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桜も終わって(日記)

4月のあれこれ。

桜の時期は自転車であちこち花見に出かけたので、それを記事にしようと思っていたのですが、みるみるうちに月末になってしまった。今やそのとき感じていたことの残滓のようなものが写真に纏わりついて残るばかりで、大部分が欠落してしまったような感覚。日記はすぐに書いて残さないとだめですね。日記だからね…。

お花見した

4月10日にはいつもの町田市成瀬付近の恩田川へ。ここは両岸数kmにわたって桜がトンネル状に川へしなだれかかっている桜の名所なのですが、高瀬橋という橋の近くに唯一川へ下りていけるポイントがあって、お気に入りのスポットになっている。

散り始めの時期になると、このように排水溝から花びらが吐き出されたあとがあったり、苔むしたところから芽吹いてここだけ完結したビオトープのようになっていたりして、かわいらしい。

翌11日にも時間を作って、市内の花見スポット巡り。いくら今年の開花が遅かったといえども、このあたりからはさすがに葉桜が目立ち始めていましたね。いずれも横浜市都筑区。

年を重ねて

4月は誕生月でもありました。精神面では年々、年を重ねることに対する実感のようなものが薄れてきている一方、肉体的には実感ばかりで、そのひとつが「いつもどこかしら、なんか調子悪い」というもの。首だとか背中だとか、あるいは肩、腰、膝が痛いから始まって、後鼻漏による喉の不調から、飛蚊症の視界のちらつきから、常になにかデバフがかかっている。不定愁訴というやつでしょうか。

健康診断にも行っていて持病らしい持病がない、単に運動不足なだけでいたって健康な自分ですらこうなのだから、わたしより年上の世の大人たちはどれだけ不調を抱えたまま平然と生きていたのかと、今更ながらに感心します。人類みな平等に、どこかしらなんか調子悪いのに頑張っているんだ。かわいいね。

連休へ

横浜では5月の声を聞くとレッサーパンダを吊るす奇習がある。これはよこはま動物園ズーラシアに隣接した「里山ガーデン」の敷地内の鯉のぼり広場で撮ったもの。レッサーのほかにペンギンのぼりとかもある。

連休はこれといった予定もなく、平日のお仕事は今年もカレンダー通りです。そういえば、1月でnoteで呼びかけた仕事募集記事に対しては、これをきっかけにいくつかお声がけいただいて、先日もデザインからコーディングまで包括的にお任せいただいた案件が無事リリースとなり、ほかにも複数動いているところです。

ここへ来てあちらでもこちらでも、前職だとか趣味の繋がりだとか、要するに昔のよしみで声をかけていただくことが続いて、人のあたたかみを実感しています。

買ったもの

前から気になっていたPLogue社のchipsynth SFCが、ゴールデンウィークセールで安くなっていたので買いました。これはどういうものかというと、スーパーファミコンの音源チップをエミュレートしたソフトウェア音源です。

普通に使うと、好きなサンプルを放り込んで使えるマルチレイヤー式のローファイサンプラーのようなものなのですが、chipsynth SFCのすごいところはスーファミソフトのROMから吸い出した音楽データ(spcファイル)を読み込んだうえで、好きなパートの好きな音色をgrabでコピーすると、自動でチューニングしてMIDIインストゥルメントとして使えるところ。つまり、好きなゲームの好きな曲の好きな音を、好きなように鍵盤で鳴らせるのです。

スーパーファミコンの音楽は、ファミコンまでのピコピコ音とは違ったサンプリング主体のPCM音源によるもので、そのいわば音色パレットはメーカーごと、タイトルごとに異なるワンオフのもの。どんなに真似して作っても決して同じ音にはならなかった、FF4のストリングス、ロマサガ1のトランペット、聖剣3のピアノやギターといった特徴的なサウンドが、実機とまんま同じ音で出せる、そしてそれが普通にVSTで使えるのは夢のようなことなのだ。ずっとこういうソフトが欲しかった…!

20年越しとかでZophar's Domain(まだ健在で驚いた)とかでspcファイルを漁ったり、好きな曲のベースラインだけ聞いたり、あるいはパートミュートした即席のカラオケをバックにキーボード弾いたりしていると無限に遊べますね。

買ったといえば、これも以前から気になっていたアシダ音響のヘッドフォンST-90-05を買いました。秋葉原のeイヤホンで税込6,600円。小ぶりでレトロなデザインにしてはよく鳴ると評判で、普段使っているAKGのモニターとは違う用途で、音楽系の楽器やアプリを触るときに気軽に使えるヘッドフォンとして試してみたかった。

聴いてみると、確かに低音に関してはまったく物足りなさを感じない厚みがあり、かといってモバイルユースにありがちな極端なドンシャリ傾向でもなく、楽しく聴けるヘッドフォンだなと感じました。側圧も弱めで軽いオンイヤー型という感じで、メガネをしていても1時間2時間は平気。中域からミッドハイくらいの帯域の解像度は若干甘めで、リズムやベースはともかくこれでウワモノやハイハットの音作りを追い込むのは難しいかも。

用途は違えど、結果的に普段のセミオープンタイプと似た傾向の聴き疲れしない感じの製品で、なるほどこれでこの価格はいいなと思います。おすすめ。


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