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文章検2級受けたよその➁勉強法7つ

この記事では、文章検2級を受けるため利用していた勉強法を解説する。
わかりやすいように、インプット編、アウトプット編に分けて述べることとする。

勉強法・インプット編

01.YouTube動画の視聴


頭を使わない作業をしているときは、YouTubeを見ていた。
世界最大の動画投稿サイトであるYouTubeでは、多くの講座がある。日本語に関する動画も、数多く存在する。
動画はお皿を洗いながら、掃除をしながら見られる。勉強のときは助かる媒体だ。また、疲れて本格的に問題を解く気力がないときも、動画を視聴していた。
YouTubeでは、日本語や文章に関する動画をよく見ていた。無料で講座を見られるのがYouTubeのありがたさだ。
構成に関しては、「小論文チャンネル」というチャンネルをよく見ていた。このチャンネルは高校生向けの小論文講座を投稿している。解説がわかりやすい。また、自動再生しているだけでも様々な話題を取り上げた動画が見られて面白かった。特に要約問題に関する解説が役に立った。

敬語に関しても、中高生向けの敬語講座を視聴していた。マナー講師の敬語講座は当たり外れがある。中高生向けだと教科書に根差した解説をしてくれるのでいい。
特に、岡崎健太のOK塾というチャンネルの動画をよく見ていた。細かい部分ではあるが、動画に出てくる文章が縦書きなのである。国語の授業に合わせて、あえて縦書きにしているのだろう。他人を煽るような言葉遣いが少なく、すっきり見られた。

その他にも、外国人向けの日本語講座を見ていた。外国人向けであるので、「日本人なら知っていて当然」のような言い方はしない。日本文化をよく知らない人にも解説できるよう噛み砕いてあって面白かった。
ちなみに私はYouTubePremiumをahamo経由で登録している。少しではあるが、ポイント還元されるからである。YouTubePremiumに登録しっぱなしの人は、ポイント還元ができるところで登録しておくとよい。

02.KindleUnlimitedで関連本を読む


受験のために、Kindle Unlimitedでことばや文章に関する本を読んでいた。
Kindle Unlimitedとは、Amazonが提供する電子書籍のサブスクリプションサービスである。略称はKU、もしくはキンリミである。Kindle Unlimitedに指定されている作品を、自由に読むことができる。一度に借りられる本の上限は20冊である。返却すると一旦端末から電子書籍が消える。しかしKindle Unlimitedに指定されている間は何度でも再DLできる。
Kindle Unlimitedから外れると定額ではDLできなくなるが、別途購入すると読むことができる。
月額課金のため、読むだけならば追加料金がかからない。関係がありそうな本はどんどんDLして読んでいた。
文章検以外でも、KindleUnlimitedのおかげで資料代はかなり抑えられている。いわば有料の図書館のようなものだ。
一方でKindleはカスタマーセンターや運営のやらかしも多い。愛用をしている割に勧めにくいのはそのせいだ。
さらにKindleはストアの検索性が悪い。したがって自力で本を探すのが苦ではない人向けである。
寡占になると足元を見られそうなので、適度にライバル会社がいてほしい。
 
具体的にどんな本を読んでいたかも説明しよう。手紙を書くのが苦手な私は、何冊も手紙の本を読んだ。特に、実際の例文を提示してくれる本が助かった。その本の多くはムック本であった。ムック本とは、雑誌と一般の書籍の中間のような本だ。
文章検ではビジネス用の手紙しか出てこない。したがってビジネス用の手紙ばかり書き写して練習した。
余談ではあるが、この手の手紙の書き方の本は面白かった。借金をお願いする手紙や、それを断ること、借金を返してくるよう迫るなど、重たい内容の手紙も多かったである。こんな手紙を必要とするときもあるのか、と勝手に人生を感じていた。
 本の書名は、また別の記事で書こうとおもう。

03.暗記カードを作る


暇なときに、100均で買ってきたカードをめくっていた。作業ゲームをやりながら、音楽を聴きながら、ゆるいゲーム実況を聴きながら。
表に普通の表現、裏に敬語表現を書いて、めくる。形が小さく、片手で勉強できる。つり革につかまりながら使える。電車内でもやりやすい。
手紙の「謹啓→敬白」「拝啓→敬具」という組み合わせについてもカードに書いていた。普段手紙を書かない身としては何が違うんだ思うが、覚えなくては始まらない。
暗記カードのいいところは、カードを作ることで暗記にもなるということだ。手を動かし、口を動かさないと暗記はできない。無駄な作業に見えても、黙ってテキストを眺めているよりはいい。
カードを作るのは学生の頃なので懐かしい。当時は英語のカードばかり作っていた。暗記カードのデザインは受験生の頃から変わっていない。暗記ツールとしての強みを感じる。

04.文章を書き写す


100円均一で方眼ノートを購入し、そこにひたすら文章を写していた。文章検の解答、良いと思った手紙の文、よく使われる定型文などである。
解答は文章検過去問のものを書き写していた。
書き写す文章は、KindleUnlimitedで探した。
「こういう文章を書きたい」と思ってもボーッとしているだけでは身に付かないのだ。手を動かすことで、手が覚える。
書けさえすればいいので、筆記用具にはボールペンからシャープペンシル、えんぴつと様々なものを使っていた。筆記用具を探す時間が惜しいので、その場にあるものを使う。筆記用具を選ばないことによって、ハードルを下げることができた。
 
以上が、インプットのためにやっていたことだ。

次にアウトプットのためにやっていたことを書く。

勉強法・アウトプット編

01.過去問を解く


検定試験で必ずやることは過去問を解くことであろう。
文章検は毎回同じ形式であるので、まず問題に慣れることが重要になってくる
ここでひとつ、問題があった。
文章検2級の問題集は2018年までのものしか出版されていないのだ。最近の問題は書籍化されていない。マイナー検定だからだろうか。ともあれ最近の問題も書籍化してほしい。問題の構成は毎年ほとんど変わらないとしても、できるだけたくさんの問題を解きたい。
 最近の過去問は公式サイトにPDFで掲載されているので、
 難易度は下がるものの、準2級の問題も似通ったものが登場する。2級の問題では足りない場合はそちらを解いてみるとよい。

02.文章検2級の公式テキストをやる


 文章検定には公式テキストがある。やっておくのがいいだろう。薄いのですべてやるのはそこまで難しくない。
 過去問より細かく出題意図や解き方について書かれている。解説を読みながら、過去問と使い分けてやるとよい。
 
 

03.noteに600字の文章を上げる


noteにはハッシュタグが存在し、人気のあるハッシュタグを選んで文章を書いていた。
文章検2級の小論文の構成は固定のため、その構成で文章を書けるように訓練した。
やってみると楽しかった。元々はお題に沿った文章を書くのは苦手だった。しかし自分の要求する水準を下げてみると大丈夫だった。600字程度であれば書けるものだ。
書いた文章は、noteのマガジン機能にまとめている。リンクを貼っておくので、興味があったら読んでみてほしい。

以上がアウトプットのためにやったことだ。
次回は文章検のために読んでいた本を紹介する。

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