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春ですね(日記)

引っ越しのあれこれも落ち着いて、ようやくひと段落できそうなのですが、今度は仕事が年度末繁忙期のピークに突入してしまって、結局相も変わらずバタバタと過ごしています。気づけばエアコンを使う機会もだいぶ減ってきました。気晴らしに散歩に出てみれば、早咲きの桜がちらほらあったり。

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近くの公園へ行ってみれば、地図で見た以上に本格的な森…というか雑木林だったりして。横浜、山を切り拓いたあたりは宅地のなかにこういう鬱蒼とした里山やのどかな田畑がポンポンあるのが東京とは違うところです。

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確定申告2021

今年も確定申告を倒しました。e-Taxを使った青色申告ももう9回目なので、いい加減慣れたは慣れたんだけど、ただただ気が重い仕事です。自営業にとってはたくさん稼いでいるほどたくさん持って行かれるし、あんまり稼いでいなくても手間は同じだけかかるので…(それでも、源泉徴収されている仕事がいくらかあるから、結果的にまだ多少は戻ってくるのが救い)。

申告自体は全然大変ではないんですよ。税務署の窓口へ行かなくていいし、マイナンバーカードになってから電子証明書の有効期限も長くなったし、しかも今年からChromeブラウザも対応するようになったから、手順さえ分かっていれば数十分で終わる作業。

なんだけど、その申告書を作る前の帳簿作成が大変で…。仕事の案件リストと銀行の入出金明細とクレカの明細とにらめっこしながら、経費と私用の出費を分けてバリバリ仕訳しながら記帳していってみたいな会計仕事に、毎年だいたい2日はとられる。でも、わたしの程度の規模の事業の場合、税理士さんに頼むほどのことでもなく、自分でやったほうがコストもかからず知識もつくので、めんどいな~と思いながらやっている。

まだ自分のことだからできるけれど、他人の会計の世話なんか絶対したくないし、これを仕事にしている人は偉いなといつも思う。料理人も美容師さんもお医者さんも引っ越し業者さんも、自分ができないとかやりたくない仕事を、お金さえ払えばやってくれるってすごいことですよね。自分の仕事もまた、誰かにとってはそういう仕事なのだと思ってやっています。

バーチャル山登り

ところで、最近Oculus Quest 2の新作ゲームにThe Climbというバーチャル山登りゲームの続編『The Climb 2』が追加された。

これは両手のOculus Touchコントローラを手に見立てて、足場もないような崖を踏破していくというゲーム。山や都市といった異なる景観を舞台に、頂上へ至る複数のルートを選択しながら、タイムを競って登っていく。

で、これが実際やってみるとなかなかハード! 体の動きとしては、壁や天井の雑巾がけを連続で10分とか20分とか行う動作なので、普段さほど使わない二の腕やら背筋がピキピキ言ってくるのがわかる。

見た目ほどの高所のリアルさの実感はなく、怖いとは思わないんだけど(VRに慣れてしまっただけかもしれない)、それでも1ステージ遊ぶと手足にじっとり汗が滲んでしまう。何よりこのゲーム、グリップするときの音やプレイヤーキャラクターの息づかいの表現が細かい! カジュアルモードとプロフェッショナルモードがあり、後者は片手でグリップ可能な時間に制限があったり、大ジャンプや捕まると崩れてしまう足場との戦いがあったりで、だいぶ没入感はあります。

3,000円くらいのゲームで、かつPC不要の完全スタンドアロンのQuest 2向けタイトルだから、本体と合わせてもPS5より全然安くこれだけのVR体験ができるの、取っ掛かりとしてすごくいいなと思います。

御伽原江良さんのこと

バーチャルライバー、御伽原の江良ちゃんが3月10日に「にじさんじ」を卒業しました。活動2周年を区切りとする最後の配信も、彼女らしくあっけらかんとした明るいもので、こんな終わりかたもあるんだなと思った。

にじさんじの多様性を体現するようなライバーさんでした。おそらくは「江良ちゃん」のロールプレイが剥がれた「ギバラ」ちゃん、というのがパブリックイメージだったわけだけど、彼女の配信を観ていた人は「ギバラ」もまたロールプレイに過ぎなかったことを知っている。不本意だったVtL両国のあとに泣いちゃった配信も見てるし、デトロイトやゼルダみたいな長時間ゲーム配信で滲んでしまうやさしさも知っている…。わたしはメンバーではなかったけれど、メンバー限定配信を追っていたファンなら、きっともっといろんな一面を知っていたんだろうなと思います。

だから、最後の配信のなかで普段のようにけらけらと笑う彼女が、実は御伽原江良として努めてそのように振舞っているのであって、たぶん引退の決断に至るまでのいろんな感情を飲み込んで、敢えてそうしていることも分かってしまう。活動中は配信頻度にも波があったし、ほかのライバーとの関わりも極端に少ないタイプのライバーさんだったから、余計にそう感じるのかも。デビュー時からの不遇を乗り越えて、それでも強くなって、彼女自身の力で勝ち取った2年間だったのだ。

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ファンアートでは、そういう前へ進む強さを持ったギバラちゃんを描きました。

好きな配信はたくさんあるけれど、YouTubeの動画もTwitterアカウントも削除する方針のようだし、ここにリンクを貼っても消えてしまう。電子存在の儚さを感じます。3Dお披露目配信も、リングフィットアドベンチャーも好きだったし、戌亥とのコラボやお出かけ話はいつも好きだった。2019年のクリスマスイブの夜に、渋谷のライブカメラを同時視聴しながら延々と悪態をついている配信は笑ったな。

いつかどこかの街中で、あのけたけた笑う声や腹から絞り出すような叫び声が聞こえたらきっと振り返ってしまう。御伽原江良であったあの子が幸せでありますよう!

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