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新しさについて

6月、7月とERA.の新しい商品が発売されました。

どこかでご覧いただければ、とても嬉しいです。


定番商品と新商品

ERA.は新しい商品を年2回くらいのペースで発表しています。
同じタイミングで、これまでずっと作り続けているものも発売します。

一度つくったものは、できるだけ長く販売したいなぁ、と思っておりますが、全部を継続するのは難しくて、生産を終了してしまうものもあります。
(1回しかでない商品もあります。その辺りは気分です。)

というわけで、商品の数は少しずつ増えていきます。
もちろん、お取り扱い店舗様で全てを展開することはできないので、見たことあるもの、初めてみるものが出てきます。

1stシーズンから展開している商品でも、明日初めて見てくださる方にとって、その商品は「新しい商品」になります。

ERA.にとっては「定番商品」でも、その人にとっては「新しい商品」。
これって、とても嬉しいし、面白いなぁ、と思います。

そもそも、「新しい」ってなんなのでしょう?


順番のはなし

出た順番が新しい、というのがあります。
お気に入りの作家やアーティストの新刊や新譜、気になりますよね。

でも、ラジオから流れてきた曲を聴いて、「かっこいい!新しい!」と思ったら、わりと昔の曲だった、なんてこともあります。

古着なんかも、こんな感じでしょうか。
古い服なのに、めちゃくちゃ新鮮で、ワードローブに加わる。

好きなアーティストのライブに行って、これまで何度も聴いてきた曲のアレンジが全然変わってて、新しさを感じて、その曲がもっと好きになったりもします。

ということは、単純に出た順番では「新しさ」をはかることはできないのかもしれません。


過ぎる時、流れる時、巡る時

「ともに、時を行く」
何度もお伝えしています、ERA.のコンセプトです。

「時」は過ぎるだけではありません。
渦を巻くみたいに、流れたり、巡ったりするものだと思っています。

時間が過ぎるだけなら、いつだって今が一番新しいもの、になってしまいます。
過ぎたものは全て過去で、古いもの。
前向きな感じもしますが、なんだかちょっと寂しいような気もします。

渦みたいに、流れて巡る時間の中にいると、古いものや、昔のことが、突然すぐ隣にあるように感じられることがあります。

思い出とか、ノスタルジーとか、そういうものとは少し違う不思議な感覚。

すごく古いのに、新鮮さを与えてくれるもの。
新しいけれど、ずっと前から持っているような気にさせてくれるもの。


これからも、ERA.は新しいものを作り続けていきます。

望んでも、望まなくても、生活は変わっていきます。
できるだけ生活に近いものを作り続けていければ、と思っています。
僕がただただ新しいものを考えるのが好き、というのもありますが。。

とはいえ、新しいものを買って欲しいとは思っていません。
あなたがその時に、気に入ったものを買うのが一番だと思っています。
(新しいものを買ってくださるのも、めちゃくちゃ嬉しいですよ笑)

いつだって新しくて、ずっと前からそばにいるようなもの。

そんなものになれれば、最高だなぁ、なんて思っております。


ではまた。

ERA. 今城






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