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秋の深まり(日記)

散歩しながら、四季のなかでなぜ秋だけが「深まる」のかぼんやり考えていました。春や夏が進んでも、あまり深まっていく感じはしない。同じ時間軸上の遷移に対してならば、夕闇や夜は深まると言いますね。知識や理解、友情や愛といったものも深まっていく。単純に「深い」ところへ進んで明度が落ちていくというよりも、それに伴い感覚が鋭敏になって解像感が高まり、むしろ色彩が濃くなっていくイメージなのかな。

近年は、10月11月といえばハロウィンからこっち、やれクリスマスだ年末だと目まぐるしく過ぎ去りがちな時期ですが、せっかくなら微細な変化を楽しみながら生きていきたい。日々、暇をみて散歩道へ出てみては、さまざまなグラデーションを集めるなどしています。

スマホで撮る紅葉の写真といえば、素人なりにこんな記事を書いたこともありました。3年前の記事です。

Googleフォトはこのときから更にAIレタッチが良くなって、紅葉のような特殊なケースでも、「ダイナミック」フィルタがかなり撮影者の意図を汲んでくれるようになった印象です。ちまちまレタッチするのも楽しいのですが。

ブラックフライデー何買った?

Amazonに限らず、あちこちのショップでセールの始まる時期。ただ、いざ始まってみると物価高や円安の影響もあってか、言うほど安くなってる?みたいになってしまって、例年に比べて財布の紐は硬くなっているかも。本当に必要なものかどうかの判断が難しい。難しくない?

結局、思ったより買うものがなくて、いつかはと思っていたAbleton Live 11(音楽制作ソフト)のライセンスをこのタイミングでStandardからSuiteへアップグレードしてしまいました。ちょうどブラックフライデー合わせで、20%オフと、今買うと次バージョンのLive 12へのアプデが無料になるとのことで。年明けにはやはり円安のあおりで一定の値上げが予告されているようなので、これを逃すとずっとSuiteにするタイミング見失うと思って…。

DAWは長らく別のソフトを使っていて、個人的にLiveへは10で舞い戻ったんだけど、やっぱり使いやすい。これで行こうという気になった。あまりVSTインストゥルメントも持っていないので、Suiteにして一挙に増えたLive内蔵シンセで頑張ってみようと思います。曲作るぞ。

あと、これもブラックフライデー関係あるのかないのか、final系列のREB(レブ)という新しいブランドから出た「GEAR01」というBluetoothイヤフォンが良さそうだったので買ってしまいました。もともと系列ブランドagのBASS2というのが気になっていたんだけど、それに近いドンシャリ傾向だというので、人柱の気分で。

finalは地味にE500、VR2000、COTSUBUと低価格帯のものをいろいろ買っていて、どれも好きなのでこの新しいやつも楽しみにしていました。まだ今日届いたばかりでじっくり聴けていないのですが、なるほど低域の情報量が多く、かといって普段使いしているAnkerのLiberty Neoのように相対的に中高域が籠っているような感じもなくて、テクノが楽しい感じの音です。ノイキャンはエアコンのような低い持続音には効果覿面である一方、換気扇のような風切り音に対しては体感10kHz以上の高域への効果がいまひとつで、使いどころにクセはあるかも。

ゴジラ見てきた

気になる映画はいろいろとありつつも、若干遅れてこの前の週末にやっと『ゴジラ-1.0』を観てきました。前評判のとおり、普通にエンタメしてておもしろかった。意外にいいじゃん!

意外にというのは、邦画特有の演技のクサさとか、演出としてずっと怒鳴っているのとか、はたまたマイナスワンを「-1.0」と表記するみたいなしゃらくささを踏まえてのこと。わたしは映画の好みとしてこういった過剰演出がゆえに邦画を避けがちなんだけど、それを差し引いても全然おもしろかったので、観て良かったです。

主役の敷島さんのがとにかく立て続けにひどい不幸に遭い、ずっと目が座っているのと、最序盤から出し惜しみせずにゴジラが出まくっており、明るいところで大いに暴れるのが特に良かった。時代設定上、背景小物に至るまで何から何まで作り物だというのに、もっともらしく見せる映像の魔法が散りばめられていて楽しめた。すごい虚構を作る人たちがいる。

にじさんじの新人さん

11月21日、にじさんじから新しいライバーさんが3人デビューしましたね。

今回は、三者ともににじさんじの養成所に相当するバーチャルタレントアカデミー(VTA)出身のライバーさんのようで(ひとりは名前を変えてデビューしている)、ときどきVTA時代の配信を見ていただけに嬉しくなった。

VTAでは今年いろいろあり…かつてのように、卒業とともににじさんじ配信者デビューとはいかなくなってしまいました。例えばオーディション番組や、それに類するリアリティーショウであれば、養成所の選考の過程で誰が受かって誰が落ちるかといったことをエンタメとして見せるけれど、それすらない密室デスゲームを外から見ている感じ。今年前半まで毎週配信していたのに、名前が消えたきりで消息不明のVTA生がまだけっこうな数いる。

なかでも、特に期待していて以前このnoteでも触れたことのあるVTAの子が、既に別の箱からデビューしていたのを知って、何とも言えない気持ちになりました。才能を生かして世に出ることはどんな形であれ応援したいんだけれども、同じ環境でしのぎを削り、かたやデビュー配信に5万人が集まる箱で、かたや500人とかなわけですよ。今どきのVTuberの立地条件の厳しさに、他人ごとながら人生のさまざまな道の分かれ目を感じてしまう。もちろん、何が幸せかは人それぞれ。

そんななか、イチ押しはVTA時代から一目置いていた栞葉るりさん。

古典文学に造詣が深く、いずれ全人類に枕草子を読ませて破壊すると豪語していたかつての勢いそのままに、好きなことを語り尽くす系のライバーさん。30分間の初配信と、それに次ぐスカイダイビング体験レポ雑談にある程度魅力が凝縮されていると思います。

個人的にVTuber文化…というかにじさんじへの入りかたのおすすめとして、そのときデビューしたライバーさんを一緒に追っていくというメソッドがあって、とりわけゼロから少しずつコラボ配信の輪が広がる様子を三人称視点で応援できる、関係性コンテンツならではの楽しさがあります。

その意味で、わたしがにじさんじを見始めたころにデビューした夜王国の3人が最近ちょうど4周年を迎えたことでも、なんだか時の流れを感じる。こんな記事も書いていましたね。なつかし!


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