新庄監督の続投はあり?なし?
スマホ、タブレット、PCの前にいる全国のプロ野球ファンの皆さん、こんばんは。
エクレア(@yohgashi_eclair)です。
この記事を読んでいる方は恐らくファイターズファンが多いことでしょう。
辛い辛い7月が終わったかと思えば8月には4連敗で自力CSが消滅し、まだまだファイターズファンにとって試練が続いております。
そのチームが奮わない中で今年の開幕後から永遠とファンの間で議論が交わされているであろう議題
新庄監督、来年どうする?
について今回は私なりの見解を述べていこうかなと思っております。
批判が苦手な新庄ファンの方は閲覧ご注意です。やばいと思ったらブラウザバックしましょう。
はじめに
まず私の結論から話しましょう。
続投は「無し」で良いと考えております。
勿論今の結果が新庄監督1人の責任などと言うつもりはありません。
コーチの指導や戦略なども懐疑的に感じることは多いですし、そもそも選手の実力が足らない点もあると思います。
しかし2年連続の最下位が濃厚と言う現実は受け止めなければなりません。
その辺り、私がこのままの新庄監督では来年厳しいのではないか、と思う理由を掘り下げて綴っていきたいと思います。
新庄監督の課題
①感覚に頼りすぎ
戦術やスタメンを決める際、新庄監督は感覚にかなり重きを置いている監督なんだろうなと感じることが多いです、所謂本能型ですね。
私は決して感覚を否定する訳ではありません、現場や元選手ならではの感覚はあると思いますし、いざと言う時の"勘"が勝敗を左右することもあるでしょう。栗山監督が大一番での直感に長けていました。
しかし、感覚を大事にするあまりデータを蔑ろにしがちだなと。
新庄監督はスタメンを決める際、その日の打撃練習を見て決めると言う発言をすることがあります。
"勘ピューター"と本人も称していますよね。
それ自体を否定する訳ではありません、むしろそれは新庄監督の長所であり、よく選手を見ようとしているということでしょう。
しかし、明らかに打撃成績を残せていない選手を好調な選手を押し退けて上位打線で起用したり、状態の良い選手をベンチで眠らせたまま試合で起用しなかったりと、明らかに不可解な采配が多いのです。
しかもその起用がハマって機能したケースは少ないでしょう。
感覚を大事にすることは私も賛成です、しかし新庄監督は感覚に重きを置きすぎているので、上手くデータも織り交ぜてほしいのです。
②外野守備を重視しすぎ
特にCFは大きく打力が劣ろうとも守備力の長けている(守備範囲の広い)選手を起用したがります。
オールスターでオリックス中嶋監督が万波選手をCFで起用していましたが、それをファイターズでも行えばRFのポジションが空き、打力のある今川選手を起用できたりして打線の火力向上も狙えるのですが……
オリックスは守備指標ではマイナスとなっている中川選手や杉本選手を外野で起用しつつもあれだけ勝ち星を拾えていますからね。
新庄監督自身が外野手出身という事もあり、当時のファイターズも森本・新庄・稲葉の鉄壁外野陣を誇っていましたからね、外野守備は大事にしたいと言う考えを持つことはわかります。
しかしながら、それを重視するあまり打力で劣る江越選手や不調の五十幡選手を起用し続け、その結果得点力不足で競り負けてしまう試合も多かったはずです。
野球は点取りゲームなので、そこの本質を見誤らないようにしてほしいんですよね……
③新庄監督自身が野球から長く離れすぎていた
現代の野球のトレンドは打者は長打を狙い、投手は150km中盤の直球でねじ伏せる。そんなパワー野球です。
新庄監督が現役だった頃とは全然違うと思います、その現代野球の中で新庄監督は打者は小柄で瞬足な選手を好み、投手は変則投手を好みがちです。
現代は変則投手よりも豪速球でイニングを制圧できる(三振を多く奪える)投手が増えてきていますし、それに伴って現代の野手は小柄でもバットを強く振れる選手が増えてきており、新庄監督が好むような守備・走塁のみで貢献するような小柄な野手は淘汰されつつあります。
(就任当時よりは野球観はアップデートされてきているとは思いますが)
それに①、②と重なる部分もありますが、長く野球から離れており試合も見ていなかった、そのため①では感覚を大事にしていると述べましたが、それは新庄監督が選手時代に培った勘であり、栗山監督が持っていたような監督・指導者としての勘ではないと思います。
故に彼の勘ピューターは上手く機能しないのだと考えられます。
新庄監督の長所
と、ここまでネガティブな話を続けてしまいましたが、勿論長所もあります。
①選手への助言が上手い
上記で挙げたことから彼は監督としての采配は苦手でしょう。
しかし新庄監督は元スター選手、選手時代の勘は決して衰えていないでしょう。
松本剛選手や中日に移籍した宇佐見選手を一軍レベルに押し上げ、伸び悩んでいた清宮選手を今や立派なクリーンナップを打てるだけの打者にまで成長させました。
ちょっとした助言や、不調に喘いでいる選手にヒントを与えることで復調させたり、選手目線でのアドバイスが上手です。
決して指導者としての適性がないわけではないでしょう、現時点での適任はコーチなのだと思います。
②発言が前向き
え、そんなこと?と感じる方もいらっしゃるでしょうが、私は監督のこの部分を大事に見ています。
どうしても敗戦が続くと人間の本質が出るというか、試合後のコメントで特定の選手を貶したり、ネガティブな発言をしてしまう監督も多いですからね。
敗戦で気分の落ちている選手もいるでしょうし、ファンとしても発言は前向きであってくれると切り替えられて助かります。
そういった、敗戦後の気持ちの切り替え方は新庄監督は上手だなと思います。
結論
結論となりますが、新庄監督には他11球団の監督も持っていないような長所もありますが、私は続投無し派です。
指導者経験もないまま監督に就任していますし、采配で不可解な点が出てしまうのも多少はあるだろうなと思っていました。
少しずつ改善されていくかなと思っていましたが、課題③がやはり要素として大きいなと思います。
そのためファイターズが来年Aクラス、優勝を目指すためには"一旦"新庄監督から別の監督にバトンを繋ぐ形が良いのではないかと考えます。
新庄監督もまだ若いですから、監督を退いた後は外から野球を観る時間を作り、課題③を解消してから第2次政権を目指すことだってできると思います。
中田・西川・大田選手がチームを去り、核となる選手がいなくなった中で松本選手をレギュラーに押し上げ、万波清宮野村選手を育成しここまで魅力的なチームにしてくれた新庄監督には感謝しています。
しかし優勝を目指すためにはこのまま来季も新庄監督では厳しいのではないか、と私は考えるため、新庄監督が作ってくれた土台に新たな監督にバトンを繋ぐことがファイターズを優勝に導く道になるのではないかと思います。
厳しい状況が続きますが、低迷期を脱出するため、選手たちには残りのシーズンを大事に過ごしてほしいなと思います。
以上です。
それでは、また。
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