今クールのドラマで一番泣いたかもしれません。
派手さはないが、非常にクオリティの高いドラマでした。
杉咲花さんの出演する作品はこれまでいくつも観てきましたが、本作は彼女の作品の中で、分岐点となるような傑作となるのではと思いました。
作中で杉咲さんのそばかすが目立つシーンがよく登場するのですが、
メイクし忘れたのかなと思っていたところ、本人の意思だと聞きました。
女優という職業をしている方で、このような考え方をされている方は珍しいのではと思うと同時に、素敵だなと心の底から思いました。また演技自体も
若葉竜也演じる三瓶友治との距離感や話し方が独特の雰囲気を醸し出しており、彼女にしかできない演技をしていたと感じました。
このドラマでの発見はもう1つ。若葉竜也という俳優です。恥ずかしながら
これまで知らなかったのですが、個性的な役柄を自然な形で演じており、
杉咲花との掛け合いも絶妙でした。今回の杉咲花の演技を際立たせた要素の
1つは、若葉竜也の演技があることは注目ポイントだと思いました。
ストーリー的に川内先生の記憶障害の原因がノーマンズランドにあるという
ことがわかってから、最後は三瓶先生がなんとかするだろうと思っていました。そこを大迫先生と二人掛かりで乗り切るだろうと読んでいた点がそのままだったのが、唯一の残念な点でした。かなりオーソドックスな展開で、
あまり意を突くようなものはありませんでしたが、それを超えて感動できる
作品に仕上がっているところが最高です。
ちょっとネタばれしてしまってますが、ぜひ皆さんに見て欲しい作品です。