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【お笑い】ツギクル芸人グランプリ 2024

これまであまり見てなかった大会です。
気にしてなかったのですが、テレビでたまたまやってたので見ました。

大会概要は、ピン芸・コント・漫才など ジャンルを問わず、今後の芸能界でスターとなり活躍が期待される芸人を発掘することを目的とし2019年より開催されているようです。

顔ぶれを見ても、ツギクルというだけあって、Equinoxは知らない芸人が
多かったです。ネタのレベルもツギクルかもしれないということで、
言い換えると"マダキテナイ"内容の方も多かった気がしました。

各ブロック成績

マルセイユはAブロックを勝ちあがってます。ネタは鍵を探すという内容で、要所要所のボケはあって面白いのですが、個人的に爆発するようなものはなかった気がします。

スタミナパンはすべてにおいて力不足。ほぼ笑えませんでした。この手のタイプのコンビだとタイムマシーン3号のようなデブネタするかなと思ってましたが、自分たちが活かせるものとネタ全体のバランスなどを掘り下げる必要があるかと感じます。

ひつじねいりは中年がラグビーを始めるというものでした。中年ならでは問題点などをうまくボケる点は良いのですが、残念ながら予想を超えるようなボケがないことで、爆発するような構成になっていない点が課題ですかね。

Yes!アキトは個人的に好きなんですが、今回はまったくおもしろくなかったですね。内容が万人が知っている知識ではないのが原因だと思います。もう少し身近なネタでのボケ連発だと良さが活かせると思います。新しいタイプの半身浴は良かったですけどねw

キャプテンバイソンは実はこの大会で最も評価できた芸人です。クールな感じから突拍子もないことを言うスタイルは、これまでにもいましたが、雰囲気が出ていましたし、場面設定とボケの内容の組み合わせに将来性を感じました。もう少し腕を磨けばM-1見えてくる器だと思います。

ポテトカレッジは男女コンビで、キモさを売りにしてます。
南海キャンディーズのようなスタイルですが、女性側が強いスタイルですね。設定などは悪くないのですが、キモさを追求するにはもう少し踏み込んだ設定が必要に思えました。あとは女性側のツッコミが、声が大きいだけでうまさが足りないと感じます。まだ成長できるコンビだと思います。

えびしゃは3人組のトリオで、"入れ"と"帰れ"が聞き分けられないという内容でした。すごくシンプルな内容ですが、実際に聞き分けづらくしゃべっており、会場を巻き込んだ笑いは良かったと思います。ただこれを最後まで引っ張るにはパンチ不足な印象で、広がりがなかったのが残念ですが、こういうシンプルなネタに焦点を当てられるのはセンスだと思います。

素敵じゃないかは動物と話せるようになったらという設定。
空想上の話になりますが、誰しもがイメージしやすい設定は良いと思います。ちょっとやさぐれた動物が人間に物申す的な内容ですが、
予想を超えない範囲の笑いだったのが敗因だと思います。

群青団地は先輩に車で送ってもらうが言葉聞き取れないことでのズレを
笑いにするという内容でした。えびしゃが似たような設定をしていた後でもあり、初見にしては笑いが取りづらかった不運はあったと思います。
ただ内容もそれほどレベルが高かったわけではないので、結果は変わらなかった気もします。

ネコニスズはお年玉をもらうのをリズムネタにしたました。見た目はキモさを売りにしている感じもありましたが、ネタの中身で勝負している感もあり、なかなか良かったですが、パンチ力が足りませんでした。まだ成長できそうな雰囲気がありますので、もう少し見守りたいと思います。

ツンツクツン万博は恵方巻の髪型をしている不思議学生ネタでした。
設定がぶっ飛んでいるので、内容次第となりますが、残念ながら全く良さがわかりませんでした。オチのヤンキーだからの部分も意味不明だったので、お笑い脳が高くないコンビに思えました。

センチネルはバードウォッチングネタでした。ハーフの見た目を活かせなてないことがポイントかと思います。やはりお笑いは掴みも大事で、せっかく見た目で差別化できているので、そこを起点に話を広げるスタイルができたら、もっとおもしろくなれると思います。

金澤TKCファクトリーは個性的なピン芸人です。閉店間際のお店での店員とやりとりという設定でした。ちょっと変な店員が相手という設定はおもしろく、ぶっ飛んだ返答に興味を持つという内容も良かったですが、オチが信頼されて通されるというのは、内容的に無理あったかなと感じました。ただ着眼点と会話の発展のさせ方は良かったです。

豆鉄砲はハンバーグを中心としたネタを展開してましたが、どれも小粒なもので、大笑いが起きる要素が見当たりませんでした。視野が狭く、着眼点の訓練が足りてないのが伝わってきました。ボケ方やツッコミにも特徴がなく、ネタ次第になるコンビなので、かなり苦労しそうな気がします。

エバースは見た目の印象は飛石連休でした。プロ野球など○○+野球という感じで言葉作られているのに、自分の肘は野球肘と言い張る設定で、その違和感を様々なテーマで検証していく内容。目の付け所は良いのですが、1つ1つが面白くなかったので、なぜ審査員の票が獲れたかわかりませんでした。

さて決勝戦はエバース・マルセイユ・えびしゃの3組です。

決勝成績

最初のエバースはスマホのやりすぎで人間の知能が低下して、そのうちゴリラに追い抜かれるという設定でした。話のポイントとしては、要所で明日花キララが登場し、オチもそっちで締めるという点は、よくできてたと思います。予選と異なり、凄く良かったので、こちらが実力だと思いたいですね。

2番目マルセイユは、泥棒とUNOのドロフォーを掛けるようなネタ展開でしたが、個人的には爆発力に欠ける印象でした。しかし審査員の評価が高めだったので、一般ウケする内容なのかとも思います。

ラストはえびしゃ。ゲームのキャラクターになりきって、誰かに操作されるという設定で、雑魚キャラを入れて、それが雑に扱われる点を笑いにしてました。この辺の設定は他の芸人も取り上げていますが、笑いのポイントに
個性が出てますね。ただオチはあまり良くありませんでした。

全体的にまだまだな感じはしますが、これからを思わせる芸人も何組かいて、楽しみが増えました。機会があれば別のネタもチェックしたいと思います。

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