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テクノ新譜試聴メモ:2023-09
PWCCA - Telepathy [Signal]
スペインのPWCCAの新譜がDrop-EのレーベルSignalから。シリアスなヒプノ系ダークテクノ6曲入りEPのなかで、Downwardsっぽい雰囲気のある歪んだアルペジオのリフがかっこいいこの曲が推し。6拍のループが絶妙な前のめり感を生んでいる。最小限の抜き差しはあるのであとはDJでうまく使ってねという感じです。
Developer - Cobra Groove [Developer Archive]
相変わらずのハイペースでツールトラックを量産しているDeveloperのソロプロジェクト、Developer Archiveシリーズの15番から。これは久々にハマった超骨太なグルーヴ。こういうバシッと決まったワンループがあると他にもう何も要らなくなってしまう。好き。
Albert Salvatierra - The Soul [Elart Records]
Albert Salvatierraのアルバムは宇宙をテーマにしたコンセプチュアルな内容。わりと明るく分かりやすいハードテクノでどの曲も良くできているけど、個人的にはラストの"The Soul"という曲が良かった。I Hate Modelsのようなメランコリックな今風のアッパーなテクノ。というかベースラインがないだけでほぼトランスのような感じもありますね。
KØLPØS - Superficie [Unterwelt]
ブエノスアイレスのアンダーグラウンドレーベル、Unterweltのコンピレーション"Isometric View V.A. Vol.II"からKØLPØSの新曲。サイン波の不穏な半音階的な上昇音型の反復が、やがてランダムなパターンで点滅し始める。じわじわハマっていく沼トラック。
Lidvall - Touch it [Unterwelt]
同じコンピからLidvallのこの曲も良かった。変則キックの生み出すダブ感と、重厚なシンセスタブの応答が気持ちいい。Lakejのトラックも収録していて、よく知らないけれど今後の動向が気になるレーベルです。
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Spotifyのプレイリストも更新しておきました。
「テクノ新譜試聴メモ」は、R-9が習慣的に行っている新譜チェックのなかから、気になったトラックについて個人的な覚え書きを残しておくものです。原則としてBeatport上で当月内にEPないしアルバムとして新規にリリースされたものが対象。ピックアップは楽曲単位、またはEPやアルバム単位でも紹介しています。
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