熱中症 その2

またまた更新があいてしまいました。
熱中症についてです。

熱中症による事故は、場合によっては取り返しの付かない事態となってしまいます。そのため、救急外来に熱中症で来院された患者さんには、きちんと再発防止を伝える必要があります。

私の伝え方を記載します。

水分補給していれば熱中症ならない。というのは大きな間違いであることを強調します。

また、「休みながら・・・」と言っても、高温多湿の環境では休息にならないことを伝えます。

熱中症は高温多湿の環境でおきるため、冷やすことが重要であることを伝えます。

屋外スポーツや体育館などの場合で、保護者やコーチ同席の場合は、暑さ指数について伝えます。暑さ指数によっては中止をすることを考えないいけないことを伝えます。

その点を強調してから経口補水液などの説明を行います。

そして、重症熱中症の恐ろしさを伝えます。
臓器障害が起きると不可逆的な事態になる可能性があることを説明します。不謹慎な例えと捉えられてしまうかもしれませんが、、、と一言そえてから「生肉を焼いたら、肉が焼けます。その焼けた肉をもう一回、生肉に戻すことはできません。人間もタンパク質で出来ています。重症熱中症で最重症になると、焼けてしまった肉と同じです」と伝えています。

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