今井愛理です。 今回は、京都駅から徒歩10分程度にあるオススメのスタンディングカフェを紹介します。 日本国内外にてコーヒー器具、コーヒー豆などの販売や実店舗での飲料の販売をされています。 特に、京都店では立ち飲みかスツール椅子があり、小さな店内にはあえて低めに設定されたカウンターから、バリスタさんの手仕事がしっかりと見えてとても楽しいです。 私はいつもハンドドリップコーヒーを頼みます。ハンドドリップコーヒーもその日や月によって種類が異なり、いつも4、5種類

          【オススメ】京都のコーヒー屋さん

          【オススメ本】知性を育てるために

          こんにちは。今井愛理です。 皆さんは、どのような人に知性を感じますか? 最近、ある本でオーストラリア出身のポール・ファイヤアーベント(1924-1994)という科学哲学者を知りました。 科学や哲学の分野において、私は全くのド素人なのでファイヤアーベントについても詳細を理解している訳ではありません。以下の書籍と、インターネットを検索して彼の人物像や著書を調べ始めたところです。 どうやら、ファイヤアーベントは科学について(あるいは他の分野においても同様かもしれませんが)ア

          【オススメ本】知性を育てるために

          相手を知るために、まずは質問すること。

          こんにちは。今井愛理です。 今回は、初対面の方と会話するときに心がけていることをシェアします。 端的に一言でいうと「質問しまくり」ます。何はともあれ相手のことを知ることから始めようという考えに基づいてのことです。 仕事、出身、趣味、好きなこと、などなど。相手の人柄、何を大事にしているのか、価値観、人生観、相手の幹の部分を知れば知るほど会話が深く面白く楽しくなると体感しています。 とはいえ、相手の中に一歩踏み込む、ということは勇気がいることですよね。相手も同じように思っ

          相手を知るために、まずは質問すること。

          人のマネをすること。

          こんにちは。今井愛理です。 今回は、何かを成し遂げるために人のマネをすることについてお話します。 よく職人さんが「技は見て盗め」と言っているのをテレビ等で見かけます。私は専門的な分野の職人でもなんでもない一般人ですが、「なるほど。確かにそうかもしれない」と納得するところがあります。 見て盗む、マネをする、どちらも似た意味をもつ思います。細かいことを言葉で知るのではなく手足や体を動かし感覚で掴み取れ、体得すべしという意味ではないでしょうか。 言葉で解説することも、もちろ

          人のマネをすること。