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私は最強

5歳の娘は、Adoの私は最強という歌が大好き。
ちなみに3歳くらいのときにうっせえわにもはまり、保育園で歌いまくって同じクラスで流行らせてしまい、他のご家庭を困惑させた…笑

子供の声はまっすぐで素直で、そしてでかい。
そんな声でこの歌を歌われると私はいつも泣いてしまいそうになる。
なんでかなと考えると、自分のインナーチャイルドが刺激されているのかなと思った。

ポジウィルのキャリアデザインプランを受けていたとき、
自己肯定感と自己効力感の違いについて教えていただいた。

小さいころから割となんでもできた。勉強もスポーツも。
中でもピアノは全国大会に出場したり、ポーランドのオーケストラと共演したり。そんな中で私の自己効力感(=頑張ればできるはず)は育まれていったと思う。
一方で自己肯定感(=ありのままの自分を受け入れる)は低かった。
私の両親は仲があまりよくなく、加えて一人っ子だったため、家は安心できる場所ではなかった。自分がどう立ち回れば母親の機嫌が悪くならないかばかり考えていた。

私は母親から「ありのままの自分」を受け入れてもらった経験が少ない。
愛は何かと交換する必要があった。
自分のこうしたいを通すには、母親から出される条件を満たす必要があった。そしてそれは最短最速で無駄がないものでなければならなかった。

低い自己肯定感を、自己効力感で補っているような状態で生きてきた。

そんな私にとって、
私は最強の歌詞はまぶしくて強くてうらやましい。
そしてそれを娘が歌う姿は、かっこよくて痺れる。
ドーンと響く。

回り道でも
私が歩けば正解

大丈夫よ 私は最強
あなたと最強

ポジウィルを受けて、ありのままの自分を受け入れても大丈夫と学んだ。
何かできないと価値がないと思わなくて大丈夫だと知った。
そしてその言葉を、あの頃の自分にかけてあげることができた。

私は子供に習い事をさせることをずっと躊躇していた。
何か特筆する実績がないあなたでも私は大好きだよと伝えたかったから。
でもそれは子供に対してではなく、昔の自分に伝えたいことだったんだと気づいた。
娘がピアノをどうしても習いたいと言い、通うようになった。

いつか発表会でこの曲を弾いてくれないかなぁと思っている。



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