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うつら宇宙の森へ


てくてくと てぐりてぐれと 

うすぐらい森の中 あるいてあるって

現れた湖には

見えないけれど 生き物がいっぱい


空の明かりをゆらして 底のアブクを逃がして

冷たい夜とぬるい昼を ずるずるまぜこんで

生まれたばかりのものや 半分腐ったものを抱き込んで


この水くらいが ちょうどいい

生きてたわたし しぶといよ ずぶといよ

洗ってみようか

きれいなのか きたないのか どちらでもいい

うつら宇宙の森 

日常に薄められた そのうしろの世界

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