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つながる・エネルギー拡大・女性性UP!の奄美旅(前編)

奄美へ旅に出ていました


少し前、2022.7/6~7/12まで、奄美大島にいました!!

ミキをつくったり(周りにミキ教えている友人がいっぱい)、
八月踊りやその他文化が気になったりで、ずっと行ってみたかった奄美。
いやパワフルでした〜!!
近年の私の関心ごとは、その土地の自然環境や暮らしから生まれる文化や信仰。歴史。物語。
アクティビティも楽しんだけど、今回もそんなテーマの旅になりました。
そしてそれにプラスして、一緒に行った面子のおかげでより直感的で、音(歌や踊りや楽器)に彩られたものになりました。

本日、そのメンバーとアフター奄美について語り合ったので、覚えている限りの記録を残すことにします。

オススメです、龍郷町!


宿泊はというと、龍郷町にステイしていました。
ここに泊まるということ、2日間は島内をまわる、ということ以外はほとんど決めず調べず、成り行き任せの旅。
余白があると本当に面白い、これから行く方がいたら、是非そんな旅をオススメします。

さて、この龍郷町、奄美大島の中でも珍しい、稲作が残った地域だそうで。
その中でもお米とマコモが元気に揺れる風景の場所に宿泊したのですが、良い感じ!
のんびりゆったり、なんだか懐かしい?
(マコモは日本では古く「万葉集」や「古事記」に登場し、「神の宿る草」と呼ばれて、しめ縄やご神事によく使われる植物。今年は家のバケツで育ててみています)
ミキを作る人たちにとっては、かなり大切な場所のようです。
酒蔵や大島紬の工房などもあって、見所たくさん。

ここにいくなら、「あらば食堂」は、絶対行ってください!笑
地元のお母さんたちの料理が食べれて、めちゃくちゃ美味しいですよ〜
https://yado.e-akina.com/shima-syoku/

おっかんの旬替わり定食

行った場所、旅の所感


・平瀬マンカイのご神事の地
・節田立神
・湯湾岳を片道1時間かけて登山
・マングローブでカヌー
・今井権現さん
・地元の人しか知らない川で川遊び
・宇宙のパワーと植物のパワーが合わさった泥染体験
・毎晩、宇宙船をよぶ
・加計呂麻島のガジュマルさん
・加計呂麻島青すぎる海で海遊び

ここに行こうと思ってなかったけど行く流れになる、あそこに行こうと思っていたのに行けない、そんな導かれるような毎日。

同じタイミングできている友人と友人を繋げたら、
すごく近い縁だったり、急遽エネルギーワークしてもらったり、
えっ!というような知人にばったり合うというような面白事案もありました。
行く前から
「繋がりやすい、近い、全てある、同時にある」
そんなイメージの場所で、
海の神様、山の神様にご挨拶して
色々な情報と体験を自分の中で醸成した時間。
リスペクトを感じつつも、すべてが親しい感覚。
ただ楽しく遊んでいると、気づいたら幕があいておめでとうー!な感覚。

元来は神事の際の芸能を意味した「遊び」。遊びで生まれた「間(ま)」には、何だか知らないけれども神様が降りて来る。

遊ぶの語源

そんな文章を見つけて
たしかにそうだったなーと納得の旅でした。

平瀬マンカイのご神事の地

それは奄美1泊後の朝、
朝日を見に海に歩いて帰ってくる途中のトンネルを抜けると
↓のような看板を発見したのです。

謎の看板

気になって調べると、近所にこのご神事の土地があるらしいことが判明しました。

平瀬マンカイは、島津氏が琉球征伐に出る前から行われている五穀豊穣を祈願する祭りです。旧暦8月の初丙の日は、アラセツ(新節)と呼ばれており、稲の豊作を感謝する祭りの日でもあります。
平瀬マンカイは、アラセツの日夕刻に、秋名湾西岸の水辺にある「神平瀬(かみひらせ)」「女童平瀬(めらべひらせ)」と呼ばれる2つの岩で行われます。「神平瀬」には、ノロ役5人が上がります。それと同時に、集落民は新米でできた赤飯を平たいサンゴ石に乗せて、「神平瀬」に供えて家内安泰と豊作を祈ります。一方、「女童平瀬」では、グージ(宮司)役など男女合わせて7人が太鼓を持って登り、「マンカイ」と呼ばれる所作(両手を水平に上げて左右に流して掌を返す)を祭り歌にあわせて行います。

平瀬マンカイ(秋名アラセツ行事)

MAPで位置を見ながら、岩がありそうな方(神社が近い)へと歩いていくと、、
風が急に変わる場所があり、そこを越えると突如浜に岩が現れました。
「写真のあの岩だ!」
それはなんとも言えない雰囲気で、間違いなくここだという確信につながりました。
まずは、ここで感謝の歌と踊りを奉納。
一緒に行ったMちゃんによると、海の向こうが高い波動の音がするとのこと。ニライカナイなのかなぁ〜

節田立神

次に向かったのは、奄美にたくさん点在する立神の中でもパワースポットとして有名な節田立神。
大きい!約20メートルもあるそうです。

節田立神

集落からほど近い沖合いに浮かぶ小島である立神には神様が最初に立ち寄ると言われ、昔から信仰の対象とされてきたそう。

立神の名は1700年頃には既に奄美の各地に存在していた。
航行の指標ともなっていただろうその岩は、奄美大島の沖をぐるりと囲み、まるで外からの邪気が侵入するのを守っているかのようだ。
とある口承によれば、奄美という島はプカプカと海に浮いているのだ、という。そこで波や風にさらわれないために立神が鋲の役割を果たしているのだそうだ。地底にまで届くその神通力によって、太古より奄美は奄美で居続けられていたのだろう。

「立神」のことをなにも知らなかったくせに私は

島をぐるりと、巨石がたくさんと言うことだもんなぁ、すごい!
海から集落に神様が来るという信仰も面白い。
さらに立神が移動するという噂もあって、面白すぎる。

そして、どこの集落も「やっぱり、どこから見てもうちのが一番じゃや!」と言ってるとかいう、そんな情報に自然と私の顔もニコニコ。
奄美は海の神様と親しいんだな〜
でも私自身は近づく気にならず奉納組を見送り、岩の上で寝転んでお昼寝。

その後、みんなを待ちながら砂浜に座っていると
どこからか太鼓の音が「ドンドン!」と二回。

あたりを見渡しても太鼓を持っている人は見当たらず、
聞こえているのも私ともう一人だけ。謎の音でした。

太鼓の神様がきたのかな?

そんな中、奉納組はというと、立神の下まで辿り着き、無事に歌とフラを奉納。
後で聞いてびっくりしたのですが、
フラを踊っていると、2人の女性が現れ、
「それ、あの曲ですよね、私たちも一緒に踊っていいですか?」と言い、
5人で立神を囲んで踊ることになったんのだと言う…

なんちゅうミラクル。。。
そんなことが起こる島なのですね。


湯湾岳 登山

お次は標高694m 湯湾岳。
宇検村から1時間登山するルートを選んだものの、この時すでに16時前。
役場の人に「現地の人は夏は行かないよ、17時以降はどうかな〜」と言われながら、いざ出発!
(20分歩くと着くイージールートよりもこちらを選んだ我々)

ここは古くから霊峰としても崇められ、奄美を開祖した奄麻美古(あまみこ)と志爾禮久(しにれく)という二神が降り立った場所。
登山道の始まりも美しく神秘的。

登山のはじまり


湯湾岳は、雲霧林で霧に包まれることが多いそうで、
この日も晴れているのに、森の中はしっとり。
あたりが白く煙っているんだか、自分のメガネが汗で曇っているんだかわからないまま。
足元はところによっては水溜りになっており、靴がずぶ濡れに。
(装備には気をつけて)

森の柔らかな光

様々な動物たちの鳴き声と、植物たちの存在を感じながら(ハブにも気をつけ、蜘蛛の巣を払い除けながら)進むこと1時間。
少し怖いと畏れを感じるような場面も何度かありました。。。
その度に歌を歌って進みました。
やはり空気が全然違うのです、ご神域。
汗だくでたどり着いたそこは、山頂付近広場(ターサ)。
そこにある祠に無事ご挨拶しました。

そこから、もう少しだけ上にいき、みんなで声をだし感謝の歌を奉納。
「ここには神様がいる」そんな雰囲気をビンビンに感じ取れる山でした。

ターサ付近は、集落の方達が祠を綺麗にお掃除している最中で、
この山を本当に大事にしていることを感じ、
軽々しい思いで踏み込んでほしくないだろうなと感じ取り
感謝をいっぱい込めて祈った後、サッと下山。


行きよりも帰りの方が早く感じました。
駐車場まで戻ると美しい太陽が待っていてくれた!
(にしても日が落ちていなくてよかった!時間には気をつけよう、、)

ご褒美だ〜!!!

さぁ、海の神様、山の神様へのご挨拶が終わりましたよ〜
ありがとう、奄美!
というところで、次に続く。。。

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