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文章検受けたよレポ⑤ 受験直前と当日

今回は受験直前と受験当日のことについて述べる。受験直前に体調を崩すという不安要素が発生したが、おおむねちゃんと受けることができた。
順を追って説明する。

い。職場で退職者が出た上に、1月、2月は休日によって勤務日数が少ない。仕事の量は変わらないので、目が回るような忙しさだった。

休息のために1日有給を取った。起き上がれずにだらだら寝転んでしまった。前日である2024年2月10日はぼんやりして過ごしていた。
10日は心療内科の通院日だった。主治医に持病について相談したら、もう今回は万全の状態で受けるのは無理ですよ、と言ってもらえた。焦っていたのだが、その言葉を聞いて少し落ち着いた。
 なるべくなら受かりたいが、落ちるならそれでも仕方ない。私なりに頑張ったのだからそれでよい。
体調を崩したため、直前の追い込みができなかった。敬語の単語カードをめくったり小論文チャンネルを見たりしていたが、本格的に問題を解いてはいなかった。しかし受験当日に具合が悪くなるのが一番恐ろしいので、十分な休息を取った。
前日には受験票とペンケースをかばんに入れているか確かめた。重いので、勉強道具は少し入れるだけにしておいた。シャープペンシルの芯を新しいものに取り替えておく。試験中に芯が切れないようにだ。消しゴムもきちんと入っているか確かめた。腕時計はトートバッグの持ち手に巻き付けて、忘れないようにした。
 一抹の不安と、何とかなるだろうという楽観と共に、当日を迎えた。

受験会場までの道のり


指定された受験会場は、森ノ宮医療大学というところだった。森ノ宮(大阪城の近くの地名)と描いてあるのにOsaka Metroの中央線、コスモスクエア駅が最寄駅である。どういうこと?
どうやら、実際に森ノ宮にあった鍼灸の学校がルーツのようだ。1974年に学校法人「森ノ宮学園」を名乗るようになり、2007年に大学を作り、そのとき森ノ宮という名前を継承したらしい。ややこしい。このエッセイを書くときに公式ホームページを見て調べた。
名前のことはともかく、コスモスクエア駅に近いのはありがたい。降りてすぐ森ノ宮医療大学に向かう人たちの群れがいたので、その流れに乗った。
コスモスクエア駅はインテックス大阪に向かうニュートラムへの乗換駅である。名目上は地下鉄であるが、大阪港に近くなると地下鉄の駅でも地上駅になる。関西の同人作家は一度は通ったことがあるのではないだろうか。埋め立て地で災害リスクが高いため、人口密度は高くない。それでも開発が進んでマンションが建っている。地元民としてはこんなところにマンションを建てていいのかと思うが。
14時くらいについて喫茶店で時間を潰そうとしたのだが、日曜日のせいか近くの喫茶店がことごとく休みだった。近くにイートインスペースのついたコンビニがあったので、そこでコーヒーを飲みながら待機した。似たようなことを考える人が多いのか、イートインスペースにはテキストを眺める人たちがいた。受験の雰囲気を感じ、気が引き締まった。
30分前くらいに学校に入り、張り出されている番号に従って教室に向かった。
学校の前には誘導係の方がいて、受験する教室を探す人の手伝いをしていた。受験番号と教室の対応表を写真撮影することを勧められたので、写真にとっておく。その写真に従って教室を探す。三階までエレベーターで上がった。

教室に入ってから


教室に入る前に、試験監督から注意点の連絡があった。部屋の中でテキストを見てはいけないこと、スマートフォンの電源は切ること、机の上には鉛筆と消しゴム、腕時計と受験票しか出してはいけないこと。
私は筆箱もかばんの中に収納しなければならないということをよく聞いておらず、注意されてしまった。すみません。
試験開始は15時、終了は16時30分だった。
時間は足りるだろうと思ってのんびり解いていたら、意外と時間がかかって最後焦った。
試験時間の後半は焦って字が雑になってしまったので、読めるか不安だった。記述式は、あとから見返しても文章ごと訂正する時間がないので一発目でそれなりの質の文章を書く必要がある。とんちんかんな答えを書くわけにはいかないところが難しいところだ。
手が震えながらも、がりがりとたくさんの文字を書いた。試験終了15分前にすべての問題を解き終わる。余った時間で汚い文字を消しゴムで消して書き直した。「読めない」という理由で減点されなければいいのだが。
最後に残したのが苦手な問題である手紙でよかった。
やはり通しで問題を解いておかないと、本番のときにとちるなあ、ということがわかった。
 
 

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