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FlexiSpot EB2 スタンディングデスクを買った

長時間連続での座り仕事が腰に良くないなというのはずっと思っていて、いずれは電動昇降機能のあるスタンディングデスクを買うつもりでした。仕事だけならともかく、趣味も余暇も大半は座りっぱなしなので…。もちろん、いい椅子を使うことも大事なんだろうけど、それに加えて立ったまま作業できるというオプションがあるならそのほうが良さそうだなと思った。

できるだけ天板が広く、シンプルなものが欲しかったので、初めは引っ越しが終わる4月に合わせてIKEAのBEKANTを購入するつもりでした。ところが、その少し前から7月の今に至るまで国内倉庫の在庫がまったくないという状況で、再入荷も未定とのこと。テレワーク需要で異常なほど売れているというのは聞いていたんだけど、これほどまでとは。

この間、代わりのデスクでどうにかやり過ごしてきたものの、さすがにこの先ずっと見通しが立たないのも困るので、第2候補であったFlexiSpotの電動昇降デスクで手を打ってしまうことにしました。

なぜFlexiSpotにしたのか

そもそも、今現在国内で買いやすい電動昇降デスクって実際あまり選択肢がなくて、調べてもよく話題に上がっているのはIKEAかFlexiSpot。最近ではニトリや山善でも出ていますが、実際にホームセンターなどで触って比較検討したところ、安いものはそれなりに安定性に難があったり天板サイズの展開が少なく小さかったり(120*60)とかで、今回の選択肢からは外れる。

BEKANTデスクは店頭サンプルを触ってみると高い位置にしてもある程度しっかりした剛性があり、デスクトップの標準が160*80で広々使えて良さそう、質感も良くなおかつ6万円弱というのが魅力でした。

一方、FlexiSpotはプロモーションに費用をかけているのか、商品提供を受けたブロガーやYouTuberのレビュー記事が大量にある。もちろん自腹のレビューも多いんだけど、なにしろ通販のみで実際の商品を見られないものだから、どこまで信じていいものか分からない。複数のモデルから好きなフレームや天板を組み合わせることができる自由度が特徴で、しかもセットによってはIKEAよりも安く済みそうなのがメリットに思えた。

特にこの2021年モデルの「EB2」はセール中で、電動昇降フレームのみ3万円、大きめサイズの天板を組み合わせても5万円を切るという安さ。ある程度勝手が分かる人なら、天板は別に用意して、DIYなりなんなりでいい感じに組み合わせたらもっと好きにできるわけだけど…わたしは木工にまったく自信がないため、とりあえず今回はオーダーするなら込み込みにするつもりでした。

懸念していた点

最大の懸念はサポートへの不安。特にここ最近買いそろえた家具や家電ではいくつか初期不良を引いており、まして電動昇降デスクは(質量的に)相応に大型の買いものになるわけで、何年保証みたいなのがあるならその点も重視したい。

FlexiSpotの電動昇降スタンディングデスクにはモーターを含むフレームに5年保証があるとのことだけど、調べた限り電話やメールのサポート対応でトラブった例がいくつか挙がっており、その点は気になる。

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さらに不安になるのがWebサイトの日本語がちょいちょい怪しいところで、どうもその感じで大丈夫…?みたいなノリがある。要するにお安い中国製品のいつものやつなのだ。

加えて、目星をつけたEB2というフレームが出て間もないこともあってレビューがまだ全然少ない。唯一、下記の記事はBEKANTとの具体的な比較があって大変参考になりました。

で結局、自分の用途だとEB2が最適でコスパも良さそう(浮いた予算でモニターアームとかが買える)となり、ともかく購入してみることにしました。天板は、カラーはブラックで選択できる最大サイズの140*70を組み合わせて、消費税・送料込みで46,200円。

金曜日に公式サイトで注文して、土日を挟んで月曜には出荷連絡が来て、火曜に届いた。在庫があれば対応はめちゃ早い。運送業者は佐川でした。

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組み立てた

話に聞いていた通り、電動昇降フレーム部分は相当な重量がある。それでもEB2は25kg前後と上位機種と比べても10kgほども軽く、その点もまた設計上の不安はないのか、微妙に気になるところ。とりあえず組んでみるしかないので、やってみます。

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そしたらもう早速、ビーム(天板の中央を横断する骨組みパーツ)の8本あるうちのネジの1本がついてなくて緊張が走った。幸い、このネジは天板の大きさに合わせて伸縮するビームの位置を固定するためのもので、強度や荷重には関係しない部分だから、1本くらい無くても…とりあえずは…大丈夫。普通のM6六角ネジなので、気になったらあとでどうにでもなる。

組み立ては特に難しくなく、付属のマニュアル(やはり所々日本語が怪しい)を見ながら、電動ドライバーを使って1時間くらいでできた。天地ひっくり返した状態で進めるので、最後に起こすのだけ誰かに手伝ってもらわないと厳しいかも。

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使ってみた

まず、びっくりするくらい普通に使えました。どの高さでも仕事用デスクとして使える十分な剛性があり、ボタンを押してから指定の高さになるまでの動作もかなり速い。EB2はE7のようなFlexiSpotで一般的なモデルと違って、脚部の伸縮が3段階ではなく2段階なんだけど、この点も特に機能・動作上の違和感は感じない。一番低くしたときの高さが73.5cm(天板を含めた実測値は75cm程度)と多少高めになるというくらいです。

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さすがに100cm以上の高さにしたときに左右に押すと多少はぐらぐらするけれど、それでもタイピングのような通常動作で気になるほどではないです。よほど台パンとかをしなければ。

感心したのは、指定の高さに到達する直前で自動的にモーターが減速するところ。要するに、速く上下してゆっくり止まってくれるので、デスクの上にコーヒーをなみなみ注いだカップがあってもまず平気。リモコンのボタンは最新モデルがタッチ式なのに対してこちらはプッシュ式なんだけど、その点は逆に物理的フィードバックがあったほうが誤操作を防げるので、プッシュ式で良かったかな。

気になる点としては、上位モデルにあるケーブルトレイが付属しないから、モーターに繋がる電源ボックスやそこからの配線は自分で邪魔にならないように工夫しないといけない。わたしはとりあえず両面テープや結束バンドでまとめています。

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ブラック天板の質感はこういう感じ。いわゆる梨地加工になっており、木目はありません。指紋がかなりつくから、気になる人は気になるかも。でもまあこの天板も、傷ついたり気分を変えたくなったらこれだけオーダーできるし、何なら別にネジが入る厚さ2cm以上の木の板なら何でもいいわけで、フレームの電動部品がイカれない限り使い続けられるという安心感はあります。どれだけ持つものか、この先使ってみないと分からないけれど…。

というわけでFlexiSpot EB2、今のところとってもいい感じです。理想のデスクが買えました。

(おまけ)立ち仕事用サンダル

椅子に座らずに立った状態でパソコン仕事するのって、今までまったく経験がなかったから、初めて気づかされることがたくさんある。特に気になったのは、フローリングの上に裸足で立って作業していると足がめっちゃ痛くなるということ…! スニーカーを履いての立ち仕事とはまたわけが違って、15分もすればかかとが痺れるように痛くなってきてしまう。これは辛い。

調べると、マットを敷いたりスリッパを履いたりといろいろと対策があるようで、中でもよさそうだったのが「リカバリーサンダル」というもの。

これはソールが柔らかめのEVA素材で分厚く、なおかつ底面が大きく湾曲していて、体の荷重が骨ばったかかと部分に集中しないようにできている。土踏まずが盛り上がっているから、足の中心部でがっちりホールドしてくれる具合になり、わりと長時間立っていても平気らしい。

たまたま近所のホームセンターでOOFOSのコピー品みたいな製品がリカバリーサンダルとして1,700円くらいで売られていたので、試しに買ってみました。しばらくはこれをスタンディングデスク用の履き物にしてみます。

ちなみに、この記事も大半は立って書きました。座るより集中できるかも。

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