先週の出資情報(1003/1008)
こんにちわエクおです^o^
さあさあまだまだドライパウダーによる出資は続々とありまっせー!
先週も色々なドラマがありましたが
アマナイメージ買収したVisual Bankさん
比類なき計画性を感じますね。
資金調達と同時に買収という
スタートアップとしてのスキームもおもしろい!
さて、行ってみましょう♫
①日本初のCBD商社 wellcy(ウェルシー)
第三者割当増資にて4,100万円の資金調達を実施
引受先
・株式会社DONUTS
・株式会社SEEKER CREATIVE STUDIO
など14の法人及び個人投資家
〈どんなサービス内容?〉
CBDとは:「カンナビジオール」の略称で、大麻草から抽出されるカンナビノイドという成分のひとつ。幻覚作用や依存性がなく、不眠、不安状態の緩和、痛みの緩和、集中力に一定の効果があるという報告があります。
ウェルシーは、現在、国内外大手CBDメーカーと8ブランド提携して、阪急百貨店、ムラサキスポーツ、大手美容室・エステ、大手卸会社など多くの店舗・企業と取引開始しています。
同社は、今回の第三者割当増資で調達した資金を用いて、インフラ整備・ショールーム開設・人員採用・新たな事業領域にも参入してCBDのトータルソリューションカンパニーになって参ります。
〈出資時の決め手〉
公開無し
news reference
② 『Visual Bank』創業、総額21億円の資金調達を実施。
かなり面白いスキームです!
マネタイズはおそらくこれからでビジョンとしては創造物の価値が最大化・最適化される社会を目指すべく創業。
その第一弾として
調達と同時に、1984年の創業以来一貫して高品質な写真・イラスト・動画素材などを販売してきた株式会社アマナイメージズの全株式を取得し、100%子会社化
面白いのは
本取り組みは、創業と買収を同時に行う「Entrepreneurship through acquisition (ETA:買収を通じた新しい起業)」の形であるという点。
ETAの中でも、Self-Funded型サーチモデルを起点とした本邦初のストラクチャーであり、中長期的な成長を促進できるよう、経営者持分がマジョリティを保持する株主構成を実現しています。
引受先
・ベンチャーキャピタル
国内最大級のベンチャーキャピタル「インキュベイトファンド」
to C特化のベンチャーキャピタル「W fund」
アジアを中心に展開するグローバルベンチャーキャピタル「Headline Asia」
・事業会社 / CVC
「フジ・スタートアップ・ベンチャーズ(FSV)」
芸能事務所の「株式会社ワタナベエンターテインメント」
シナジーマーケティング創業者である谷井等氏がプリンシパル投資を行う「ペイフォワード」
・個人投資家
ワタナベエンターテインメント会長の吉田正樹氏
ANKER JAPAN創業者の井戸義経氏
サウスゲイト法律事務所 創業者の木下万暁氏FROSK創業者の中尾憲一氏
Welby創業者の比木武氏、藤川剛史氏、赤堀友紀氏
・融資銀行
株式会社みずほ銀行
〈アマナ買収の背景と今後の取り組み内容〉
アマナイメージズは、フォトグラファーやイラストレーターをはじめとする著作権者などの「創り手」から、創造物を預かり、守りながら、良質な素材を求める「使い手」と引き合わせるストックフォト事業を38年間にわたり育んできた会社です。
映像領域において、「文化価値」と「経済価値」を接続する事業を生み出してきた先駆者と言えます。
同社ビジネスモデルの特徴は、「著作権者などの許諾する条件範囲(価格・用途・期間等)のもと、高品質な著作物の自由な取引」を実現した仕組みにあります。
今後は、この仕組みを活用・発展させ、取引時に発生する煩雑な権利関係の整理、及び創造物のアーカイブ化、そしてその先の資産化に寄与できるサービスを輩出していきます。
〈出資時の決め手〉
フジスタートアップベンチャーズ
FSVは、これまでもFMHグループとの事業シナジーが見込まれるスタートアップ企業への投資を行ってまいりました。 本件を通じ、『Visual Bank』のコンテンツ領域での幅広いビジネス展開を支援してまいります。
③ ドクロ缶入り飲料水販売、資金調達で評価額7億ドル-リキッド・デス
ユニコーン入り🦄!
最新の資金調達ラウンドでは企業価値が7億ドル(約1010億円)と評価された。
サイエンス・ベンチャーズが主導した同ラウンドで、イベント会社のライブ・ネーション・エンターテインメントや
コメディアンのホイットニー・カミングスさんなどから7000万ドルを集めた。
〈どんなサービス内容?〉
ただの水でもかっこいい缶に入っていれば普段よりおいしく感じることもある。
カリフォルニア州サンタモニカで創業の同社によると、今年は既に売上高1億3000万ドルの軌道にある。昨年は4500万ドルだった。同社は缶ビールのように見える缶に入った飲料水を販売し実店舗、オンライン、コンサート会場で提供。現在ではフレーバー付き飲料も販売している。
リキッド・デスはノンアルコール飲料を、従来のペットボトル入り飲料水よりも魅力的で環境にも優しく見える形で販売することに機会を見いだしている。
共同創業者で最高経営責任者(CEO)のマイク・セサリオ氏は、同社の缶が製品を「ビールやエナジードリンクのように、楽しく不健康に見せていること」が成功の一因だろうと語った。
今までに集めた資金は1億9500万ドルに上ると同社は説明。新規株式公開(IPO)も徐々に視野。
〈出資時の決め手〉
サイエンス・ベンチャーズの共同創業者
ピーター・ファム氏
消費分野での成功はしばしばマーケティングの才能に左右され、セサリオ氏はそれを持ち合わせていると指摘。
「消費者はスマートで、自分たちに売り込みがかけられていることを知っている。だから、消費者にウインクして、うなずき、相づちを打って楽しもうよと言うのだ」と語った。
④ 障がい者特化型の仕事受発注プラットフォーム「NEXT HERO」を運営するヴァルトジャパンが資金調達を実施。累計調達額は7.4億円に
〈どんなサービス内容?〉
「就労困難者の大活躍時代をつくる」をビジョンに、障がい者等の就労困難者に特化した仕事受発注プラットフォーム「NEXT HERO」を運営しています。
当プラットフォームは、障がい者等に就労の機会・訓練を提供する”就労継続支援事業所”(1.5万事業所超)と、事業所を利用する障がい者の得意な仕事や、労働供給力等についてヒアリングを行いデータ化し、そのデータを基に民間企業や官公庁等から受注した仕事を就労継続支援事業所に最適に分配するサービスです。
「NEXT HERO」サービスサイト: https://www.valt-japan.com/next-hero
■解決すべき、障がい者等の就労困難者雇用の課題
日本には障害者雇用率制度(従業員43.5人以上に2.3%以上)があります。
しかし、法定雇用率を達成している企業の割合は47%(前年は48.6%)、生産年齢人口の18~64歳の未就労・非直接雇用者数は約280万人と、障がいや難病のある方誰もが企業へ就職することは難しいという状況です。
その内、企業に就職していない約37万人の障がい者が、福祉的な支援を受けながら就労・訓練しています。
しかし、このような事業所で働けたとしても報酬が低く、当事者が自立した生活を送ることは非常に難しいのが現状です。
就労支援事業所それぞれの平均月収は、
就労継続支援事業所A型(雇用型)が76,925円、
就労継続支援事業所B型(非雇用型)が15,776円。
移行支援事業所は就労訓練や実習が主となるため報酬が発生した場合のみ支払われるという仕組みになっています。
このように、障がい者の賃金向上や就労機会の増加、多様な働き方が、社会的な課題となっています。
また、定型発達でも発達障害でもないが発達障害の傾向のある「グレーゾーン」と呼ばれる人たちは、障害者手帳を取得できません。
そのため、障害者手帳を取得している人と比べて、受けられる公的機関のサポートが限られてしまいます。
当社は「NEXT HERO」を通じて、障がい者やグレーゾーンの方々を含む、就労困難者の賃金向上と就労機会を提供してまいります。
〈出資時の決め手〉
Headline Asia
Principal / IVS CEO 島川 敏明 氏
小野さんとの出会いは去年栃木県の那須で開催したIVS LAUNCHPAD。登壇者の中でも一際、情熱的なプレゼンをしていたのがとても印象的でした。
VALT JAPANは障がい者の就業を支援するという社会的意義とスタートアップとしての成長性も併せ持っています。
日本にはまだまだ障害者や事務所が活躍できる方法=市場があるはずです。Headlineのもつグローバルな知見や新しい雇用を生み出してきたスタートアップビルディングの経験を元にご支援に尽力して参ります。
news reference
以上です!
Visual Bankのような新しいスキーム考えるのは
起業家にとっても枠を超える意味でとても良い設計かと思います。
今週もやりましょう!
さて、今から結婚式です笑笑